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建築設計・施行、都市リサーチ・デザインを通して、町づくり・地域づくり・復興支援に貢献できる研究・実践を行います。
また都心・地方におけるコミュニティと連携して、地域再生計画を遂行します。
小林博人研究会活動希望の学生は、2021年度春・秋学期に以下の活動を行うことを予定しています。
研究会が目指すもの:「パーティシパトリー建築・都市・コミュニティデザイン」
小林博人研究会では、コミュニケーションをベースとした社会や文化そして空間のデザインへの介入を通して、地域社会における場所の豊かさやその根源をなす地域の微文化に根ざしたコミュニティの再生や強化、そして地域の新たな価値の創造を目指しています。
建築設計やアーバンデザインは、人と関わる空間を形作ります。一見つかみどころのない人的な集まりと一見人間とは関係のないように思われる物理的空間を占める形との関係はそれぞれ別々に形成されることは決してありません。どのような人間の意識がどのような形を生み出すのか、またどのような形が人の心や身体に作用しうるのかを様々なプロジェクトを通して理解しようと試みます。
従来の建築の設計や施工の方法論の先を見据え、建築が果たす社会的役割りを理解し、社会の問題解決に貢献できるデザイン・ビルドの世界を模索する建築のテクトニックに根ざしたプロジェクトから、社会のコミュニティの形態とその形に注目し、将来のあるべきまちの姿を構想するソーシャルキャピタルを構想するプロジェクトまでを横断する幅広いプロジェクトに取組んでいます。
各プロジェクトでは、自らの身体を使って能動的に分析・解決・創作するデザイン手法によって、適切なタイミングで現地に赴き、土地や人をよく知り、柔軟な態度をもって問題を受け入れ、その場で求められる対応に的確に応えようとしていきます。この過程を通して問題を自分のこととして身体化し、次の問題解決のための糧としていきます。
これからも実社会におけるリアルなプロジェクトを通し、自らが自らと社会との関係をより近く現実味を持って感じ責任をもって介入していくことを目指してアクションを起こしていきたいと考えます。
小林博人研究会では2021年度春学期に活動するメンバーを以下の要領に従って募集します。
以上に示す研究会の目指すところを理解し、履修に必要な要件を確認の上、エッセイ・ポートフォリオを用意して面接を受けてください。2021年度の活動を共に行いたいと考える人は上記準備して応募ください。インタビューのための日程調整をメールにて小林博人(教員)[hiroto@sfc.keio.ac.jp], 清水信宏(教員)[shimnov@gmail.com]に連絡ください。
なお、2021年度春学期・秋学期は小林が留学予定ですが、研究会活動は引き続き行います。その間の登録は坂茂研究会で行なってください。
身体論はさまざまな視点から論じることができる。本講義では、身体医学、現代医療、精神医学、心身医学、精神分析など、多角的な視点から身体論について論じる。心psychoと身体somaは不可分の関係にあり、身体をめぐる精神力動は、人間の健常な発達から病的な状態に至るまで幅広く観察することができる。本講義の目的は、身体をめぐる学生の視野を拡大することである。
It is common to all societies that the family is the basic unit of society, but its form and the role of each member vary greatly according to history and culture. In Japan, the situation surrounding the family is currently undergoing remarkable change and diversification. In this class, we will focus on the family in contemporary Japan to understand the dynamics of society from a variety of angles, including history, law, labour and welfare, and to consider the future of the family.
The class will be basically conducted in a lecture style, but students are also asked to join the group work to analyze the data relating the theme of this class. It is desirable to be active in the class.
