
この科⽬では、「仕事と社会」について多⾯的に検討します。社会が変化し、仕事も変化していく中で、働くことやそこで発揮される能⼒はどう変わり、個⼈のキャリア形成はどうなっているのでしょうか。他方、社会や仕事が変化しても、組織が抱える課題や個人のキャリアが直面する課題には時代に共通する本質的なものもあります。
この科目では、仕事や個人のミクロ的な視点と組織や社会のマクロ的な視点に加え、組織と個人の本質的課題から考えますが、労働経済学のような、雇⽤問題の定量的な分析といったマクロの議論は含みません。変化の時代において組織と個人の本質的な課題とキャリア形成の概念を理解し、⾃⾝のキャリアを切り開く能⼒を育むことに加えて、企業⼈事、⼈材ビジネス、社会⼈教育、キャリア教育などの分野で将来の活躍を希望する⼈にとって意味のある科⽬になることを⽬指しています。