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本講義では、データセキュリティを、概念的、技術的、運用的、政策的な面から概観する。概念編では、データのもつ価値と、セキュリティの目標である機密性、完全性、可用性の考え方を学ぶ。技術編では、暗号理論や鍵管理を中心に、ベースとなる技術用語とその理解を深める。運用編では、データセキュリティの社会実装例である、公共システムや金融システムなどでの実例を深める。政策編では、日本、米国、欧州のデータセキュリティに関わる最新状況を概観する。
情報通信技術(ICT)が潜在力を最大限発揮し経済成長と社会課題解決に貢献するには、技術が確立され、関連の製品が開発され、インフラが整備され、さらに、実際にその技術を活用する能力を人と社会が備えることが必要です。これは、市場や自由競争に任せているだけでは実現しないか、問題のある形で実現してしまうことが通常であり、様々な場面で政策介入が必要とされます。こうした政策の理解は、今後も出現していく新たなデジタル製品・技術を巡る社会のダイナミクスの予測や利用に資することになります。
本講義では、まず、携帯電話・インターネットなどのネットワーク技術を中心に、情報通信技術の社会展開を推進することの重要性を示すため、経済成長や社会問題解決にとっての情報通信技術の存在意義と情報通信技術に対する政策支援の必要性を解説します。また、政策理解に必要な基礎知識の解説を行います。
その上で、主な政策種類ごとに具体例を取り上げ、その立案の契機やもたらした影響などについて、国際比較の視点を採り入れながら議論します。また、今後のデジタル技術にかかわる政策に関する一定の検討課題を設定し、学生参加のもと議論を深める機会を設けます。
人工知能が様々なデータを処理する時代において,言葉も他のデータと同様に扱えることが望ましい.テキスト処理技術を駆使することは大きな価値創造につながるだろう.本講義では,テキスト処理の基本的な技法についての講義と実際に自分自身の手でテキスト処理アプリケーションを作る演習により,受講者がテキスト処理を任意の分野で駆使できるようになることを目指す.本講義は,複雑な自然言語処理の理論よりも,テキスト処理の基本的な技法や応用の仕方,テキスト処理の可能性やそれを作る楽しさ・面白さを知ることに重点を置く.本講義の最後では,講義で得た技術や知識を駆使して,受講者が自分の手でテキスト処理のアプリケーションを作成する.
様々なデジタルテクノロジーを用いた新しい表現が生まれる中で、メディアアート表現が特に注目されている。
この講義では、メディアアートの位置付けと意義の再確認、過去の作品のレビュー、実際のメディアアート芸術表現の制作の三つを柱とする。表現を実現するための技術としては、特に機械学習やAI技術に注目する。既存の作品の文脈を鑑みた上で、グループワークを通して、受講者それぞれが作品制作に取り組む。
今回が初開講。
本講座は、世界で広がりを見せる現代アートの見取り図を把握することを第一におこなう。そのうえで、日本のアートシーンのさまざまな立場で活躍するプレイヤーを招き、現場での実践について具体的に話を聞く。そして、受講生が将来、みずからのキャリアや生活において、アートシーンとの関わりやアートの視点を持つことで、どんなことができるか想像力を働かせ、提案できる人材の育成を目指す。