精神分析学入門
本コースは、Sigmund Freudが発見した精神分析について学ぶことを目的とする。精神分析は本来、臨床実践であるが、現代思想や科学でもある。無意識を想定する精神分析学は、人間理解に有用である。本コースを通じて参加者を精神分析へと導きたい。
精神分析学
本コースは、Sigmund Freudが発見した精神分析について学ぶことを目的とする。精神分析は本来、臨床実践であるが、現代思想や科学でもある。無意識を想定する精神分析学は、人間理解に有用である。本コースを通じて参加者を精神分析へと導きたい。
行政に関する法システムと理論
この研究会で取り扱う領域は、行政法全般である。行政事件訴訟に関する問題点や行政法理論だけでなく、行政の仕組みや政策立案に関する最新の問題点も対象としている。
行政に関する法システムと理論
この研究会で取り扱う領域は、行政法全般である。行政事件訴訟に関する問題点や行政法理論だけでなく、行政の仕組みや政策立案に関する最新の問題点も対象としている。
未来の組織を探究する
「未来の組織を探究する」
インターネット、デジタル・プラットフォーム、ビッグデータ・アナリティクス、AI等に象徴されるテクノロジーの進化は、現代の組織や経営に大きな影響をもたらし続けています。さらには技術の変化だけでなく、ジェンダー/LGBTQ/多様性/持続可能性/環境/ガバナンスなどの論点をはじめとした社会の側の変化も、組織および経営のあり方に変革を迫っています。清水たくみ研究会では、いかにしてテクノロジーや社会の変化が新たな組織/コラボレーション/イノベーション/働き方の可能性をもたらすかについて、最先端の学術知および実践知に基づきながら探究していきます。共進化する組織・テクノロジー・社会を理解し、自ら未来の組織のかたちを探究し/作り上げていくことを目指します。
本研究会は、「未来の組織」についてのフロンティアを本気で開拓します。より具体的なトピックをあげると、例えばFuture of Work (AI/アルゴリズムが浸透した未来の組織・働き方、ウィズ/ポストコロナ時代の組織づくり/人材マネジメント)、New Organizational Forms (デジタル・プラットフォームやオンライン・コミュニティ等を介した新たな組織的活動、先端的な組織運営手法)、Diversity and Inclusion(多様なバックグラウンドを持つ人たちが活躍できる組織やリーダーシップ形態)、People Analytics (質量ともに進化したデータ解析による人間や組織行動の分析)、Collective Intelligence and Open Innovation (不特定多数の知性を利用した開かれたイノベーション)などが挙げられます。これらテーマは世界中の企業・実務家および研究者が現在進行系で模索しており、まだ誰も正解を手に入れていません。未来からの留学生であるSFC生が取り組むに足る、本質的かつ未来志向の組織マネジメント課題を、皆さんと一緒に探究していきたいと思います。
上記テーマを探究するために、多面的なアプローチを実施します。複数のプロジェクトチームを立ち上げ、企業や外部の研究者とも連携しながら、実践的な課題解決プロジェクトと知のフロンティアを開拓する研究活動の両輪を回していきます。具体的に進行中の研究プロジェクトに関しては、研究会説明会等で詳細をご確認ください。また、自身の興味関心分野を研究会に持ち込んで、自身で新たなプロジェクトを立ち上げるという意欲を持ったメンバーも歓迎します(詳細は担当教員と相談)。研究を進める上では、丹念なインタビューやフィールドワーク等の調査に基づく事例研究(case study)と、ビッグデータ時代において急速に注目されているデータ科学や計算社会科学(computational social science)アプローチを、各研究会メンバー/チームの志向に合わせて用いていきます。
これらの大枠のテーマやアプローチを土台に、具体的なプロジェクトに関しては学生主体でクリエイティブに探求を進めていきます。特に、本研究会は2021年4月スタートの新設研究会であるため、今年エントリーしていただく皆さんが研究会の歴史を作り上げていくことになります。新しい研究会の立ち上げという野心的な試みに共感してくれるメンバーと一緒に、最高の研究会を作っていきたいと思います。
未来の組織を探究する
「未来の組織を探究する」
インターネット、デジタル・プラットフォーム、ビッグデータ・アナリティクス、AI等に象徴されるテクノロジーの進化は、現代の組織のあり方や経営に大きな影響をもたらし続けています。清水たくみ研究会では、いかにしてテクノロジーが新たな組織/コラボレーション/イノベーション/働き方の可能性をもたらすかについて、最先端の学術知および実践知に基づきながら探究していきます。共進化する組織とテクノロジーを理解し、自ら未来の組織のかたちを探究し/作り上げていくことを目指します。
