
この講義名である「パブリックリレーションズ(以降PR)戦略」を分割して説明します。「パブリック」はオオヤケを意味しますが、ここでは、ざっくりと「社会」のこととします。「リレーションズ」とは「関係の構築」の意、「ズ」と複数になっているのは、社会は一つではなく複数あるということ。「戦略」とは「戦争戦略」からきている意味を採用し「勝つための策略」とします。これらをまとめると「社会と関係構築するための戦略」となり、講義では、これを作る手法を学びます。これを学ぶ意義は、あなた個人やあなたが所属する組織が目指す世界(これをビジョンと言います)を、他の組織と関係構築することで、実現に導く手法を体得する、ことです。
講義は、座学と実践の2本軸で行います。前者ではPRの考え方や手法をマーケティング、経営戦略論、PRの歴史的変遷や事例を学び、後者では、座学で得た知識をグループワークで実際に動かしもらいます。講義には業界トップの経営者や編集長、クリエイターをゲストスピーカーとしてお招きし最先端の事例を語ってもらいます。また、グループワークの最終発表には、ゲストスピーカー同様、業界トップで活躍する方々をお招きして、本物の講評をいただきます。こうした一連の流れを通して、あなたがやりたいことを実現させる、一つの手法を体得してください。