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これからの社会は、どのような社会になるでしょうか? 本講義では、これからの社会を、一人ひとりが本来もっている創造性を十全に発揮する「創造社会」(Creative Society)になるという想定から出発します。創造社会では、誰もがさまざまな分野・領域で「つくる」ことをごく当たり前に行うようになります。そして何よりも、「つくる」ということが、生活・人生の豊かさや幸せを象徴するようになっていきます。
かつてインターネットの登場によって始まった「情報社会」では、生活が変わり、組織が変わり、社会が変わりました。同様に、「創造社会」の到来においても、生活・組織・社会のあり方が大きく変わることになるでしょう。そこで、その変化とはどのようなものなのか、そして、それらの変化は何をもたらすのかを考えることは、これからの未来に向かうための重要な準備となります。
そのような未来に向け、本講義では、自然や創造にまつわる実践・研究に取り組んでいる方々をゲストにお招きし、対話を重ね、「創造社会」の未来像を描き深めていきます。それぞれの対談で知り学んだ考え方や取り組み方を、履修者一人ひとりがパターン・ランゲージの形式でまとめ、自分たちのこれからの実践につなげていくことができるようにすることが、最終的にこの授業で取り組むことです。
ライフスキル獲得を目指したスポーツコーチングの実践
このプロジェクトでは、アスリートのモチベーションを高め、自らの目標を達成に導く学生コーチのための方法を、心理学的アプローチで探っていきます。研究対象者は、SFCのスポーツチームのコーチングを担当する学生である。学生コーチは、経営者でもなければ選手でもないため、ジレンマに陥りがちである。監督のような権力はなく、選手と対等な立場である。しかし、チームメンバーへの指示は求められる。このようなジレンマがある中で、学生コーチが選手のやる気を引き出すためには、どのようなアプローチが有効なのでしょうか。介入実験を通じて、その有効な方法を探っていきます。
神経科学、皮膚科学、計測工学、3Dプリンタ、ものづくり、感性評価、展示デザイン
本特別研究プロジェクトでは、深奥質感研究の知見を深めるとともに、それらの援用して研究実践を行う。具体的には深奥質感研究の一般市民への展示実践を実施し、その展示内容を体験した参加者のフィードバックを取得し、解析する。
本特プロは、田中浩也研究会との協力(常盤拓司特任准教授)を得ながら実施する。
身体運動の神経科学
本プロジェクトでは,運動や感覚の生理学・神経生理学に関連した世界的に意義のある論文の方法論や知見を共有し、新しい研究アイディアを短期間でまとめあげ、これを実行するための研究環境を構築する.前半は文献レビューから研究の本質をとらえることをめざし,後半はこのなかからいくつかのMatlabを用いた解析の手法の構築と、解析されたデータの生理学的解釈をめざす.
「身体化デザイン」プログラム
高度に情報化され、構築された社会で人と人が共存して生活する現代、時間も空間も人間の行動そのものも人間のスケールを凌駕する環境の中で私達は日々の生活を送ることを余儀なくされている。しかし人間の制御可能な範囲を越えた事態に対する高度に複雑化したシステムに依存した現代社会には、それに起因する問題が多発している。
現代のネット社会における匿名性の横行、死に対する体験の不足からくる殺傷に対する意識の欠如など、人間の成長過程における「自分」と環境との実体的な関係の再構築の必要性が語られて久しい。
建築・都市環境の分野では、高度に専門化され分業化された建築技術に根ざした集団による都市建築物の構築により、誰の認識下にも入らないが為に放置され結果として安全性を欠いた建築物が出現するという事態や、自分とそれを取り巻く集団としてのコミュニティへの介入がなくなることによる住民の孤立、都市生活の安全性の欠如などがそれらであろう。今までの社会では自分が積極的に関わることで成り立っていたことが徐々に他人事にされてしまっているという人任せの志向と深く関係している。
この現代社会における他人事意識を理解し、その問題に直接的に答えるためには、その問題の最も根幹にある人間の身体性そのものの意味を問い直す必要があるのではないだろうか。自分の身体と心を良く理解し、自分の力でできる或はできないという能力の限界を知り、自分なりの解決方法を獲得し、自分の身の丈にあった人間関係を構築する。このように、自分を理解する者同士の作る豊かな人間集団としての社会構築を目指すためには、人間の「身体」に今一度立ち返って、あらゆる分野の、人間とそれを取り巻く環境との関係の再検証を行なうことが求められている。そのためのアプローチを身体化デザインとして提案する。
インシデント発生時の対応、コミュニケーションについて学ぶ
エネルギー問題はエネルギー安全保障や気候変動の問題を通じて、今や全地球的な課題となっています。社会に本当に役立つ解決策を提示するためには、エネルギー利用の仕組みを理解するとともに、エネルギー・経済・気候システムのつながりを把握する必要があります。本講義では、複数のシステムを統合する科学的な見方や方法を学んだ上で、国や地域におけるエネルギー・気候変動の課題を発見・分析し、解決策を提示する力を身につけることを目指します。
Japanese Social Issues - How To Analyze Issues And Present Your Opinion
Each week we will cover one core Japanese social problem.