本研究会は、「未来の組織」についてのフロンティアを本気で開拓します。より具体的なトピックをあげると、例えばFuture of Work(AI/アルゴリズムが浸透した未来の組織・働き方、ウィズ/ポストコロナ時代の仕事・組織のかたち)、New Forms of Organizing (プラットフォームやオンライン・コミュニティ等を介した新たな人間活動の組織化)、People Analytics (質量ともに進化したデータ解析による人間や組織行動の分析)、Machine Intelligence and Management (人間と機械・AIが融合/協調して生まれる知性のマネジメント)、Collective Intelligence and Open Innovation (不特定多数の知性を利用した開かれたイノベーション)などが挙げられます。これらテーマは世界中の企業・実務家および研究者が現在進行系で模索しており、まだ誰も正解を手に入れていません。未来からの留学生であるSFC生が取り組むに足る、本質的かつ未来志向の組織マネジメント課題を、皆さんと一緒に探究していきたいと思います。
上記テーマに対して、多面的にアプローチしていきます。複数のプロジェクトチームを立ち上げ、企業や外部の研究者とも連携しながら、実践的な課題解決プロジェクトと知のフロンティアを開拓する研究活動の両輪を回していきます。研究を進める上では、丹念なインタビューやフィールドワーク等の調査に基づく事例研究(case study)と、ビッグデータ時代において急速に注目されている計算社会科学(computational social science)アプローチを、各研究会メンバー/チームの志向に合わせて用いていきます。
これらの大枠のテーマやアプローチを土台に、具体的なプロジェクトに関しては学生主体でクリエイティブに探求を進めていきます。特に、本研究会は2021年4月スタートとなるため、今回エントリーしていただく皆さんが一期生となり、研究会の歴史を作り上げていくことになります。新しい研究会の立ち上げという野心的な試みに共感してくれるメンバーと一緒に、最高の研究会を作っていきたいと思います。
Rebooting Personal Computing
20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、個人個人に最適化することで、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。しかしながら、例えばICT/AIシステムが作り出す爆発的な量の情報によって我々人間が情報過多に陥ったり、個々人の最適化された情報の提供 (例:SNS上で提供されるニュース記事のAIによる個人最適化) が我々の接触する情報に歪みを生じさせ、人々の思考に影響が出たり、コミュニティが分断するなど、現在の典型的な情報システムのアーキテクチャが生み出している問題が多いのも事実です。
本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、「パーソナル・ビッグデータのセンシング→ビッグ・データ解析→個人に最適化する情報の提供」という典型的な個人志向のアーキテクチャとは別の、より新たな情報システム・アーキテクチャに関する研究開発を行います。
Human-centered Computing for Cyber-Physical Well-Being
人や集団のwellbeingのための20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、未来のにおける我々の(物理空間およびサイバー空間両方での)生活における、心・身・社会的なウェルビーイングを新たに定義し、それを実現するICT/AI等技術を研究開発していきます。
Rebooting Personal Computing
20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、個人個人に最適化することで、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。しかしながら、例えばICT/AIシステムが作り出す爆発的な量の情報によって我々人間が情報過多に陥ったり、個々人の最適化された情報の提供 (例:SNS上で提供されるニュース記事のAIによる個人最適化) が我々の接触する情報に歪みを生じさせ、人々の思考に影響が出たり、コミュニティが分断するなど、現在の典型的な情報システムのアーキテクチャが生み出している問題が多いのも事実です。
本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、「パーソナル・ビッグデータのセンシング→ビッグ・データ解析→個人に最適化する情報の提供」という典型的な個人志向のアーキテクチャとは別の、より新たな情報システム・アーキテクチャに関する研究開発を行います。
