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脳情報の計測と解析
本研究会は「脳情報学」を専門とする研究会であり,脳情報の計測と数理解析の観点から脳に関する基礎研究に触れると共に,コンピューティング・VR/AR・メディア・健康等への応用を目指して研究していきます.近年,人間の脳活動を非侵襲に計測する様々な手法が出現し,人間の脳を客観的に調べることができるようになってきました.本研究会では,実際にEEG(脳波)・tES(経頭蓋電気刺激)等で得られたデータを用いて,未知の脳機能を調べる方法を学んでいくと共に,卒業プロジェクトや学会発表,論文発表を目指して研究活動を進めていきます.
宇宙とアート/2020年台のアート
2022年秋学期より「宇宙とアート/2020年台のアート」をテーマに、研究会を「A型」にて実施します。時代に左右されない芸術、そして、この時代だからこそ実現できる芸術を並行して追求します。過去の問題意識や文脈を整理しつつ、情報技術のスキルを身につける作業をしっかりと積み重ねます。3年間在籍すれば外部に発表できる作品がつくれるようになることを目指します。並行して、ハイパフォーマンスコンピューティング時代のアーティストとデザイナーのためのツールキットの開発も進めます。
スポーツパフォーマンス
本研究会ではスポーツ現場における様々な課題に対し、調査、研究を行うことにより、課題の解決及びパフォーマンス向上に貢献することを目的としています。パフォーマンス向上のためのアプローチは、トレーニング方法や指導方法などに留まらず、メンタル面、コンディショニング等多角的に検討していきます。また、スポーツ政策など、より広い視野でスポーツを捉えることで、スポーツの価値向上及び普及の可能性についても検討していきます。
ソーシャルセクターとヒューマンサービスの社会学
【この研究会は宮垣研究会の継続履修者向けです。玉村研究会志望者は、別途玉村研究会のシラバスを参照下さい。宮垣研究会の学生には詳細を別途アナウンスをします。】
ボランティアやNPO/NGO、ソーシャルビジネスなど、今日ではよく知られている諸活動も、遡れば1995年の阪神・淡路大震災におけるボランティア・ムーブメントがその重要な契機となっています。この間、日本のNPOを取り巻く状況は大きく変わりました。実践も実に多様になってきており、災害救援のみならず、まちづくり・地域活性化やヒューマンサービスから、新しい事業創造まで、大きな影響力を持つようになってきました。また、社会起業家やソーシャルビジネスが生まれたのも、企業のCSRや社会性の高い消費に関心が高まったのも、セクターを超えたダイナミックな協働も、この間の出来事と言っていいでしょう。これらに共通するのは、公共性の高い活動を、ネットワークやコミュニティの原理を活かしながら行うという点で、様々な社会課題の解決にあたり、その重要性はますます高まっています。
この研究会では、医療・福祉や教育、子育て、相談などの諸活動に、まちづくりなどを加えた「ヒューマンサービス」分野を主な対象とし、NPO/NGOやソーシャルビジネス、企業のCSRや行政との協働などの「ソーシャルセクター」が果たす役割、可能性、課題や方法論について理論と実証の双方からアプローチします。
2014年度より始まったこの研究会では、阪神・淡路大震災からの四半世紀に何が起こり、何が生まれ、どのような成果を生み出してきたのかという「日本のNPO/NGOの25年」の検証を多角的に行ってきました。昨年度からは、そうした歴史を重視しつつも、現在進行中の諸活動や今後のあり方、すなわちソーシャルセクターの未来に目を向けたいと考え、研究活動を進めています。
建築の企画、設計、建設、社会貢献
坂 茂研究会では、建築の企画・設計・建設といった分野に興味を持つ人を募集します。
災害支援、企画展示、国内外の建設といったプロジェクトに取り組み、社会問題の解決や建築の新しい可能性を拓くことを目指します。
履修希望者は建築やデザインに興味ある人、災害支援や国際機関での活動に興味がある人、キュレーターになりたい人、建築にまつわるさまざまな研究をしたい人など。
学生にはプロジェクトに率先して参加する意思があることやグループワークなどの共同作業を厭わず参加することが求められます。
建築は共同作業で成り立っています。授業外の活動において時間を確保し、共同で成果を生み出す必要があります。研究会を通じて、個人として必要なスキル(二次元CAD、三次元CAD、模型製作など)を習得していきます。
授業はオンキャンパスとします。
SFC CLIPに坂 茂研究会について掲載されています。下のURLからご参照ください。
https://sfcclip.net/2020/01/48835/
サイバーセキュリティ&デジタルトラスト・リサーチ
本研究プロジェクトでは、サイバーセキュリティ&デジタルトラストを前提とした技術および社会のあり方についての研究を行う。サイバーセキュリティ&デジタルトラストは、現在では社会の共通基盤として不可欠なものとなっている。技術面・社会面の双方で、サイバーセキュリティ&デジタルトラストの課題を見つけ、その解決策を研究する。
技術面では、共通鍵暗号・公開鍵暗号、Public Key Infrastructure (PKI)等の技術を活用した実装と実証を目指す研究活動を行う。
