
地域活動におけるパートナーシップ(実践)
履修生の希望を踏まえて検討する
少子高齢化と人口減少に直面している我が国では、地域を支える担い手も不足しています。核家族世帯はこれまでないほどに増加し、手伝ってくれる人がいない中で子育てや介護、ひきこもりや生活困窮、社会的孤立などの課題を抱えている人が増えています。また行政の福祉職は、こうした課題を抱えた人の存在を探そうしても、地域のつながりが希薄化しているため、見つけ出しにくい状況に陥っています。このような状況を少しでも改善するには、地域住民も地域のささえあいの担い手として、主体的に活動してもらうことが求められています。こうした現状については報道等を通じて伝えられていますが、その役割を担うことや、地域活動の運営を体験する機会はなかなかありません。
そこでこの研究会では、SFC周辺地域をはじめとする湘南エリアの中で、住民団体や行政等と連携・協働して、地域のささえあいの担い手役を体験する機会を提供します。この機会を通じて、政策の実践や、地域活動の運営についてその実際を理解し、将来具体的な対策を立案・実践できるようになることを目指します。