Human-centered Computing for Cyber-Physical Well-Being
人や集団のwellbeingのための20世紀終盤からのモバイル・コンピューティング〜ユビキタス・コンピューティングの流れによって、コンピュータは高速化、大容量化、小型化、ワイヤレス化が進展し、我々の日常の生活の中に広く浸透しています。本研究では常に今後10年以上の未来を見据え、未来のにおける我々の(物理空間およびサイバー空間両方での)生活における、心・身・社会的なウェルビーイングを新たに定義し、それを実現するICT/AI等技術を研究開発していきます。
この講義は、経営の意思決定としてのリスクマネジメントを多面的な視点で検討します。この分野では従来、プロジェクトマネジメント、テロ対策、個人情報保護やコンプライアンス、SOX法、内部統制、ERM等々様々な研究がされています。
伝統的なリスクマネジメントは、計画を立て、脆弱性を減らすことに重点を置いていました。しかしVUCAと言われる時代に予測して計画し脆弱性を減らすという思考は適切なのでしょうか。
この講義ではこの疑問から始めて予防と危機管理の2側面の基底となる思考について概念の源流を訪ね歩くことを目的としています。 具体的には、リスクとは何かという問いかけからスタートし概念を考えていくことから始めます。よって、リスクを上く回避するにはなどの所謂How toについては講義をしないので、この点誤解なきように願います。
建築設計・施行、都市リサーチ・デザインを通して、町づくり・地域づくり・復興支援に貢献できる研究・実践を行います。
また都心・地方におけるコミュニティと連携して、地域再生計画を遂行します。
小林博人研究会活動希望の学生は、2021年度春・秋学期に以下の活動を行うことを予定しています。
研究会が目指すもの:「パーティシパトリー建築・都市・コミュニティデザイン」
小林博人研究会では、コミュニケーションをベースとした社会や文化そして空間のデザインへの介入を通して、地域社会における場所の豊かさやその根源をなす地域の微文化に根ざしたコミュニティの再生や強化、そして地域の新たな価値の創造を目指しています。
建築設計やアーバンデザインは、人と関わる空間を形作ります。一見つかみどころのない人的な集まりと一見人間とは関係のないように思われる物理的空間を占める形との関係はそれぞれ別々に形成されることは決してありません。どのような人間の意識がどのような形を生み出すのか、またどのような形が人の心や身体に作用しうるのかを様々なプロジェクトを通して理解しようと試みます。
従来の建築の設計や施工の方法論の先を見据え、建築が果たす社会的役割りを理解し、社会の問題解決に貢献できるデザイン・ビルドの世界を模索する建築のテクトニックに根ざしたプロジェクトから、社会のコミュニティの形態とその形に注目し、将来のあるべきまちの姿を構想するソーシャルキャピタルを構想するプロジェクトまでを横断する幅広いプロジェクトに取組んでいます。
各プロジェクトでは、自らの身体を使って能動的に分析・解決・創作するデザイン手法によって、適切なタイミングで現地に赴き、土地や人をよく知り、柔軟な態度をもって問題を受け入れ、その場で求められる対応に的確に応えようとしていきます。この過程を通して問題を自分のこととして身体化し、次の問題解決のための糧としていきます。
これからも実社会におけるリアルなプロジェクトを通し、自らが自らと社会との関係をより近く現実味を持って感じ責任をもって介入していくことを目指してアクションを起こしていきたいと考えます。
小林博人研究会では2021年度秋学期に活動するメンバーを以下の要領に従って募集します。
以上に示す研究会の目指すところを理解し、履修に必要な要件を確認の上、エッセイ・ポートフォリオを用意して面接を受けてください。2021年度の活動を共に行いたいと考える人は上記準備して応募ください。インタビューのための日程調整をメールにて小林博人(教員)[hiroto@sfc.keio.ac.jp], 清水信宏(教員)[shimnov@gmail.com]に連絡ください。
なお、2021年度春学期・秋学期は小林が留学予定ですが、研究会活動は引き続き行います。その間の登録は坂茂研究会で行なってください。
時事問題を中心に、毎週違うテーマを選び、ディベートの練習をする授業です。もし希望があれば、フランス語での小論文の練習やアカデミックなプレゼンテーションのトレーニングをすることもできます。詳しい履修条件については、初回授業のガイダンスで説明します。
