
講師は多数の企業改革を手掛けてきた経営コンサルタント(元マッキンゼー)。授業前半(1~4回)では先行事例を手掛かりにビジネスモデルの基本概念や技法、またデータ解析が課題解決にどう活用できるか学びます。後半では個人研究もしくはグルワ(2~3人)形式で、各業界や個別企業のビジネスモデル分析や戦略評価を行います。具体的にはデータ分析や実地調査等を行い、毎週1、2回(都内対面ORオンライン、平日夜や土日等)の打ち合わせを重ねながら提言をまとめます。なお個別企業との共同研究を行う場合もあり、その際には交通費や経費などは企業が負担します。
(注)分析結果のイメージは「日経ビジネスオンライン」の連載記事を参照 http://shinichi-ueyama.com/DOC/ueyama-article_4.htm
この授業では現役の経営コンサルタント(講師のほかにもコンサルテイング企業の経験者が側面支援で参加予定)が実践的な分析手法を教えます。新規履修者は1か月の座学を経て2か月目からは事例研究の個人演習(Aコース)、もしくは企業との共同研究のグループワーク(Bコース)に参加します。ただし2023年度秋学期の「実践演習:マーケティング技法」を履修し良好な成績を修めた方は、当初からBコースの企業との共同研究のグルワに参加できます。Bコースの企業との共同調査は2023年度春学期の場合、ドン・キホーテ、31アイスクリーム、ファンケルの3社、2023年度秋学期は、JT、ダイソー、マスターカードの3社と行いました。今期のBコースの協力企業は現在仕込み中です。
(注)①新規履修者の履修パターン
前半授業(1~4回)では先行事例を手掛かりに企業の収益を生み出す商品・サービスの基盤となるマーケティングについて最新技法を学びます。2か月目以降は各人のスキルや状況にあわせて「Aコース:個人研究」もしくは「Bコース:グループワーク」によって特定の業界や企業に関する実践的な戦略構築を行います。グループワークは企業スタッフとの共同作業となるため課外の時間コミットが必須となりますが、得難い体験となるはずです。また就活に向けても極めて有効な経験になるはずです。
(注)②「A.個人研究」
主に消費材の各業界や個別企業の課題分析や市場調査を行います。具体的にはデータ分析や実地調査等を行います。こちらに配属された学生は全体で1つの班を組み、内容の進捗等はその班に対して教員が都度フィードバックを行うかたちで調査結果のレポートを仕上げていきます。
(注)③「B.グループワーク」
特定クライアント企業と毎週1、2回(都内、平日夜)の打ち合わせを重ねながら戦略提言をまとめます。この場合、交通費や管理経費などは企業等が負担します。
(グルワチームの分析結果のイメージは「日経ビジネスオンライン」の連載記事(以下のうち消費財関連)を参照ください。 http://shinichi-ueyama.com/DOC/ueyama-article_4.htm
(注)④「A.個人研究」か「B.グループワーク」か?
各人がどのコースを選ぶかは、選抜時点での教員との面談を実施したうえで、履修者の数・力量、希望、協力企業の受け入れ状況等を総合的に勘案して決めます。原則として、学期中にA↔Bの入れ替えはありません。
(注)⑤ 前半の新規履修者向けの座学授業について
ここではビジネスモデルについて、経営学的視点と実際の企業経営の実例に基づき学びます。より詳細は、以下の”授業計画”の項を参照ください。併せて、コンサルティングの実務で基本となる、イシューアナリシス、チャート及びプレゼンテーションパッケージの作成とその発表に際して必要なロジカルシンキングの基礎を学びます。より詳細には以下の項目に沿い授業を進めます。
【Issue Analysisとプレゼンテーションパッケージ作成・発表の技法】
・・①課題設定⇒解決仮説設定、②イシューアナリシス全体像の学びというイシューアナリシスの真骨頂部分2点に絞って学びます
・・仮説思考と上記イシューアナリシスの基本に沿い、プレゼンテーション資料をプロジェクト期初から仮説的に想起して作成し(いわゆるdummy packageと呼ばれるもの)、それをプロジェクト進行に従い立証した仮説に基づき具現化していくことを実地に学びます
・・特にアサインされた協力企業の課題解決について、立証したfactsを用いて提案の正当性を説き、課題解決を促すように説得力の高いストーリーラインを構築し、それを効果的に説明するプレゼンテーションの技法についても実地に学びます
・・具体的なチャートの作成についても、基礎的なデータチャートの作成のtechnicalな補習、及びコンセプチュアルチャートと呼ばれる概念的な内容を伝えるチャート技法についても補習を行い、プロジェクトに参加してもらう中で実地に学びます