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選択分析:政策と日常生活
この研究会では日常に深く根ざす人間の行動に注目する。その観察と分析のための鍵になる概念にはリスク、選択、意思決定、そして日常生活などがある。
人間の一生とか日常生活は自分自身の努力だけで作りあげられるものとは考えない。それは自分が一員である大きな集団(家族、地域社会、社会さらにはネットワーク型の集まり等々)で共有される価値に触れ、それを理解し、取り入れてゆこうという“交渉過程”を通じて構築してゆくものなのである。言い換えると、物理的・社会的環境の変化が続く中で自分達自身も変化しつづけるということである。
ただし、自分達の行動に現れる変化が生き方を支える一貫性を犠牲にするというわけではない。この一貫性は日常のルーティンからの逸脱を最小限度に抑えようとする努力を支えている。上で述べた“交渉過程”を通して価値あるものとして取り入れた物事とか人間関係が中断するとか亀裂を招くような状況に接した時、それを抑えようとする努力を支えるものであり、あるいはそうした状況が生み出す“ロス”を抑えようとする努力などにも見られる。
自分達の行動とかそれをめぐる語り(ナラティヴ)は自分達の生き方をそのまま反映するだけではなく、自分達が所属する社会的なるもの・文化的なるものを“表現”するものでもあることに注目したい。
調査・研究の理論的基盤とツール:知識社会学、政治社会学、認知心理学、行動経済学、事例研究、フィールドワーク、ナラティヴ分析.
研究分野と課題:開発、貧困、教育、心身障害、ヘルス、人間の安全保障、自然災害対策等々様々な条件の下での人間の日常生活に関わる政策課題を研究調査の分野として取り上げている。
調査現場:ベトナム(ホーチーミン・シティ、中部ビン・ディン省)、ラオス(ビエンチャン地区)、インドネシア(ジョクジャカルタ地区)、日本(裾野市須山地区, 東北地方海岸部、その他)など。
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。
映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。
他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会はオンキャンパスで開講されます。
選択分析:政策と日常生活
この研究会では日常に深く根ざす人間の行動に注目する。その観察と分析のための鍵になる概念にはリスク、選択、意思決定、そして日常生活などがある。
人間の一生とか日常生活は自分自身の努力だけで作りあげられるものとは考えない。それは自分が一員である大きな集団(家族、地域社会、社会さらにはネットワーク型の集まり等々)で共有される価値に触れ、それを理解し、取り入れてゆこうという“交渉過程”を通じて構築してゆくものなのである。言い換えると、物理的・社会的環境の変化が続く中で自分達自身も変化しつづけるということである。
ただし、自分達の行動に現れる変化が生き方を支える一貫性を犠牲にするというわけではない。この一貫性は日常のルーティンからの逸脱を最小限度に抑えようとする努力を支えている。上で述べた“交渉過程”を通して価値あるものとして取り入れた物事とか人間関係が中断するとか亀裂を招くような状況に接した時、それを抑えようとする努力を支えるものであり、あるいはそうした状況が生み出す“ロス”を抑えようとする努力などにも見られる。
自分達の行動とかそれをめぐる語り(ナラティヴ)は自分達の生き方をそのまま反映するだけではなく、自分達が所属する社会的なるもの・文化的なるものを“表現”するものでもあることに注目したい。
調査・研究の理論的基盤とツール:知識社会学、政治社会学、認知心理学、行動経済学、事例研究、フィールドワーク、ナラティヴ分析.
研究分野と課題:開発、貧困、教育、心身障害、ヘルス、人間の安全保障、自然災害対策等々様々な条件の下での人間の日常生活に関わる政策課題を研究調査の分野として取り上げている。
調査現場:ベトナム(ホーチーミン・シティ、中部ビン・ディン省)、ラオス(ビエンチャン地区)、日本(裾野市須山地区, 東北地方海岸部、その他)など。
ソリューション・デザイン & イノベーション
SFC生協とウェルネス弁当
もったいないマルシェ
Swap not Shop 洋服交換
Solution Design for Policies and Environments (SDPE)はGIGA生・帰国生が所属する英語の研究会です。
健康や教育の平等(equality)や公平(equity)を公正に(fairly)目指す分野横断的な実学
考えを行動に移し、継続するプロセスを分析し、実際に人に動いてもらうための視覚に訴える方法やデザインを研究している。
学期ごとにテーマに沿ってグループワークを実施することもあり、グループワークを通して個人の研究実行スキルを強化する。
雰囲気や学生からのメッセージに関してはSFCの現場「國枝美佳研究会」および研究会ウェブサイト参照。
https://www.sfc.keio.ac.jp/introducing_labs/015970.html
CompMusic: Comparative and computational musicology
AIM: The aim of the CompMusic Lab is to break new ground in the science of the world's music, with a particular emphasis on comparative and/or computational methods. Each week a different lab member will present their original research projects and/or lead workshops on methods relevant to our research.
