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E-Cellプロジェクト(先端生命科学)
細胞、組織などの生命現象をモデル化し、私たちが開発しているシミュレーション環境E-Cellシステムを用いてシミュレーションを行い、複雑で巧妙な生命システムのしくみを探りだします。
DNA解析技術の飛躍的な向上により、微生物程度のゲノム解析はもはや「誰でも」「どこでも」可能なレベルにまで簡単になってきている。特に、携帯型ナノポアシークエンサーの登場は初期投資をほぼ必要とせずに長鎖DNAの解析を安価に可能とした。このような現状を踏まえれば、微生物程度のゲノムであれば遺伝子単位ではなくもはやゲノム単位でDNAを解析することが第一選択肢となる時代が到来していることを意味する。そこで、本実習では任意の微生物から長鎖DNAを抽出・精製し、ナノポアシークエンサーにてDNAを読み取り、それをバイオインフォマティクスによりアセンブル・アノテーションし、解析可能なゲノム情報にして、さらにそれをGenome Reportsの形にして国際誌に投稿するまでの全過程を学ぶ。
ゲノムは生命の未知なる情報が集約した設計図であるとの期待を背負い、約半世紀以上昔から分子生物学における一次情報の一つとして扱われてきた。様々な技術革新によってゲノムを決定することに払われる労力は激減し、ゲノムを如何に活用するかという視点が重要になってきた。しかしながらその一方で、人類はゲノムに書かれた情報を真の意味で理解することの困難さに直面し始めた。ゲノムは設計図と言われる通り生命現象を規定するあらゆる情報が記述されているが、個別の意義や役割まで理解するにはさらに膨大な実験や検証を続けなければならない。ゲノム情報の個別理解は連動した生命現象の構成的な理解を助けることは出来ない。本科目ではゲノム科学の生い立ちから、ゲノムの設計原理、デザイン余地、利用方法、を系統的に講義しながら、未来型のゲノムデザインを実現するために取り組むべき課題を履修者と共に議論しながら進めていく。
近年の爆発的な技術の進展により、生命科学の主流はは分子レベルのビッグデータサイエンスになりつつあります。そうしたアプローチが明らかにするのは、分子機械としての生命システムのしくみと、系統樹と名づけられた、生命情報の統計学的相関図です。数多くの謎が解き明かされ、多方面に応用される一方で、未解決のままである素朴な問題も数多くあります。なぜATPを使うのか、生命の最初のエネルギー源はなんだったのか、どうやってミトコンドリアは進化できたのか、動物だけが自在な移動能力を獲得できたのはなぜか、一部の動物だけが温血性を獲得したのはなぜか……この授業ではこういった素朴な質問に、現時点でどこまで答えることができているのかを考えます。
「圧縮近代」と称される戦後韓国の急速な経済発展は、1960年代からの国家主導の開発経済体制の中で実現した。典型的な発展途上国であった韓国は、1960~70年代の開発の時代、1987年の民主化宣言、1997年のIMF経済危機、2008年の世界金融危機を経てダイナミックに変貌を遂げた。しかしその間有効性を発揮した政府主導の官治経済体制は、もはや賞味期限を喪失した。国内市場の開放、高賃金国家への移行は韓国経済の基本的枠組みを根本から変え、グローバル化の影響はそうした動きを一層速めている。
サムスン電子や現代自動車、ポスコに代表される韓国発のグローバル企業は、世界を舞台に活躍する一方、先進国企業や後方から急速に追撃する中国企業などとの間で熾烈なグローバル競争を展開している。
ではその間、韓国社会はどのような変貌を遂げたであろうか。財閥の急成長に牽引されて経済水準が全般的に大きく底上げされ、韓国が非常に豊かな国になったのは歴史的事実である。先進国の仲間入りを成し遂げたと見なすことも可能だ。しかし国内での経済格差はますます拡大し、 豊かさを実感できるグループとそうでないグループとの間には少なからぬ摩擦や葛藤が存在し、政治的対立を生む背景を形成している。
本講義では、 歴史的な環境変化の中で財閥を中心とする韓国社会がどのような変貌を遂げつつあるのか、国内での政治状況の変化を踏まえて考察していく。
子どもの精神発達を考える
目標:子ども時代、その中でも特に乳幼児期といわれる生後3年間は、子どもの精神発達にとって、重要な時期である。この間に、子どもは母親(養育者)とどのような出会いを体験し、アタッチメントがどのように形成されるかが、その後のその子の精神発達、パーソナリティ発達を決定する。また、このアタッチメントの形成には、養育者−子間のコミュニケーションの発達や、子どもの自己感の発達も、密接に関係してくる。 子どもの精神発達理論は、精神分析学から成人の患者の想起する子ども時代を再構成することによりできた理論と、乳幼児の直接観察からの所見が相互に影響しあって発展してきた。