社会面では、ビックデータやAIの時代における新しい約束やルールについて検討し、サイバーセキュリティ&デジタルトラストの研究を通して「未来の社会をどう創っていくか」を考え、実践する。
本研究プロジェクトは、本学の大学院プロジェクト科目やSFC研究所の各種ラボ、IETF・ISO・ITU・NIST・ETSI等の国際標準化団体と協働するとともに、日本国内外との民間企業や他大学と共同で研究活動を行うことで、世界を先導できる仕組み等を社会とのつながりのなかで研究する。
知覚と認知の心理学
本研究会の主な目的は、心および身体に関わる知覚・認知機能を研究することです。5つのテーマ(空間・社会性・身体性・質感&感性・個人差)に関する実験心理学・数理心理学・認知科学的研究を中心に行っています。これらの研究は、実世界情報認識機構の解明、視覚情報処理メカニズムの解明、心理アセスメントの開発、運動パフォーマンスの評価・向上、バーチャルリアリティの技術開発等に貢献することを目指して行っています。
環境問題研究会
環境問題を具体的に解決しようとするには、課題の背景と関連するステークホルダー(直接・間接的な利害関係を有する人や組織)を理解することが必要です。本研究会では、個人研究やグループワークを通じて、課題の本質やステークホルダーのポジションを分析し、具体的な解決策を探求します。
(注)環境問題全般を対象としていますが、資源循環、エネルギーなどのテーマについて、より重点を置いています。
言語科学:基礎からオリジナル研究へ
言語学、特に認知・機能的アプローチによる研究を行う。一方のコマ(2限)ではイントロに続き、認知・機能言語学の研究論文を読み、この分野の問題設定と 方法論への理解を深める。もう一方のコマ(3限)では具体的なプロジェクトにつながるようにデータ 収集と分析を行う。
田中浩一郎研究会(現代中東政治研究)
中東地域をめぐる緊張と複雑化する国際関係について討論を通じて深掘りする
フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリング
この研究会では、日本の山林、林業から木材、木造までを扱います。この分野における問題を、これまでになかったアプローチで ”工学から” 解き、そこに新しい考えを提案する研究会です。
Second Language Teaching & Learning
Research in Second Language Learning & Teaching: Ecological & Sociocultural Approaches to Task-Based Learning
This course will examine the interaction between second language acquisition and the learning environment with a focus on task-, project-, and games-based language teaching. The fall seminar looks more closely at theories of learning and research methods, though pedagogy and practical applications will also be explored. We will examine aspects of second language acquisition relative to sociocultural theory, including ecology & semiotics, sociolinguistics, activity theory, values-realizing, and dynamic approaches to assessment and teaching.
This class is intended for those interested in second language teaching and those who are interested in and want to work in the field of applied linguistics as language educators or researchers. Prior knowledge of second language acquisition, teaching, or other relevant fields is recommended, but not required.
The course will be held primarily in the classroom in a face-to-face format, supplemented through online collaborative and individual task-based projects. This class adopts a traditional seminar-style of instruction, with student-led discussions and engagement with the material. To that end, participation and preparation are essential to success in the class.