The course will use active learning in every class (presentations, discussions, and group work).
Some activities will be done individually, but several activities will be group-based. Homework will be given every week, including reading and watching videos.
We will actively apply what we learn to think of solutions to current real-world Japanese social problems.
After you complete the course you will:
1. Be able to give better presentations.
2. Be able to take part in higher-level conversations and express your opinion more clearly.
3. Be able to research more quickly.
4. Be able to determine the quality of your research sources.
***Please note that eight classes will be held live on campus and six classes will be held live on Zoom. You must attend and be able to participate live, not by a class recording or on-demand.***
本講義は、主にいわゆる近代主義(反原初主義)の立場に基づきつつ、ナショナリズム研究の視座を提供せんとするものである。本講義は、大きく三つの部分に分けられる。第一に、ナショナリズムの分析枠組みを概観する。ルナン、フィヒテといった古典からはじめて、E.ゲルナー、A.D.スミス、B.アンダーソンといった20世紀後半の「新古典」までを振り返る。第二に、ナショナリズムと関連ファクター(経済、歴史、地政学、宗教等)との間の相互影響について考える。第三に、事例として近現代中国のナショナリズムをとりあげ、分析を加える。
Global environmental problems in the 21st century has totally different characteristics from those in the past centuries. The Earth system is now operating in “a no-analogue state”, meaning that previous experience may not be a reliable guide to the future. Human actions occurring in one place can have dramatic effects in faraway places. The Earth system has entered a new phase in which human actions are threatening the Earth’s life support systems and drawing down the planet’s natural capital in an unsustainable manner. How could humans and social systems respond to these challenges? What are the ways to narrow the gap between global problems and international system based on nation states?
公共哲学を学んだ上で再度自分の主義、価値観を見つめなおし、今の自分の置かれている公共圏においてどのように「自分と他者の関係性を構築していくか」「自分はどのような人間なのか」実践をしながら理解を深める。
その際の思考、判断、決断を振り返り、なぜ自分がそのような判断に至ったのか、現在、過去の自分自身を振り返ることで、自分、他者をより深く知っていくことを目的としている。
手法 講義とWorkを通して学生同士の議論・発表
How did Japan became modern? Japan was barely able to maintain its independence around middle of the 19th century, but only 50 years later, it gained the a position and reputation as one of the great powers of the world. After a bitter defeat in WW2, it rose to the top of the world economy after only a 30-year effort.
This “success story” impresses people who have been interested in Japan’s way of development, and sometimes those with an interest in Japanese culture. It is hard for both Japanese and others to answer the question “What’s Japan?” ,. We should take the opportunity to ruminate on the past, the present, and the future of “Japan”.
基本的な気象・気候学の理解を得て、それら基礎理解を用いて、地球温暖化や大気汚染、ヒートアイランドと言った環境問題のメカニズムの理解を目指す。
조선어 인텐시브 2 이상을 이수하거나 그와 동등한 수준의 조선어 실력을 갖춘 학생을 대상으로 하는 수업으로, 실제의 말하기 연습이 목적입니다.
주로 조선어에서 쓰이는 관용적 표현(고유한 표현)에 대해 배웁니다.
이를 위해, 한국의 사회와 문화를 소개하는 교재와 관용적 표현을 모은 교재를 사용합니다. 수업에서는 이를 읽고 한국에 대한 다양한 이야기를 나누는 방식으로 진행할 예정입니다.
