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国際開発論では、国連のミレニアム開発目標のうち、特に、人的資本開発にかかる当ピックを中心に取り上げ、議論する。具体的には、初等教育の普及、女性の地位向上、幼児死亡率や就学前児童の健康などについて、今後の開発政策の方向性を考えるうえで、必要な知識や手法を身に着けることを目標とする。
安全保障は古来より国家の最も重要な課題であった。今日の安全保障論は、国防(Defense)の概念から、多元的な安全保障(Security)の概念への変遷を背景として、ポスト・ポスト冷戦期の新しい概念構築を要請されている。またその前提として、冷戦後の複雑化した地域紛争、民族紛争、失政国家の内戦などの分析とともに、9.11テロ後の非対称アクターの台頭による国際紛争の新しい次元を理解し、中国を筆頭とする新興国の台頭(パワーシフト)が国際安全保障にもたらす意味を検討する必要がある。
本講義では、特に冷戦後の国際安全保障と国際紛争の特徴について、1)安全保障の概念と政策体系、2)主要国の安全保障政策、3)国際紛争のスペクトラム分析、4)冷戦後・9.11後の紛争の特徴、5)予防・抑制・抑止・戦争・停戦・平和構築の諸段階、6)対テロ戦争と安全保障論の新展開といった各論点に絞って検討する。
この授業では、創造的な未来をつくるための言語「パターンランゲージ」について、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージでは、創造・実践の経験則 を「パターン」という小さな単位にまとめ、それを体系化します。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、いきいきとした町や建物に繰り返し現れる関係性をパターンとして定義し、253個のパターンを抽出・記述しました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、現在でも広く活用されています。SFCでは、創造的な学びのための「ラーニング・パターン」や、創造的プレゼンテーションのための「プレゼンテーション・パターン」、創造的コラボレーションのための「コラボレーション・パターン」などが制作されてきました。それらのパターン・ランゲージは、全国の学校・企業・研修・ワークショップ・日常生活等で活用されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、パターンランゲージをつくるプロセスを体験し、その感覚をつかむことを目指します。
○主題:国際関係・国際経済、特に国際貿易に現れる政治と経済の連携(リンケージ)を分析する。
○分析対象:GATTやWTOにおける多国間貿易交渉、並びにFTAやEPAに見られる二国間交渉。地域統合の動向とWTO体制との関係など。
○目標:国際貿易におけるルールの形成過程を学び、国際政治経済を複合的に見る視点を構築する。また、将来社会人として自ら戦略的に国際関係を乗り切るノウハウを身につける。
社会やコミュニティの課題に取り組む様々な方策のひとつとして、生活者の社会参加があります。多様化する社会問題へのアプローチと個人の自律という観点からも生活者の社会参加に期待が寄せられていますが、実際の活動となると、なかなか一歩を踏み出しえないのが実情です。この授業は体験学習プログラムとして、学生グループが主体的にNPOスタッフ、主婦、公務員、企業の従業員といった人達と交流や協働しつつ、自らも含めて多様な“生活者の社会参加”を促進する仕掛けづくり・仕組みづくりをめざして活動し、最終的にはそのための実験や提案を行うものです。一連の学習プロセスを経て、生活者の社会参加の意義や可能性について深く考察するとともに、翻って自らのライフキャリアに、社会参加というテーマを位置づけるうえで拠り所となるような学習機会の提供をめざしています。
最近、ソーシャルベンチャーに対する関心が高まってきています。社会の中で、より心豊かにいきていくことに関係する新しい社会サービスの創出、あるいは急激な社会変革に伴い発生する社会課題の解決・改善に、ビジネス手法を活用して取り組む事業などは、その典型と言えます。
この授業はそうしたソーシャルベンチャーのもとで一定期間研修するのではなく(それは非営利組織インターンシップで対応)、自分たちの身の回りで取り組みうる社会的な活動に実践的に参加し、体験することが授業の狙いです。皆さんのキャリアデザインのオプションがより多様になることを目的とした参加・体験型の授業です。
学部レベルの計量経済学の講義を行う。確率・統計の復習から始め、線形単純回帰の方法と推定量の統計的性質を学んだ後に重回帰へと進む。さらに誤差項の自己相関、不均一分散の扱い、非線形モデル、二値選択モデル、操作変数法、簡単な時系列モデルも学ぶ。
“働く”ことの意味を、体験的に理解する貴重な機会となりうるのがインターンシップです。非営利組織の働き方の社会的意味や自分にとっての価値を、体験を通じて見出すことがこの授業のねらいです。
基本的には夏休み期間中に1ヶ月間実習を行います。実習前である春学期には、心構えや基本マナー等を講義形態で学び、実習後は各自の体験を他のメンバーの視点も借りながら振り返り、さらには自らのキャリア開発について考察します。このように、履修申告は秋学期ですが、授業は春学期から始まります。
原則としてインターンシップ期間中は、責任をもって活動に参加してもらいます。またインターン先の選定は、授業で用意した実習先の中から選択してもらう方法のほか、履修者自らが希望する実習先を選定する方法があります(詳細は「履修上の注意」を参照)。
社会における人や組織の戦略的相互依存関係を分析するゲーム理論の、初歩から比較的高度な内容までを駆け足で講義する。数学的な厳密さを追求するよりは、受講者にゲーム理論的な考え方を理解してもらう事を第一義に考えたいので、特に高度な数学的知識は必要とされない。しかし、説明自体は論理性を可能な限り重視したものとなるよう心掛ける。