For detailed information about our research projects, lab environment, and how to apply, visit http://CompMusic.info
Music science journal club
In this seminar, we will learn about the latest advances in music science by reading and discussing a different recent original research article every week. Half of the articles will be ones published by other labs, while half will be manuscripts published or near publication by our own CompMusic and NeuroMusic labs. Students will help Prof. Savage and Prof. Fujii choose articles and will take turn leading discussion of articles. Several times we will invite authors of the articles to give evening guest lectures. At the end of the semester all students will present their own original research projects.
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。
映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。
他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会は制限がない限りオンキャンパスで開講されます。
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。
映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。
他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会は制限がない限りオンキャンパスで開講されます。
選択分析:政策と日常生活
この研究会では日常に深く根ざす人間の行動に注目する。その観察と分析のための鍵になる概念にはリスク、選択、意思決定、そして日常生活などがある。
人間の一生とか日常生活は自分自身の努力だけで作りあげられるものとは考えない。それは自分が一員である大きな集団(家族、地域社会、社会さらにはネットワーク型の集まり等々)で共有される価値に触れ、それを理解し、取り入れてゆこうという“交渉過程”を通じて構築してゆくものなのである。言い換えると、物理的・社会的環境の変化が続く中で自分達自身も変化しつづけるということである。
ただし、自分達の行動に現れる変化が生き方を支える一貫性を犠牲にするというわけではない。この一貫性は日常のルーティンからの逸脱を最小限度に抑えようとする努力を支えている。上で述べた“交渉過程”を通して価値あるものとして取り入れた物事とか人間関係が中断するとか亀裂を招くような状況に接した時、それを抑えようとする努力を支えるものであり、あるいはそうした状況が生み出す“ロス”を抑えようとする努力などにも見られる。
自分達の行動とかそれをめぐる語り(ナラティヴ)は自分達の生き方をそのまま反映するだけではなく、自分達が所属する社会的なるもの・文化的なるものを“表現”するものでもあることに注目したい。
調査・研究の理論的基盤とツール:知識社会学、政治社会学、認知心理学、行動経済学、事例研究、フィールドワーク、ナラティヴ分析.
研究分野と課題:開発、貧困、教育、心身障害、ヘルス、人間の安全保障、自然災害対策等々様々な条件の下での人間の日常生活に関わる政策課題を研究調査の分野として取り上げている。
調査現場:ベトナム(ホーチーミン・シティ、中部ビン・ディン省)、ラオス(ビエンチャン地区)、インドネシア(ジョクジャカルタ地区)、日本(裾野市須山地区, 東北地方海岸部、その他)など。
国際政治、国際安全保障、現代欧州政治
本研究会は、国際政治、国際安全保障、現代欧州政治を主たるテーマに英語で開講される。
国際政治、国際安全保障、現代欧州政治
本研究会は、国際政治、国際安全保障、現代欧州政治を主たるテーマに英語で開講される。
ソリューション・デザイン
SFC生協とウェルネス弁当
街角ピアノとソーシャル・キャピタル
シェア・サイクル
Solution Design for Policies and Environments (SDPE)はGIGA生・帰国生が所属する英語の研究会です。
健康や教育の平等(equality)や公平(equity)を公正に(fairly)目指す分野横断的な実学
考えを行動に移し、継続するプロセスを分析し、実際に人に動いてもらうための視覚に訴える方法やデザインを研究している。
学期ごとにテーマに沿ってグループワークを実施することもあり、グループワークを通して個人の研究実行スキルを強化する。
健康や教育の平等(equality)や公平(equity)を公正に(fairly)目指す分野横断的な実学
考えを行動に移し、継続するプロセスを分析し、実際に人に動いてもらうための視覚に訴える方法やデザインを研究している。
雰囲気や学生からのメッセージに関してはSFCの現場「國枝美佳研究会」および研究会ウェブサイト参照。
https://www.sfc.keio.ac.jp/introducing_labs/015970.html
SFC生協とウェルネス弁当
街角ピアノとソーシャル・キャピタル
ソーシャルマーケティング:アジアとアフリカをつなぐ糸(布)と動植物モチーフ・デザイン
Solution Design for Policies and Environments (SDPE)はGIGA生が多く所属する英語の研究会です。
健康や教育の平等(equality)や公平(equity)を公正に(fairly)目指す分野横断的な実学
考えを行動に移し、継続するプロセスを分析し、実際に人に動いてもらうための視覚に訴える方法やデザインを研究している。
学期ごとにテーマに沿ってグループワークを実施することで個人の研究実行スキルを強化する。
雰囲気や学生からのメッセージに関してはSFCの現場「國枝美佳研究会」および研究会ウェブサイト参照。
https://www.sfc.keio.ac.jp/introducing_labs/015970.html
https://sdpe.sfc.keio.ac.jp/
アフリカに学ぶレジリエントな人間と環境共生-MOTTAINAI-
1. Society/social and history 社会・歴史
2. Regional studies 地域研究
3. Physics, biology, ecology and environment 物理・生物、環境
4. Management and marketing 経営・マーケティング
5. Politics (movements and empowerment) 政治(運動、エンパワーメント)