デザインとジオメトリー
鳴川研は「工学的な問いを幾何学的に解く」デザインの研究室です。
社会的な意義や方法論も大事ですが,デザインしてできた成果物=「かたち」に重きを置いています。
「環境問題を考え,材料を無駄にしないデザイン」といったコンセプトは誰も否定しませんがそれに甘んじてはいけないと考えています。成果物の質,かたち,美しさを真面目に追求してゆきます。
グループ活動:
企業とのデザイン研究,開発を行います。一方,鳴川研のメンバーの関心事に基づいて研究開発を行います。活動範囲の分野は建築デザイン,プロダクトデザイン,グラフィックデザイン,ファインアートです。実践的な美術探究を共に行いつつ美術の技量を培うことができます。
個人制作:
テーマ世界地図を制作します。地政学や地学の教養とグラフィックデザインの技量を培うことができます。
言語と学習の認知科学
本研究会では、発達心理学・認知心理学・言語心理学・脳科学の視点から、人間の学習や発達、言語の認知の仕組みを探ります。研究会時間内では、認知科学の分野の様々な文献を読み、卒業プロジェクトの基礎知識を身に付け、実験手法や統計についての考察を深めていきます。卒業プロジェクトのテーマは大きく分けて、(1)言語の学習メカニズムと、言語と思考の関係についての研究、(2)学習・熟達の認知のメカニズムを考え、子供にとって良い「学び」を探求・実践していく研究と熟達者の認知と脳の変化の二つを軸としており、中でも、幼児の母語習得のメカニズムや、学習の認知メカニズムの理解に即し、子どもにとって「学び」とはなにかを探求することに注力しています。(1)と(2)を統合し、日本語を母語とせずに日本の学校で学ぶ子供たちの日本語の困難さの原因を同定するアセスメントと日本語の学習のための教材の開発も行っています。
卒業プロジェクトや修士論文のテーマは認知科学、教育心理学、教育心理学に基づいた教育実践に関する内容から各自が担当教員(今井)と相談の上決めます。例えば
(1)書いていないことを推測する(行間を読む)力と推論力の関係
(2)色ことばの発達過程
(2)幼児の意欲に影響する親子遊びの性質
(3)幼児の感情理解と語彙力 感情を理解するメカニズム
などがあります。
[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/teaching/graduationthesises/|こちら]
言語や子どもの発達、学習・教育に興味がある人はもとより、発達過程や人の行動のモデル化に興味を持ち、データ解析、モデリングを勉強したい人を特に歓迎します。
【活動内容】
研究会では、まず、認知心理学、脳科学、言語学に関する本や論文を読み、それを皆の前で発表することによって、研究をするために必要な知識を養います。さらに、卒業プロジェクトで、実験計画の仕方、行い方、データ分析の仕方、学習デザインの仕方など、研究に必要なスキル知識を実践的に学習していきます。研究会の時間内において、木曜4限は研究会のテーマに沿った文献を輪読し、金曜5限は個人のテーマに沿った文献を読み発表し、皆で議論していきます。授業外では、木曜5限統計の基礎や実験デザイン,実験方法
について学ぶサブゼミを実施、課外活動としては、子ども向けワークショップなどに出展しています。
課外活動の内容は
[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/outreach/|こちら]
をご覧ください。
【研究会時間外の活動】
言語習得のメカニズムにせまる(言語) 人はどの様に母語や外国語を学ぶのでしょうか? 人間がどのように母語を修得するための情報処理ネットワークを構築し、母語を獲得していくのかを、脳計測・視線、その他行動実験などの認知科学による研究手法を基に、言語と脳、認知の関係に迫ります。研究興味に合わせて様々な手法に携われることが特徴であり、実際の調査に参加することで、研究手法や研究の行い方を経験しながら学びます。
◆言語プロジェクトの特徴◆
◇赤ちゃんや幼児の言語獲得 乳幼児の研究は、幼稚園・保育園での調査を通して行われます。言語学習のプロフェッショナルである乳幼児と成人を比較することで、乳幼児がどのようにことばを学習しているのか、外国語学習は母語の学習とどのように違うのか、といった問題に迫ります。 先行研究を読み、実験をデザインし、データをとり、統計分析のしかたを学ぶことを、学期を通して実際に進めていきます。
