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フィールドワークをめぐる方法論的・認識論的・倫理的な諸問題について考察する。多くのケーススタディを通して、将来の研究・調査活動に役立つプロフェッショナルなフィールドワークリテラシーを涵養することを目標とする。より具体的には、他の調査手法との優劣比較、「フィールド」とは何か、「他者」とは何か、「理解」とは何か、フィールドとの向き合い方、エスノグラフィーの作成、批判的解読、調査のプロトコール、データの公開をめぐるポリティクス、近未来のフィールドワーク像など。
環境情報学部があるSFCには、「環境」という言葉が入る授業は実に数多く開講されているが、「自然」という言葉が入った授業(講義)は、事実上この授業のみである。この授業では、半期の授業を通して、「自然環境」、そして「自然」、「環境」とは何かを深く掘り下げていく。そのことを通じて、将来の自然環境のあり方、地球環境問題へのアプローチ、そして私たちの社会のあり方を考えることにつなげることが最終的な目標である。授業は、反転授業の手法を用いて行う。すなわち、学生は、事前課題としてあげられる映画、図書、資料などを事前に観て、読んで、課題を提出して授業に臨まなければならない。授業では、ディスカッションと発表を中心に行い、さらに深く掘り下げる。
国際開発論では、国連のミレニアム開発目標のうち、特に、人的資本開発にかかる当ピックを中心に取り上げ、議論する。具体的には、初等教育の普及、女性の地位向上、幼児死亡率や就学前児童の健康などについて、今後の開発政策の方向性を考えるうえで、必要な知識や手法を身に着けることを目標とする。
安全保障は古来より国家の最も重要な課題であった。今日の安全保障論は、国防(Defense)の概念から、多元的な安全保障(Security)の概念への変遷を背景として、21世紀の新しい概念構築を要請されている。冷戦後の複雑化した地域紛争、民族紛争、失政国家の内戦、9.11テロ後の非対称アクターの台頭、中国を筆頭とする新興国の台頭(パワーシフト)が国際安全保障にもたらす意味、新しい技術の登場が安全保障にもたらす影響を多角的に検討する必要がある。本講義では、1)安全保障の概念と政策体系、2)国際紛争のスペクトラム分析、3)対称・非対称な紛争のケーススタディ、4)予防・抑制・抑止・紛争介入・平和維持・平和構築の諸段階における安全保障政策、5)欧州とアジアにおける地域安全保障アーキテクチャ、という諸側面から議論を深めることとする。
この授業では、一人ひとりがもつ創造性を支援するためのメディア「パターンランゲージ」について、その考え方と作成方法を体験的に学びます。パターンランゲージでは、創造・実践の経験則(コツ)を「パターン」という小さな単位にまとめ、言語化します。
2021年度の授業では、感じるままに思い切り遊ぶ場をつくり活動している「原っぱ大学」(HARAPPA株式会社)との共同研究として、「自然に遊び心が発動される場づくりのパターンランゲージ」を、履修者全員で本気でつくります。
○主題:国際関係・国際経済、特に国際貿易に現れる政治と経済の連携(リンケージ)を分析する。
○分析対象:GATTやWTOにおける多国間貿易交渉、並びにFTAやEPAに見られる二国間交渉。地域統合の動向とWTO体制との関係など。
○目標:国際貿易におけるルールの形成過程を学び、国際政治経済を複合的に見る視点を構築する。また、将来社会人として自ら戦略的に国際関係を乗り切るノウハウを身につける。
社会やコミュニティの課題に取り組む様々な方策のひとつとして、生活者の社会参加があります。多様化する社会問題へのアプローチと個人の自律という観点からも生活者の社会参加に期待が寄せられていますが、実際の活動となると、なかなか一歩を踏み出しえないのが実情です。この授業は体験学習プログラムとして、学生グループが主体的にNPOスタッフ、主婦、公務員、企業の従業員といった人達と交流や協働しつつ、自らも含めて多様な“生活者の社会参加”を促進する仕掛けづくり・仕組みづくりをめざして活動し、最終的にはそのための実験や提案を行うものです。一連の学習プロセスを経て、生活者の社会参加の意義や可能性について深く考察するとともに、翻って自らのライフキャリアに、社会参加というテーマを位置づけるうえで拠り所となるような学習機会の提供をめざしています。
最近、ソーシャルベンチャーに対する関心が高まってきています。社会の中で、より心豊かにいきていくことに関係する新しい社会サービスの創出、あるいは急激な社会変革に伴い発生する社会課題の解決・改善に、ビジネス手法を活用して取り組む事業などは、その典型と言えます。
この授業はそうしたソーシャルベンチャーのもとで一定期間研修するのではなく(それは非営利組織インターンシップで対応)、自分たちの身の回りで取り組みうる社会的な活動に実践的に参加し、体験することが授業の狙いです。皆さんのキャリアデザインのオプションがより多様になることを目的とした参加・体験型の授業です。
学部レベルの計量経済学の講義を行う。確率・統計の復習から始め、線形単純回帰の方法と推定量の統計的性質を学んだ後に重回帰へと進む。さらに誤差項の自己相関、不均一分散の扱い、非線形モデル、二値選択モデル、操作変数法、簡単な時系列モデルも学ぶ。
“働く”ことの意味を、体験的に理解する貴重な機会となりうるのがインターンシップです。非営利組織の働き方の社会的意味や自分にとっての価値を、体験を通じて見出すことがこの授業のねらいです。