6. Economics (behavioral change) 経済(行動変容)
7. Public Health/ Infectious Diseases (Life/wellbeing) 公衆衛生・感染症(命)
アフリカ研究会はグループワーク中心の研究会でアフリカの人々がどのように環境と共生し、またレジリエンスをつけているかについてみんなで理解を深め、その集合的な理解を日本社会へ“還元”することを目的とする。昨年までのアフリカ研究会はアフリカの植生や生態系について研究、外部の公共施設で企画展示を行った。
CompMusic: Comparative and computational musicology
AIM: The aim of the CompMusic Lab is to break new ground in the science of the world's music, with a particular emphasis on comparative and/or computational methods. Each week a different lab member will present their original research projects and/or lead workshops on methods relevant to our research.
For detailed information about our research projects, lab environment, and how to apply, visit http://CompMusic.info
CompMusic: Comparative and computational musicology
AIM: The aim of the CompMusic Lab is to break new ground in the science of the world's music, with a particular emphasis on comparative and/or computational methods. Each week a different lab member will present their original research projects and/or lead workshops on methods relevant to our research.
For detailed information about our research projects, lab environment, and how to apply, visit http://CompMusic.info
Music science journal club
In this seminar, we will learn about the latest advances in music science by reading and discussing a different recent original research article every week. Half of the articles will be ones published by other labs, while half will be manuscripts published or near publication by our own CompMusic and NeuroMusic labs. Students will help Prof. Savage and Prof. Fujii choose articles and will take turn leading discussion of articles. Several times we will invite authors of the articles to give evening guest lectures. At the end of the semester all students will present their own original research projects.
Music science journal club
In this seminar, we will learn about the latest advances in music science by reading and discussing a different recent original research article every week. Half of the articles will be ones published by other labs, while half will be manuscripts published or near publication by our own CompMusic and NeuroMusic labs. Students will help Prof. Savage and Prof. Fujii choose articles and will take turn leading discussion of articles. Several times we will invite authors of the articles to give evening guest lectures. At the end of the semester all students will present their own original research projects.
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。
映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。
他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会は制限がない限りオンキャンパスで開講されます。
ドイツ語圏とヨーロッパ諸国の発展
本研究会は英語で開講され、ドイツ語圏もしくは他のヨーロッパ諸国に焦点を当てて過去から現在を含む社会的、文化的、政治的そして経済的な発展について扱います。これらの国々と、他の国々との比較研究も可能です。履修者は、他の履修者や教員との話し合いを通じて個人研究のテーマを決定し、定期的に進捗報告をしてフィードバックをもらうことになります。全履修者は授業内で最終発表を行い、英語もしくはドイツ語で最終レポートを執筆します。
映画、文学、社会、ジェンダー、言語教育、政治、E Uなどが主なテーマとして挙げられますが、それ以外の分野の研究も可能ですので教員に相談してください。これまでの履修者のテーマとしては、例えば移民問題、社会運動や動物保護についてがありました。
他の履修者と交流し、アカデミックスキルの向上を目指す学生の履修をお願いします。本研究会は制限がない限りオンキャンパスで開講されます。
The Post Trumpian America Foreign Policy in East Asia
This is a seminar on American Foreign Policy in East Asia. Students are to choose their own research topic and conduct their own independent research.