本講義は学術的および実践的観点の両面から組織について探究します。現代ではビジネス・経済・社会・政治などあらゆる側面において、個人ではなく組織が主体となって多くの物事がなされており、組織は人間の社会的活動の基盤となっています。そのような組織がどのように生まれ運営され発展し、さらにはどのように効果的にマネジメントできるかについて探求するのが組織理論(organization theory)です。組織理論を学ぶことは、人と人が協働するという集団的・社会的営み=人間社会の根幹を理解することにつながります。さらにはビジネスをはじめとした実践の世界においても、言うまでもなく組織の影響力は日増しに拡大しており、より良い社会を作り先導していくためにも組織の理解がかつてなく重要になっています。知的刺激に満ち溢れ、なおかつ実社会の実践にも密接に関わる組織という概念を、世界の知を集結しながら皆で探求していきます。
インターネット、デジタル・プラットフォーム、ビッグデータ・アナリティクス、AI等に象徴されるテクノロジーの進化は、現代の企業経営に大きな影響をもたらし続けている。本講義では、研究開発の中でも特にテクノロジーの役割にフォーカスし、いかにしてテクノロジーが新たな組織やイノベーションの可能性をもたらすか、最先端の学術知および実践知に基づいて理解を深める。現代の組織・経営課題を解決する上で、テクノロジーの理解および活用は不可欠なものであり、未来の経営キャリアを築く上で必須となる知見を習得する。
本講義は課題文献に関わるクラス討議を基盤とし、チームプロジェクト、ビジネスケース、先端学術論文紹介など、多面的な手法を用いて学びの場を構築する。各回の具体的な構成としては、書籍・論文等をもとにしたクラス討議回と、Harvard Business School (HBS)作成のケース教材(特定企業に関して詳しく書かれた討議用教材)を用いた討議回を交互に実施して、理論知・実践知の両側からアプローチする。各回授業の前に指定課題文献を読み込んだ上で、授業に参加・ディスカッションを通して学ぶことが求められる。授業内の講義および討議に使用する言語は日本語だが、課題文献のビジネスケースは全て英文ケースを使用し、実務家向け論文も一部英文(邦訳が存在しない論文)を使用する。日本語になっていない最先端の知見を文献から吸収し、日本語での授業内討議でより踏み込んだ理解を目指す。
講義でカバーするトピックは実務・学術の両面で盛んに議論されている本質的かつ先端的なものにフォーカスし、それらを履修者それぞれのコンテクストで理解と実践につなげることを目指す。これらトピックは他授業での学びを補完すると共に、組織とテクノロジーをつなぐ経営キャリアを構築する上で不可欠となる視点/フレームワーク/アプローチを提供する。
デザインは時代とともに役割を変化・拡張させてきました。形態や色彩を与えるエステティクスの役割。リサーチ、プロトタイピングやコミュニケーションなど、プロセス改善のための役割。戦略、ビジネスモデル構築やビジョン定義など、組織の活動や方向性を創造するための役割……。
このような役割の変化・拡張は、概ねデザインの専門家によるテクニックとして発展してきました。一方で、「デザインは、デザイナーだけのものにしておくには重要すぎる」という言葉のとおり、昨今のデザインは、一般の人に開かれた道具としても活用され始め、行政のサービス設計、社会運動や自律的なエコシステム構築などにも応用されています。
これまで、デザインは社会で必要とされる大きな創造物をつくるための、問題解決の役割を担ってきました。では、必ずしも社会でいますぐ必要とされていなくても、個人のために意味をもつ小さな創造物をつくるために、デザインを活用できないものでしょうか?
人は誰しも生まれながらに豊かな創造性を持っています。しかし多くの人は、成長とともに、創造性は一部の人の才能だと考え、自らの能力に「見えない足枷」を嵌めてしまいます。この足枷を解き、創造性を取り戻すために、デザインは何ができるでしょうか?
コンテクストデザインは、個人が語る「ものがたり」(ナラティブ)や個人による解釈「弱い文脈」を重視するデザインアプローチです。それはデザインに触れた一人ひとりから、それぞれの「ものがたり」が生まれることを可能にします。言い換えるならば、読み手の主体的な関わりと多義的な解釈が表出することを、書き手が意図した創作活動であり、「共に編む」ための手法です。その結果、いつのまにか消費者が表現者に、読み手が書き手に変わることを企図しています。
ドイツの若者はどんなことを考えているのでしょうか。私たちはドイツの若者たちに、日本の社会についてどんなことを語れるでしょうか。私たちがドイツについて知りたいことは何でしょうか。
この授業では日本とドイツの社会現象について議論します。パートナーは今回もハレ大学の学生たちです。SFCの学生とハレ大学の学生の少人数混合チームで研究をすすめ、ビデオチャットを通して、プレゼンテーションの準備をしてもらいます。作業の進歩状態について日本側のクラス全員の前で毎回発表し、ドイツとの遠隔会議(ビデオコンフェレンス)の中でプレゼンテーションを行います。
授業ではドイツ語と日本語を使用します。