扱う内容はオーソドックスな非協力ゲーム理論が中心となるが、限定合理性(進化ゲーム理論)・ゲーム実験に関する最近の話題や、協力ゲーム理論の一部が含まれる。本講義の受講者には、複雑な社会現象をただ単に表層的に記述する事に満足するのではなしに、こうしたゲーム理論のフレームワークを用いた能動的な分析を通じて、社会現象のメカニズムへの明晰な理解と、現実問題に対する固定観念を排した柔軟な思考を身に付けてもらいたい。
プロフェッショナルエシックスの授業では、経営者、組織を運営する運営担当者の倫理の問題をとりあげます。組織経営では、多様なステークホルダーズと誠意をもって向き合うことが必要であり、この多様な人たちに対して、どう接するかという視点で倫理の問題をとりあげます。個人のキャリア形成における、個人の価値感や考え方を理解することも重要です。このように、組織の運営や活動に関与するひとたちの心のルール・心の準備をプロフェッショナルエシックスという視点から探求していくことがこの授業の狙いです。
本講義では、マクロ経済学Iの既習者を対象として、マクロ経済学の応用編を取り扱う。
本授業は、建築・都市・ランドスケープを中心に環境デザインの専門家を目指す学生を対象とし、建築図面の作成や、3Dモデリング、CGパースなどのデジタルスキルを習得することを目的とする。
Rhinocerosという建築3Dモデリングソフトウェアを用いて、2D図面および3Dモデリングの作成方法を学ぶ。またUnityというゲームエンジンを用いて、フォトリアリスティックな建築CGの作成方法を学ぶ。さらにIllustratorを用いて、グリッドシステムを援用したレイアウトの方法を学ぶ。
講義はすべてオンデマンド動画とする。また、SOLやSlackなどで情報共有・質疑応答を行う。
Islamic and Arabic Studies
In this seminar, we are going to tackle topics related to Islamic and Arabic studies.
本演習では、OSI参照モデル第1層となる物理層に着目したセキュリティ技術を学ぶことを目標とする。具体的には、無線技術を対象とし、無線LANについて⼯学的な基礎から応⽤システムまでを講義で学習するとともに、実際にスペクトルアナライザーを⽤いた測定実習、電⼦部品を⽤いた電⼦⼯作および測定、無線LANセキュリティ検討を⾏う。さらに、企業の専門家の協⼒を得て課題解決に取り組むことと、いくつかの課題に対して、議論形式で状況を認識し、問題を整理するトレーニングを⾏う。
演習の最後に、総括としてグループ単位での発表会を実施する。
2020年以降、私たちはCovid19とそこから連鎖する様々な社会的な変化に直面しています。このウィルスは人と人の物理的な繋がりを介して感染を広め、人類がアナログ的に創作してきた様々な伝統、文化、システムにも影響を及ぼしています。
デジタル革命によって構築されてきた世界は、仮想的な繋がりをさらに強固にさせる中、メディア、バイオ、ナノ、AI、ロボット、宇宙など最先端技術は、刻々と変化する世界情勢と相互作用しながら、未知の世界へと私たちを誘います。
私たちは、このような劇的な変化に対して、どのような態度で向き合い、どのように自分のコンパスを持ち、新しい未来を生きてゆくのでしょうか。私たちは、従来型のメディア・ジャーナリズムでは共有できない、より立体的で学際的な体験型の議論の場が必要なのではないかと考えます。そこで、本講座では、未来を広く体験・議論する新たなメディア、場、システムとしてのArtistic Journalismを構想します。
人類は歴史の中で、様々な困難に対し、新しい芸術や技術の発明を通して未来を創造してきました。本講座では、オールトリア・リンツを拠点に構える、アルスエレクトロニカの活動を通して、本や新聞、オンラインメディアだけでは伝えきれない、新しい知への対話を創造し、それを未来への政策にどのように生かしてゆくか議論します。
Students on this course learn the negotiation process from the initial planning to closing deals. Role-plays, negotiation games, and full group business and UN model negotiations are used to develop both negotiation and language skills while developing an understanding of cultural differences when negotiating.
ビジュアライゼーションとシミュレーション
自然現象のモデリング、シミュレーション、ビジュアライゼーションをテーマにした研究会です。技術の習得、制作、発表までの一連のプロセスをカバーします。
現代アートと社会批評
本研究会では、複数の現代アーティストに着目し、その独自性や生存戦略を分析し、そこから得られた形式知に基づいたワークショップを展開します。将来、ディレクター、キュレーター、アーティストなどの立場での活動を希望する学生の履修を歓迎します。
人工知能が様々なデータを処理する時代において,言葉も他のデータと同様に扱えることが望ましい.テキスト処理技術を駆使することは大きな価値創造につながるだろう.本講義では,テキスト処理の基本的な技法についての講義と実際に自分自身の手でテキスト処理アプリケーションを作る演習により,受講者がテキスト処理を任意の分野で駆使できるようになることを目指す.本講義は,複雑な自然言語処理の理論よりも,テキスト処理の基本的な技法や応用の仕方,テキスト処理の可能性やそれを作る楽しさ・面白さを知ることに重点を置く.本講義の最後では,講義で得た技術や知識を駆使して,受講者が自分の手でテキスト処理のアプリケーションを作成する.
デジタル技術政策研究
技術は、実際に採用され、適正に利用されてこそ、社会経済にとっての意味を持ちます。
本研究会では、2050年に持続可能な形でより良い生活とより良い文化が実現することを目指し、デジタル技術をより良くより広くアダプト(採用)していく観点から、「人」に対する考察を深めつつ、長期的でグローバルな視野により、今後の望ましいデジタル技術政策について検討します。
担当教員は、総務省及びOECD事務局での政策形成の実務経験に基づき、各参加者への助言を行います。