先学期のこの研究会では、精神分析的発達理論、Mahlerの分離個体化理論、Bowlbyの愛着(attachment)論、Stern の自己感の発達論などを中心とした理論をもとに、乳幼児のいる家庭の訪問による実際の乳幼児の観察を通して、健康な家庭における子どもの精神発達を総合的に理解する事を目指した。
本年度も引き続き、理論の学習と、乳幼児観察を並行して進めたい。また、Infant Mental Health Journal, Zero to Threeなどの文献の講読も行っていく。 (森さち子研究会との合同研究会)
E-Cellプロジェクト(先端生命科学)
細胞、組織などの生命現象をモデル化し、私たちが開発しているシミュレーション環境E-Cellシステムを用いてシミュレーションを行い、複雑で巧妙な生命システムのしくみを探りだします。
生命進化のシンギュラリティ(先端生命科学)
いま存在する生命システムのデザインが、他ではない「この」デザインへと至った経緯を、論理的推論と計算モデルを用いて推定します。
生命進化のシンギュラリティ(先端生命科学)
いま存在する生命システムのデザインが、他ではない「この」デザインへと至った経緯を、論理的推論と計算モデルを用いて推定します。
地域における効果的なプラットフォーム設計
飯盛義徳研究会は、各地での実践を通じて、地域における効果的なプラットフォーム設計の実践知の創造に挑みます。プラットフォームとは、多様な主体の相互作用によって社会的創発をもたらすコミュニケーション基盤をいいます。このプラットフォームをどのように設計していけば、いろいろな人たちの協働がうまれ、新しい活動や価値が生まれるのか、アクションリサーチ(action research)を通じて具体的方策を明らかにしていきます。
本研究会では、一人一人が起業家精神を発揮して、既存の研究プロジェクトに所属するか、自ら研究プロジェクトを立ち上げて、Project Based Learningを実践してもらいます。その上で、経営学、プラットフォームなどを中心としたさまざまな学問領域の理論研究を行い、全員で立場を対等にして徹底的に議論する「会読」を取り入れます。最終成果として、飯盛義徳研究会独自の研究発表会であるIRF(Isagai-lab Research Forum)において皆さんの成果を発表してもらいます。まさに、プラットフォームの観点から、総合政策学を推し進めたいと念願しています。
モットーは、知行合一と恕です。そして、研究会での学びや実践が、生きる力の涵養をもたらし、混迷の社会をいかに生きるかを考える契機になって欲しいと願っています。皆さんの元気が、社会の元気につながっていくことを期待しています。
地域における効果的なプラットフォーム設計
飯盛義徳研究会は、各地での実践を通じて、地域における効果的なプラットフォーム設計の実践知の創造に挑みます。プラットフォームとは、多様な主体の相互作用によって社会的創発をもたらすコミュニケーション基盤をいいます。このプラットフォームをどのように設計していけば、いろいろな人たちの協働がうまれ、新しい活動や価値が生まれるのか、アクションリサーチ(action research)を通じて具体的方策を明らかにしていきます。
本研究会では、一人一人が起業家精神を発揮して、既存の研究プロジェクトに所属するか、自ら研究プロジェクトを立ち上げて、Project Based Learningを実践してもらいます。その上で、経営学、プラットフォームなどを中心としたさまざまな学問領域の理論研究を行い、全員で立場を対等にして徹底的に議論する「会読」を取り入れます。最終成果として、飯盛義徳研究会独自の研究発表会であるIRF(Isagai-lab Research Forum)において皆さんの成果を発表してもらいます。まさに、プラットフォームの観点から、総合政策学を推し進めたいと念願しています。
モットーは、知行合一と恕です。そして、研究会での学びや実践が、生きる力の涵養をもたらし、混迷の社会をいかに生きるかを考える契機になって欲しいと願っています。皆さんの元気が、社会の元気につながっていくことを期待しています。
場のチカラ プロジェクト(まちに還すコミュニケーション)
ぼくたちは、絶えずコミュニケーションしながら暮らしています。そして、コミュニケーションについて考えることは、(いつ・どこで・だれが)集い、(何を・ どのように)語らうのかを考えることだと理解することができます。つまり、コミュニケーションへの関心は、必然的に「場所」や「場づくり」への関心へと向かうのです。この研究会では、コミュニケーションという観点から、人びとの「移動」や人びとが集う「場所」の成り立ち、「場づくり」について実践的な調査・研究をすすめています。
場のチカラ プロジェクト(まちに還すコミュニケーション)
