
本講義はサイバーセキュリティ分野の中核技術である暗号技術を中心にデータの取り扱いに関する様々なセキュリティ対策の機構と実践に必要なスキルの習得を目指す。 本講義ではデータを保護するための各種機構の解説とその基盤的な技術である暗号技術についての解説を行う。暗号技術については個々のアルゴリズムの詳細だけでなく実際にそのアルゴリズムを様々なシステムに適用する上で注意すべき鍵の生成や取り扱い、また通信に応用する場合のプロトコル等暗号技術を現実的な場面で取り扱うにあたって求められる知識等の事項にウエイトを置いて解説する。データの保護と暗号化は現在及び今後の情報活用において重要な役割を担う技術であり情報の利活用に関わる広い範囲の学生による履修を想定している。