
2023年度から新たに始まる寄附講座(曾澤高圧コンクリート株式会社による寄附講座)であり、特設科目です。本講義では、使用済みのものを廃棄するのではなく、形を変えて新たな利用先を生み出し循環させる際に、新たな「物語(ストーリー)」を介在させる方法を「(ものの)転生」と捉え、その新しい方法を開拓します。3Dスキャンによる点群データや、ChatGPTなどの生成AI、そしてヤマトコトバなどをデザインのパートナーとしながら、新しい世界観を獲得し、モノを単なるモノではなく、より個性を持った個別の物体として捉えなおしながら、新しい物語を紡ぐ方法を探索します。
本講義は、コンクリートを素材・題材として扱います。そして、SFC生のもっとも身近にあるコンクリート建築である、「SFCメディアセンター」を「転生」させる課題を掲げます。グループワークの形式で、コンクリートという質量のある物質と、それをデジタル化した点群データの質量の無い世界を往復し、そこから未来の「メディア庭園」や「メディアスペース」のかたちを構想し、転生させる実践を行います。
本講義の成り立ちについての詳しい情報は、下記の動画コンテンツにまとめてありますので履修前に視聴してみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=HcuhGUaO5jQ