
グリーンインフラ
グリーンインフラ
尾瀬国立公園は、群馬県、栃木県、新潟県、福島県にまたがる地域に位置し、2007年に日光国立公園から分離された比較的新しい国立公園である。至仏山とはじめとする山岳地域と、尾瀬ヶ原に代表される高層湿原が特徴の国立公園である。特に尾瀬ヶ原は比較的首都圏に近い高層湿原で、ミズバショウなどの湿生植物を楽しむことができるため、数多くの観光客が訪れ、オーバーツーリズムが課題となってきた。しかし、近年は来訪者数は減少し、来訪者の多くを高齢者が占めることが特徴である。本特別研究プロジェクトでは、尾瀬国立公園の自然環境を学び、またその保全、そして地域振興としての観光について議論する。