基本的には夏休み期間中に1ヶ月間実習を行います。実習前である春学期には、心構えや基本マナー等を講義形態で学び、実習後は各自の体験を他のメンバーの視点も借りながら振り返り、さらには自らのキャリア開発について考察します。履修申告は春学期ですが、授業は夏休み・秋学期にも行われ、成績は秋学期の成績発表日に公開されます。
原則としてインターンシップ期間中は、責任をもって活動に参加してもらいます。またインターン先の選定は、授業で用意した実習先の中から選択してもらう方法のほか、履修者自らが希望する実習先を選定する方法があります(詳細は「履修上の注意」を参照)。
社会における人や組織の戦略的相互依存関係を分析するゲーム理論の、初歩から比較的高度な内容までを駆け足で講義する。数学的な厳密さを追求するよりは、受講者にゲーム理論的な考え方を理解してもらう事を第一義に考えたいので、特に高度な数学的知識は必要とされない。しかし、説明自体は論理性を可能な限り重視したものとなるよう心掛ける。
扱う内容はオーソドックスな非協力ゲーム理論が中心となるが、限定合理性(進化ゲーム理論)・ゲーム実験に関する最近の話題や、協力ゲーム理論の一部が含まれる。本講義の受講者には、複雑な社会現象をただ単に表層的に記述する事に満足するのではなしに、こうしたゲーム理論のフレームワークを用いた能動的な分析を通じて、社会現象のメカニズムへの明晰な理解と、現実問題に対する固定観念を排した柔軟な思考を身に付けてもらいたい。
分野横断的な知見を用いて、個人、集団、組織の意思決定能力の向上を図る
プロフェッショナルエシックスの授業では、経営者の倫理の問題をとりあげます。経営では、多様な関係者と誠意をもって向き合うことが必要であり、この多様な人たちに対して、どう接するかという視点で倫理の問題をとりあげます。
この講義では、おもに1960年代以降の構造主義屋に現象学などに影響を受けてパラダイム転換をとげたあとの社会学の理論を学ぶ。最初に構造主義や言語理論の基礎を易しく解説し、ついでそれがアイデンティティや消費社会、階層構造、エスニック問題、ナショナリズム、世界経済など各種の問題にどのように応用され、それぞれの理論をつくり出してきたかを学ぶ。社会科学系の人にとっては研究の基礎になるであろうし、そうでない人も現代社会を見直す視点を得ることができるだろう。
GRプログラム所属の大学院生を主たる対象に、社会科学を基礎とするグローバルガバナンス論、国際政治学、比較政治学・地域研究論等に関係する基礎的な研究方法を学ぶ場を提供することが主目的である。研究の基礎的な方法論に関する講義やワークショップに引き続き、GRプログラム所属の教員を中心とするオムニバス形式の講義を実施。(全て日本語で実施。)
This is a course designed for students who are eager to improve their basic speaking and listening skills.
We will meet twice a week for a total of 4 periods (Koma).
In the 1st period, we will learn TOEFL test taking strategies; focusing mainly on the listening section.
In the 2nd period, we will focus on improving communication skills by taking part in pair work and group discussions, also giving individual and group presentations.
This is a course designed for students who are eager to improve their basic speaking and listening skills.
We will meet twice a week for a total of 4 periods (Koma).
In the 1st period, we will learn TOEFL test taking strategies; focusing mainly on the listening section.
In the 2nd period, we will focus on improving communication skills by taking part in pair work and group discussions, also giving individual and group presentations.
次世代の情報インフラとアプリケーションの研究開発
インターネットに関連した情報システムの研究開発を主な研究テーマとしている。
プロトコル、例えば次世代のコア・プロトコルであるIPv6関連、コンピュータシステム、セキュリティ、分散システムなどの研究開発と、国際標準化等を通して開発した研究成果の世界展開も視野にいれた研究活動をおこなっていく。
「健康行動科学」で身に付けた理論を基盤として、パブリックヘルスの観点から健康増進(ヘルスプロモーション)が必要とされる社会的背景等について理解を深め、より実践的なプログラムを策定・実施するための方法論を習得する。また、運動・スポーツ領域を中心に、種々のセッティングで展開されている具体的な健康増進プログラムの内容や課題について学ぶ。履修者自らが社会へ介入するプログラムを作成できるようになることを目指す。
詳細は講義要綱・シラバス・時間割をご参照ください。
https://gslbs.adst.keio.ac.jp/keiojp_syllabus