
SFCが設立して30 年が経過し、多くの卒業生が輩出されてきました。私たちは次の30年のSFCの在り方と方向性を探求すべきだと考えています。それには現役生・卒業生・教員に加えて、地域を交えて改めてSFCを捉え直すことが好ましいでしょう。本講義の第一の目的は、SFCがこれから学問を創出する方法ならびにSFCの学問的価値の裏付けとなる発想の明確化、第二の目的は、現役生・地域住民・卒業生と持続可能な連携を実現する方法の創出です。SFC三田会と担当教員のネットワークを活かし、持続可能で魅力的な地域産官学連携の新たな形態を、卒業生・地域住民・在学生・教員の四者で作り上げます。2019年度から4年間、創立30周年記念科目として「ミネルバの森」を開講してきました。現在までの履修者からの授業継続要望を受けたことから、これを継続するものとして、新たに本講座を開講し、次の設立30年以降のSFCの在り方を実践的にチームで取り組む。