ぼくたちは、絶えずコミュニケーションしながら暮らしています。そして、コミュニケーションについて考えることは、(いつ・どこで・だれが)集い、(何を・ どのように)語らうのかを考えることだと理解することができます。つまり、コミュニケーションへの関心は、必然的に「場所」や「場づくり」への関心へと向かうのです。この研究会では、コミュニケーションという観点から、人びとの「移動」や人びとが集う「場所」の成り立ち、「場づくり」について実践的な調査・研究をすすめています。
コーチングとライフスキル
本研究会では主にスポーツにおけるパフォーマンスの向上や勝利という目標に向けた人間関係の構築について心理面に着目して進めていきます。 履修希望の学生は次のいずれかの研究テーマで進めていきます。
(1)スポーツ場面における選手間、選手とコーチ間のジレンマとその解決モデル
(2)パフォーマンス向上のためのコンディショニング
(3)やる気にさせるモチベーションプログラム・心をつくるライフスキルプログラムの作成
(4)女性アスリートとジェンダーと社会(5)障害者スポーツ
(6)パフォーマンスを発揮する組織づくり
(7)その他(要相談)
担当者は基本的には近代日本の社会学的研究者であるが、今期は社会学とも縁の深い西洋思想の古典を読んでいく。 一見すれば現代社会との関係がみえにくい文献もあるが、複雑化してゆく現代をさまざまな角度から深く理解する視点を身につける機会となる。取り上げた本は、「近代思想の世界」で内容を講義した本が中心であり、受講者がいずれの方面に進むとしても読んでおいて損はない古典である。 これらの古典を一週に一冊ずつ理解していくため、毎回一人の受講者に20~30分程度の報告をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者が討議する。 内容は「近代思想の世界」を受講済みであれば読解可能と思うので、受講者相互のディスカッションや、教員との質疑応答を重視していきたい。
2010年代を中心に、近年の社会学の文献を読む。近年の潮流は、方法論的には統計分析とフィールド調査が多く、テーマ的には格差やマイノリティ、右派的ナショナリズムなどが多い。これらは社会的関心に沿ったもので、ある意味で「読みやすい」文献も多い。ただしLGBTなどを対象としたクイア理論、社会運動論などを中心に、哲学や構築主義を踏まえた理論的研究も存在する。
こうした近年の社会学文献を、一週に一冊ずつ読み、討論していく。毎回一人の受講者に20~30分程度の報告と論点提起をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者がみな討議する。 担当者の「現代社会理論」を読んでいれば内容は読解可能であり、また読みやすい本が多いので、全員が課題図書を読了していることを前提に、受講者相互のディスカッションや教員との質疑応答を重視していきたい。
本授業は、環境デザイン系の基礎的な講義、演習を履修した大学院生を対象に、ランドスケープデザインについてより専門的に学ぶことを目的としています。都市や郊外におけるランドスケープデザインの事例を見学し、それらの社会的・空間的な意味、設計意図や意匠、植栽や舗装、構造物、設備などについて分析し、議論を行います。
第2週、第4週は都内の公園や広場を見学し(現地集合・現地解散)、それぞれの翌週にそれらに関する分析と考察を発表してもらいます。
建築の基礎である建築材料について学びます。
本講義では,構造計算ではなく,構造デザイン(構造計画)に焦点を当てた講義を行う。
ガイダンスとして,構造デザインと建築デザインとの関係について概説したのち,カテゴライズされた様々な構造形式について,その特徴と方法論を学ぶ。
また,Rhinoceros/Grasshopper上で動く構造解析ソフトウェアを用いて様々な構造物をモデル化し,学んだ知識をデジタル技術で可視化することを通じて力の流れを読み解くセンスを身に着ける。
The lecture course is concerned with the design of urban life-world. It is concerned with the history and theory of urban design, with how it is currently being practiced, and with how it could and should be critiqued in the context of contemporary politics, economy and culture. The course recognizes the hybridized nature of urban design, sees it as a complex field whose opportunities and constraints, as well as influences and bounding forces vary, and attempts to map these variables.
