
南からの思考――スペイン語圏の社会と文化
「南からの思考――スペイン語圏の社会と文化」
スペイン語の学びと、スペイン語を学んで行った先に広がるスペイン語圏の社会や文化を、より深く探求しようとする研究会です。ラテンアメリカや南ヨーロッパは、20世紀を通じて、より良い社会を作ろうとする様々な試みを繰り返し、そこから世界に影響を与える人間や社会についての思想や理論を生み出してきました。それを「南からの思考(teorías del sur/thoeries from the south)」と呼ぶことがあり、この研究会では、スペイン語とスペイン語圏から生まれてくる考え方を重視します。この研究会では、主として、地域研究と社会言語学の分野に立脚し、輪読をしながら論文を読む力や知識の理解のしかたを身につけ、議論を通じて問題関心を互いに育てていく過程を重視します。研究については、各学生の個人研究を尊重しますが、SFCスペイン語・スペイン語圏研究室と連携した研究プロジェクトに加わることも可能です。
研究会本体は金曜4限ですが、金曜3限にスペイン語の学術文献を読めるようになるためのサブゼミを行います。また、学期末に研究発表会を行います。