朝鮮語インテンシブ2を終了した、あるいはそれと同等以上の朝鮮語の実力のある人を対象とする授業で,実際の話練習をするのが目的です。
主に朝鮮語の慣用表現(固有表現)について学びます。
そのために韓国の社会と文化を紹介する教材と慣用表現を集めた教材を使用します。授業では、それらを読み、韓国に対する様々な話をする方法で進む予定です。
本演習では、OSI参照モデル第1層となる物理層に着目したセキュリティ技術を学ぶことを目標とする。具体的には、無線技術を対象とし、無線LANについて⼯学的な基礎から応⽤システムまでを講義で学習するとともに、実際にスペクトルアナライザーを⽤いた測定実習、電⼦部品を⽤いた電⼦⼯作および測定、無線LANセキュリティ検討を⾏う。さらに、企業の専門家の協⼒を得て課題解決に取り組むことと、いくつかの課題に対して、議論形式で状況を認識し、問題を整理するトレーニングを⾏う。
演習の最後に、総括としてグループ単位での発表会を実施する。
Bilingualism and Heritage Languages
This seminar will introduce the main concepts of bilingual education including its types, factors and variables. We will analyze bilingual education policies and practices. The students will develop an understanding of bilingual education and analyze the language policies and practices to promote language maintenance and revitalization of the heritage language among ethnic minorities.
シラバス・時間割をご参照ください。
https://gslbs.keio.jp/syllabus/search
本講義は,思考・感情・学習・知覚・運動など,ヒトの脳・身体機能の背景にある神経活動の理解と強化をめざした,自然科学研究を推進する力をトレーニングする科目である.神経科学界にある多くの実験手法(脳波や筋電図などの電気生理計測,TMSやtDCS/tACSなどの神経刺激,MRIを用いた脳画像解析,計算論的神経科学にもとづいた行動解析など)について,その計測原理と背景にある神経コミュニケーションの実態を学ぶ.
今期はZoomを用いたオンライン開講とします。
デザインは時代とともに役割を変化・拡張させてきました。形態や色彩を与えるエステティクスの役割。リサーチ、プロトタイピングやコミュニケーションなど、プロセス改善のための役割。戦略、ビジネスモデル構築やビジョン定義など、組織の活動や方向性を創造するための役割……。
このような役割の変化・拡張は、概ねデザインの専門家によるテクニックとして発展してきました。一方で、「デザインは、デザイナーだけのものにしておくには重要すぎる」という言葉のとおり、昨今のデザインは、一般の人に開かれた道具としても活用され始め、行政のサービス設計、社会運動や自律的なエコシステム構築などにも応用されています。
これまで、デザインは社会で必要とされる大きな創造物をつくるための、問題解決の役割を担ってきました。では、必ずしも社会でいますぐ必要とされていなくても、個人のために意味をもつ小さな創造物をつくるために、デザインを活用できないものでしょうか?
人は誰しも生まれながらに豊かな創造性を持っています。しかし多くの人は、成長とともに、創造性は一部の人の才能だと考え、自らの能力に「見えない足枷」を嵌めてしまいます。この足枷を解き、創造性を取り戻すために、デザインは何ができるでしょうか?
コンテクストデザインは、個人が語る「ものがたり」(ナラティブ)や個人による解釈「弱い文脈」を重視するデザインアプローチです。それはデザインに触れた一人ひとりから、それぞれの「ものがたり」が生まれることを可能にします。言い換えるならば、読み手の主体的な関わりと多義的な解釈が表出することを、書き手が意図した創作活動であり、「共に編む」ための手法です。その結果、いつのまにか消費者が表現者に、読み手が書き手に変わることを企図しています。
本講座は、建築文化の理解を通じ、物事を多面的かつ柔軟にとらえる視点・視座・視野を身に着け、社会で活躍する人材を育成することを目指している。
担当教員の、雑誌編集や地域振興に実業で取り組んだ実体験を織り交ぜながら行う講義、またファッション・建築といった分野の第一線で活躍するゲスト講師を招いての講義に特徴がある。このことにより単なる知識・教養を身に着けるにとどまらない、より実践的な考え方・方法論を学ぶことができる。履修者には、各事象を自分のこととしてとらえ積極的に授業に参加する姿勢が求められる。
本講座は、次の考えの元構成されている。
・「建築」(Architecture)とは、単なる建物(Building)を超えた次元で成立している。
・その「建築」は、芸術性はもちろんのこと、経済・政治・法律など様々な制約のうえに成り立っており、重要な文化の構成要素であると同時に、社会的な存在である。
・ゆえに「建築」は時代的・社会的な背景や先人の思想等を読み取ることができるメディア(媒体)である。各建築の存在意義を検証し、そこから未来の社会の姿・あり方を構想する。
以上の視点から、毎回テーマに添った講義を行い、建築を通じて社会・文化を学び、問題意識を養い、既存の価値基準に囚われない自由な感覚・発想力を養う。