◇言語が思考に及ぼす影響 国内外の大学と連携し、日本語・英語・中国語・ドイツ語といった他言語の比較研究を行っています。言語の特徴が、言語学習と思考にどのような影響を及ぼすのか、言語普遍的な概念は何なのか、といった問題を扱います。
◇コーパスを使った言語の分析 実際に使われている言葉をさらにコーパス分析で言語をより深く分析します。この手法を用いて、日本語と外国語の比較や、それを通した外国語学習の教授法に迫ります。
◇プロジェクトについて詳しくは[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/research/|こちら]
初等教育における「学習」を考える 子供たちはどの様に学び、発達していくのでしょうか?また、どの様な教育がよりよい学びを実現することができるのでしょうか? 学習プロジェクトではこうした問いに応えるために、教育実践と認知科学を軸として研究・実践活動を行なっています。「よりよい学び」を実現する学びかたを、幼児の言語獲得をヒントに考えて行きます。私たちは、子供たちが創造的に学び、学び方を学んでいくための教育の一案として「探究型学習(Project-Based Learning)」を推進しています。探究型学習ではプロジェクトを基本として、コンセプトを創り、生きていく上で最も重要なものの捉え方[認識]を育む学習形態です。また、研究と実践をつなげていくために、現場教員や国際的な研究者・実践者コミュニティを形成し、下記のような活動を定期的に行なっています。
◆プロジェクトの活動(学習)◆
◇ [http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/|ABLE]
(Agents for Bridging Learning research and Educational practice)研究者と教育実践者、社会変革を志す人々をつなぐコミュニティを主宰しています。国内・海外を問わず、先進的な研究や実践をしている方々をスピーカーに迎え、学習研究と教育実践をどの様につなげればよいのか、徹底的に議論します。 詳しい情報、過去の事例紹介は、下記のWebサイトをご覧ください。
◇ことばと思考力を測るアセスメント開発と測定
ことばの力、学力が低迷する児童に対して、ことばの運用力、認知能力、推論能力を測るアセスメントを開発しています。ある県と協力し、大規模な調査を行っています。研究プロジェクトではアセスメント開発とデータ解析を行います。
◇外国人幼児、児童の日本語支援
日本語を母語としない外国にルーツを持つ児童の日本語の支援をするために、アセスメントを行い、指導法を研究します。
履修者は原則として(1)言語に関する基礎研ある究の補助(2)子どもにとっての「学習」を考えるワークショップの両方に参加し、理論的・実践的に卒業プロジェクトに向けての基礎知識とスキルを身につけます。
防災社会デザイン研究会
災害に関する自然科学・人間科学・社会科学研究.
毎回の研究会の構成:下記を各60分ずつ
選択分析:政策と日常生活
この研究会では日常に深く根ざす人間の行動に注目する。その観察と分析のための鍵になる概念にはリスク、選択、意思決定、そして日常生活などがある。
人間の一生とか日常生活は自分自身の努力だけで作りあげられるものとは考えない。それは自分が一員である大きな集団(家族、地域社会、社会さらにはネットワーク型の集まり等々)で共有される価値に触れ、それを理解し、取り入れてゆこうという“交渉過程”を通じて構築してゆくものなのである。言い換えると、物理的・社会的環境の変化が続く中で自分達自身も変化しつづけるということである。
ただし、自分達の行動に現れる変化が生き方を支える一貫性を犠牲にするというわけではない。この一貫性は日常のルーティンからの逸脱を最小限度に抑えようとする努力を支えている。上で述べた“交渉過程”を通して価値あるものとして取り入れた物事とか人間関係が中断するとか亀裂を招くような状況に接した時、それを抑えようとする努力を支えるものであり、あるいはそうした状況が生み出す“ロス”を抑えようとする努力などにも見られる。
自分達の行動とかそれをめぐる語り(ナラティヴ)は自分達の生き方をそのまま反映するだけではなく、自分達が所属する社会的なるもの・文化的なるものを“表現”するものでもあることに注目したい。
調査・研究の理論的基盤とツール:知識社会学、政治社会学、認知心理学、行動経済学、事例研究、フィールドワーク、ナラティヴ分析.
