シラバス

科目名特別研究プロジェクトB (公共施設における防災と危機管理)

授業概要

学部・研究科
総合政策・環境情報学部
登録番号
20027
科目ソート
A1202
科目名
特別研究プロジェクトB
分野
研究プロジェクト科目
単位
2単位
開講年度・学期
2022 秋学期
K-Number
研究会テーマ

危機管理,リスク・コミュニケーション,自然災害,防災

開講年度・学期
2022 秋学期
曜日・時限
授業教員名
大木 聖子
実施形態
オンライン(ライブ)
授業で使う言語
日本語
開講場所
SFC, その他
授業形態
※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
講義, グループワーク, 遠隔あり
GIGAサティフィケート対象
非対象
研究会・来期の研究プロジェクトのテーマ予定

空港施設の防災,学校防災

詳細

講義概要

自然災害の激甚化や頻発化を踏まえた組織の危機管理について,公共施設を対象に実践的な検討を行う.例えば,不特定多数が利用する空港を例にすると,発災時に危機管理の主体となるのは航空会社の従業員であろう.航空機事故対応など危機管理を熟知し,また,接客のプロでもあるため,多くの利用者が航空会社に依存することが予測できる.一方で,実際には自然災害については必ずしも専門性があるわけではなく,何より,航空会社の関係者もまた被災者である.

このような状況下で起こりうるリスク(自然災害そのもののリスク・不特定多数がいることによるリスク・航空機事故との違いによるリスク・従業員の心的負担リスク等)を洗い出し,関係する専門家の意見を取り入れながら,あり得る解を得ていく.それは,唯一の「正解」ではなく,その場/その時でのみ成り立つ「成解」であろう.とすれば,マニュアルに則った判断だけでなく,より柔軟で臨機応変な対応ができるようになる人材育成が必要となる.

この授業では,複数分野の専門家(航空安全・自然災害・心的ケア)による講義から学び,課題を解決する方策を考える.最終成果物として,公共施設における防災に関する教材を作成することを目指す.