
データアーキテクチャおよびトラスト
インターネットは社会・経済活動において欠かせないものになっている。それを活用するスマートフォンやSNS の普及により、個人や組織などが、いつでもどこでも世界にデータを発信し、閲覧できるようになった。これらのデータの中には、誤った内容を含む、いわゆる偽情報である場合もあり、これらによる社会問題も実際に起きている。インターネット上のデータにそのような疑いがあったとしても、データの確からしさ(正しさの程度)を確認できないことが多い。そのような中で、その確からしさの判断を閲覧者自身で下さざるを得ないのが現状であり、これらのデータに基づいて行われる意思決定が的確でなくなる可能性がある。
SFC研究所 トラステッド・インターネット・アーキテクチャー・ラボでは、富士通株式会社と共同し、上記の問題に対処可能な、「Trustable Internet」を実現するための議論をおこなっている。本特別研究プロジェクトでは、インターネットにおけるトラストを構築するための技術を概観しつつ、ラボで実装されているプロトタイプのハンズオン、およびユースケース検討・プロトタイプ開発のハッカソンを実施する。