研究分野と課題:開発、貧困、教育、心身障害、ヘルス、人間の安全保障、自然災害対策等々様々な条件の下での人間の日常生活に関わる政策課題を研究調査の分野として取り上げている。
調査現場:ベトナム(ホーチーミン・シティ、中部ビン・ディン省)、ラオス(ビエンチャン地区)、インドネシア(ジョクジャカルタ地区)、日本(裾野市須山地区, 東北地方海岸部、その他)など。
地域研究とアカデミック・ディシプリンの対話と融合の模索
冷戦終結後、冷戦中には容易に行かれなかった地域にも行かれるようになったこと、イデオロギー・バイアスが減少したことなどにより、真の地域研究が可能となり、学界においても地域研究が盛んになっています。しかし、地域研究のポジションは学界の中で未だ浮いている感があります。というのは、地域研究者は「自らの地域は特殊だ」ということを主張し、一方的な情報発信をするにとどまる傾向が強いからです。確かに、ある地域を詳細に研究すればするほど、その地域の特殊性が明らかとなるため、そのような傾向が強まるのは当然ともいえます。しかし、それでは地域研究者の自己満足に終わってしまい、学界における研究の発展も望めないでしょう。
そこで、本研究会では地域研究とアカデミック・ディシプリンの対話と融合を模索していくことを目的として、地域研究をより広いアカデミックな文脈に応用できるような研究を行っていきます。いくつか例をあげると、地域研究の対象が、紛争の多い地域であったら、他の地域の紛争や平和構築などとの比較・検討などをして、包括的な紛争・平和研究を行っていくことも可能でしょう。また、ある地域と別の地域の政治発展や歴史を比較し、比較政治や比較体制論などにつなげていくことも可能でしょう。そして、ある地域の内政や外交を大きな国際政治の中に位置づけて考え、ある地域の政治を国際政治の縮図と考え、国際政治学に発展させていくことも可能であるはずです。地域研究を地域研究だけで完結させず、それをもっと広いアカデミックな文脈で活かせるようにし、他地域の専門家や他のディシプリンの研究者などとの対話を可能にして、学術的な貢献ができるようにしていきたいと考えています。
そのために、輪読で包括的な国際政治の理論や議論を学び、各人の研究発表とそれに伴う議論をもとに、理解を深めていきたいと思っています。また、思考のブラッシュアップを図るために、ゲストスピーカーによる講話やディスカッションなども予定しています。
廣瀬の地域研究の専門は旧ソ連(特にコーカサス)ですので、廣瀬自身は主に旧ソ連から他の地域や世界を見ていくことになります。そのため、旧ソ連や東欧を地域研究のコアに据える学生さんに対してより的確なアドバイスができますが、他の地域をコアとして研究を行っても勿論構いません。異なる地域の地域研究の対話を目指す上でも様々な関心を持つ学生さんを歓迎します。
街と情報
そこに住んだり滞在したりするだけで、情報の力がその人の活動の質を向上させてくれるような街や都市を、スマートシティという。この研究会では、人々の健康や利便性、安全性を高めたり、人を楽しくさせるような情報を収集、処理、生産する情報技術を創造する。
身体と環境にむきあい、知をデザインする生活
身体と環境にむきあい、知をデザインする生活
(A)3Dプリンティング技術のスポーツ・福祉・医療に向け応用
(A)-1 3Dプリンターによるインソールの開発と性能評価.
(A)-2 3Dプリンター製スポーツ用具によるパフォーマンス向上
(B)リンクセグメントモデル・粘弾性モデル等によるヒトや動物の運動解析
(B)-1 競走馬と騎手のインタラクションに関する力学解析
(B)-2 陸上・体操等におけるスキルに関する力学解析
(B)-3 リハビリテーションにおける運動解析
(C)スポーツおよびリハビリテーションの遠隔コーチングに関する技術開発
(C)-1 卓球ラケットセンサーを用いた卓球の遠隔コーチング
(C)-2 インターネットスターターピストルを用いた遠隔スポーツ
(C)-3 スポーツにおけるSTEAM教育
スポーツをはじめとするヒトの運動の巧みさを研究するには身体運動の計測が必要です.またスポーツパフォーマンスの向上を目指す装置やシステムでも同様にヒトを測る,ということが必要です.この研究会では「ヒトを測る」ことに主眼をおいてスポーツをはじめとするヒトの運動のメカニズムを追求し,スポーツパフォーマンスの向上を支援する技術開発等へつながる研究を目指しています.
