本講義では、最近の教育経済学において行われており、学生にも身近な10個のトピックを取り上げ、その背景にある理論と実証分析の手法を学ぶ。これに加えて、研究を実現するために、「データ」が重要であり、そうしたデータの特性(例えば、長期縦断調査や行政記録情報)と活用についても学ぶ。最後の3回は、現在の日本の教育政策において、国民の間でも大きな議論を巻き起こしたいくつかの政策トピックについて、経済学の過去の研究と海外の経験を踏まえてどのように整理すべきかについて議論する。