The course is divided into three units: ‘Foundations’, ‘Dimensions’, and ‘Outlooks’. The ‘Foundations’ unit reviews a history of urban form, and the ideational infrastructure and professional practices that come to us today as precedents. It progresses chronologically along key chapters in the annals of city making, from Classical politics through Renaissance idealism towards Modern utopias and dystopias. It then addresses the influence of the field’s founders, of Jane Jacobs, Kevin Lynch, Christopher Alexander, Colin Rowe, Allan Jacobs and William Whyte, among others, and sees how their somehow disparate works have coalesced urban design as a distinct field. For the second unit ‘Dimensions’ the course adopts the analytical structure of Carmona’s and Tiesdell’s ‘Urban Design Reader’ [2007]. Our study progresses along six influencing dimensions of urban design: morphological―configuration of urban form, perceptual―perceived and experienced spaces, social―link between social variation and formal organization, visual―aesthetic measurements of urban development, functional―use of spaces, and temporal―evolvement of spaces through and over time. The third unit ‘Outlooks’ is designated to students’ presentations and class discussion. Each participating student is requested to present a series of observations of urban design projects located in Tokyo and vicinity that correspond with the class’s themes and evoke further discussion in them. The unit and course then conclude by trying to determine the challenges of future urban design.
There are two consecutive classroom sessions every week. There are lectures during most of the sessions while others wear a seminar format and be used for class discussions of the assigned readings, screening of films and videos or field trips. These activities are equally important to the class lectures and should be used to further practice critical thinking and develop analysis skills of urban design related topics.
エネルギーは経済活動の維持と発展のために不可欠な要素であり、安全保障の観点からも重大な意義を有している。同時に、地球規模での環境の改善と保全の必要が問われており、諸々のエネルギーの活用のあり方について国際的な議論が展開されている。この講座では各々のエネルギーとエネルギー資源の特徴を踏まえた上で、その活用形態について分析し、世界の主要地域・国におけるエネルギー政策と、その妥当性および今後のエネルギーミックスについて展望する。
安全で快適な環境の創造には幅広い工学技術全般の理解が必要である。
特に、多様な空間の創造には、構造設計・構造材料の理解が要求され、そのためには、力学の知識が不可欠となる。 環境の力学は、力学の基礎知識を、効率的に身につけるために、時間内での演習重視し、力学と構造デザインとの関連性についても、ふれていきたいと考えている。
この授業では、英語のみのかたと日本語のみのかたも大丈夫です。
Students who speak only English or only Japanese are welcome in this class.
The many tasks that computers perform for us can roughly be broken
down into five categories:
* process data
* name data
* move data
* store data
* manage data
The operating system regulates access to both data and resources, and
provides abstractions that make the above tasks straightforward.
The most critical fact of modern systems is that data and computing and storage resources may be spread across the planet. Computing on such distributed data requires moving data, often replicating it in the process. Decisions about computations, as well as the computations themselves, must be made with an eye to achieving this efficiently and robustly.
マルチメディア知識ベースの構築は、情報社会におけるメディアを伴った知的創造活動を実現するための主要な対象である。本講義では、マルチメディア・データとビッグデータ・マイニング、特に、画像データ、動画データ、音楽データ、ドキュメント・データを対象とし、それらのメディア・データの検索、編集、統合を実現する知識ベース、データマイニングの構築方法を習得する。実際の知識ベースシステム、データベースシステムを用い、マルチメディアデータによって構成される知識ベースの構築を行う。履修者は、マルチメディアを対象とした知識ベース化を行う具体的な応用分野(自然科学、社会科学、工学、生命科学、医学、芸術など)を設定し、その分野の知識ベースを実際のシステム上に構築する。
また、広域ネットワークに連結された多種多様なメディア・データを対象とした知識ベースシステム、および、知的情報獲得のための連想検索システムを実習を伴って構築する。メディアデータ群に内在する知識を集約・結集し、それらの編集・連結・統合による新しい価値生成を実現するマルチメディア知識ベースおよび知識ベースシステムの設計・構築を行なうことのできる人材を育成する。
本授業では分子生物学、ゲノム科学、細胞生物学等の分野において、第一線級の学術雑誌に発表されたデーターを詳細に読み解くことを目的とする。これは知識の習得や表面的な理解を目指すのではなく、背景となる考え方、コントロールの取り方、論文の構成や展開の様式に焦点を合わせることで、本当の意味での論文の理解を目指す。具体的な内容としては、遺伝子の同定、組換え体蛋白質の調製から、DNA複製、転写、翻訳等に関わる因子の研究、RNA学や発生工学、がんやウイルス等に関する論文をとり上げる。すなわち講義毎にCell、NatureあるいはGenes & Development誌などに発表された関連論文を読み、議論する。これらの過程を通して生命科学における実験系の論文を正確に理解できるようになる。また、大学等で実際に遺伝子研究の最前線にたつ研究者によるセミナーを開催し、議論する。
履修者が日本人だけの時には日本語で授業を行います。