ソーシャルクラウドロボティクス −共生・協働するロボットから共に発達するロボットへ−
常時ネットワークに接続された次世代のロボットは,自ら M2M(Machine to Machine)コミュニケーション,M2S(Machine to Service)コミュニケーションを駆使する存在として,あるものはユビキタス情報サービスのアクターとして人々と共存し,またあるものは人の身体拡張を支援する,より社会的な存在となります.我々はこうしたロボットをソーシャブルロボット(Sociable Robot)と呼びます.社会性を備えたロボット,すなわち,ロボット同士,機械,情報サービス,そして人と能動的に繋がるロボットです.研究会では,大学院アカデミックプロジェクトとも連携し,調査,グループディスカッションといった研究活動を通して,ソーシャブルロボットにおける論点の洗い出しを行い,メンバ個々に問題を設定,それらを解決するための手法を探ります.
インターネットリサーチ
本研究プロジェクトでは、情報インフラストラクチャとしてのインターネット技 術の先端研究を行う。 また、インターネット技術を基盤とした、分散システ ム、Webアーキテクチャ、センサーネットワーク技術、ビッグデータシステム、 Internet of Things や Future Internet 技術など、プロトコルやシステムの 面とその応用と展開についての実装と実証を目指す研究活動を行う。
場のチカラ プロジェクト(まちに還すコミュニケーション)
ぼくたちは、絶えずコミュニケーションしながら暮らしています。そして、コミュニケーションについて考えることは、(いつ・どこで・だれが)集い、(何を・ どのように)語らうのかを考えることだと理解することができます。つまり、コミュニケーションへの関心は、必然的に「場所」や「場づくり」への関心へと向かうのです。この研究会では、コミュニケーションという観点から、人びとの「移動」や人びとが集う「場所」の成り立ち、「場づくり」について実践的な調査・研究をすすめています。
地域における効果的なプラットフォーム設計
飯盛義徳研究会は、各地での実践を通じて、地域における効果的なプラットフォーム設計の実践知の創造に挑みます。プラットフォームとは、多様な主体の相互作用によって社会的創発をもたらすコミュニケーション基盤をいいます。このプラットフォームをどのように設計していけば、いろいろな人たちの協働がうまれ、新しい活動や価値が生まれるのか、アクションリサーチ(action research)を通じて具体的方策を明らかにしていきます。
本研究会では、一人一人が起業家精神を発揮して、既存の研究プロジェクトに所属するか、自ら研究プロジェクトを立ち上げて、Project Based Learningを実践してもらいます。その上で、経営学、プラットフォームなどを中心としたさまざまな学問領域の理論研究を行い、全員で立場を対等にして徹底的に議論する「会読」を取り入れます。最終成果として、飯盛義徳研究会独自の研究発表会であるIRF(Isagai-lab Research Forum)において皆さんの成果を発表してもらいます。まさに、プラットフォームの観点から、総合政策学を推し進めたいと念願しています。
モットーは、知行合一と恕です。そして、研究会での学びや実践が、生きる力の涵養をもたらし、混迷の社会をいかに生きるかを考える契機になって欲しいと願っています。皆さんの元気が、社会の元気につながっていくことを期待しています。
ソーシャルイノベーション:ソーシャルマーケティングと価値共創
この研究会では、「ソーシャルイノベーション」を推進する際のアプローチとして「マーケティング」に注目をします。言い換えると「ソーシャルイノベーション」を実現する「マーケティング(=市場づくり)」とは、どういったものなのかを探求していくのが、この研究会です。
そもそも「マーケティング」とは、「Market+ing(=市場づくり)」という言葉で、「市場(=様々なやりとりや関係づくりを通じて、多様な価値が創造され、関係者に満足が提供される場)」を創り、「持続的に機能させること(ing=現在進行形)」を意味しているものです。すなわち、様々な関係づくりを通じて、価値を創り出し、関係者それぞれが目的を達成し、かつお互いに満足を増進させていく持続的なプロセスを機能させることといえます。
この研究会では、最先端の「ソーシャルマーケティング」のあり方を探求することと、求められている理論や概念、手法を整理することを行いながら、それぞれがテーマを設定し研究プロジェクト(調査・研究活動)にとり組みます。具体的には、常に、意識すべき理論や概念、手法などを学び続けながら、各種の実践事例に見られるモノやコト、サービス、場などを調べ抜いた上で、春学期はチームで「ソーシャルマーケティングプロダクト」づくり、秋学期は個人個人で成果を出す「研究プロジェクト(調査・研究活動)」にとり組みます。