
春学期の「知識編纂の技法-1」の続編。春学期はインプット中心だったが、秋学期はケースメソッド、翻訳、ライティングの指導やグループディスカッションも取り入れる。現代経済学や経営学の考え方を生かし、「専門知をヒントに、自分の目・耳・頭・感覚で事象を批判的に捉える技法」を体得する。
引き続き国内外から、行動経済学者、元日銀政策委員会審議委員、宗教ジャーナリスト、病理医、経済書翻訳家、財務コンサルタント、核軍縮ジャーナリストなど多彩なゲストスピーカーを招き、双方向の授業を目指す。ほぼ毎回課題提出がある。光る課題には講師やTAからのコメントがつく。
本講座の担当は、朝日新聞記者として約8年、鳥取・京都・大阪でニュース報道に携わった後、経済誌「日経ビジネス」に転じて記者・編集者として国内外の最先端の経済学・経営学を扱う学術コラムの編集やオリジナル記事執筆に20年あまり携わってきた。政策シンクタンク「独立行政法人経済産業研究所(RIETI)」のコンサルティングフェローを兼務し、同研究所のウェブサイトで政策にかかわる経済学や経営学の動向をフォローする「リサーチインテリジェンス」を連載中。日本外国特派員協会(FCCJ)会員。