イデオロギーとして語られることの多い制度世界と違って、人間の日常的な営みが行われる生活世界に注目し、各地域社会の文脈から市民社会・共同体などの組織の役割、社会内部の相互扶助活動、人間の信仰世界などについて考察する。また、社会学、歴史学、政治学、文化人類学など異なる分野を横断的に融合する学際的な研究視点から、人間の生活世界における公共性のあり方を探究する。