
地上学への研究(応用的ランドスケープデザイン)
本特別研究プロジェクトは「SFCを含む遠藤地区のウォーキングコース」の構想と、木製ベンチの制作・設置を行うものです。
「サステナブルでインクルーシブな地域」を実現するための課題として「歩行」は欠かせないものです。カーボンニュートラルなど環境的観点からも、予防医学的・公衆衛生的観点からも、そして地域の共同体の醸成や景観的観点からも「歩くこと」は称揚されます。しかし、SFC周辺地域は休憩施設が少ないために散歩がしにくく、またSFCと周辺地域はあまり歩行者の交流がないのが現状です。本特別研究プロジェクトでは、キャンパスと周辺のフィールドワークによって現状を把握し、専門家のアドバイスを得てインクルーシブデザインに基づいた、交流の場の契機をつくるベンチや椅子をデザインし、プロトタイプとしていくつかのベンチを試作します。完成したプロトタイプは社会実験としてキャンパス内外に設置する予定です。