選択分析:政策と日常生活
この研究会では身近なところから様々な政策課題を検討してゆきますが、そのアプローチとして身近なところから問題を掘り起こして行くケース・スタディーズという方法を採用します。自分自身を「日常」という文脈で把握しようとすると、自分の生活が所属するより大きな全体ーコミュニティとか社会ーによって構築されることが観察され、さらには既成の政策にどのようなフィードバックをかける必要があるかも把握できるようになります。
この研究会では二つの概念ーーリスクと「日常」を取り上げます。前者が様々な分野で取り上げられているのに比べ、「日常」というのは所与として扱われたり、単に表現上の言葉として扱われやすく、操作可能な概念として扱われることはあまりありませんでした。しかし、個人の「日常」がどのように構成されているのかを理解することなしには、人間の思考とか行動が変化するとか、その人間の物理的あるいは社会的環境の変化するとかを観察することはできません。大事なことは思考とか行動の変化は必ずしもその人間の生き方の一貫性と矛盾しないということです。むしろ、自分の生き方に価値を認めるからこそ、人間は自分の考えとか状況を変えようとするのです。
ケース・スタディーズを通して、この研究会では認知科学、心理学、行動理論、ナラティヴ分析などを参照しながら人間の生活の「分厚い記述」ー見えるものだけでなくその背景にある思考とか発想も記述ーーを作り上げます。これを通して、人間の行動を深いところで観察しながら人間の行動の背景を理解し、リスクに直面する人間がその生活環境からどのような刺激を必要としながら直面するリスクに効果的に対応するのかを検討します。この学期を通して以下を進めます。(1)リスク、意思決定理論ー特に行動経済学、フィールド調査論、問題策定などに関する「概念」をめぐる輪読;(2)二つの調査現場ーー障害児のために週末学級と地域社会(ベトナム)と火山活動が予想される地域社会(日本、裾野市他)ーーで実際に調査に手を染める;(3)ブログを共有しつつ、お互いの日常生活の理解を深める(いわば思考訓練);そして(4)履修生それぞれが独自の「生活とリスク」という研究テーマを開発する。
このように理論から実践まで活動を広くする研究会ですので、その専門家でもあり、政治学者でもある慶応大学名誉教授で、「人間の安全保障」学会前会長の梅垣理郎博士から色々と助言をいただく予定です。
キーワード:日常生活、政策分析、意思決定理論、ナラティヴ分析、ケース・スタディーズ
Natural & Creative Living Lab:ナチュラルにクリエイティブに生きることを支援する創造実践学研究
井庭研では、「新しい発想の学術研究を通じて、新たな視点、概念、方法、メディアを開発し、人々がいきいきと生きる未来の実現に貢献する」ことを自らのPurpose(存在意義)としています。僕らは、既存の学問分野の枠や常識にとらわれない、新しい発想で学術研究を行い、現状の問題を解決し、これからの未来をよりよくする新たな視点、概念、方法、メディアを開発します。そして、多様なアクターと組みながら、それらの成果を広く世の中に普及させ、人々がいきいきと生きる未来の実現に貢献していきます。
井庭研のVision(目指している未来)は、「ナチュラルにクリエイティブに生きる喜びのある『創造社会』」です。僕(井庭)は、ここ100年の変化を、「消費社会」から「情報社会」、そして「創造社会」(Creative Society)という流れで見ることを提唱してきました。消費社会においては、人々は家電や車など、物やサービスを購入し享受することが生活・人生の豊かさだとされていました。情報社会に入って、コミュニケーションに関心の重心がシフトし、よいコミュニケーションや関係性を持つことが生活・人生の豊かさを象徴するようになりました。そして、現在すでに一部で始まりつつある創造社会では、人々が自分たちで自分たちの使う物や考え、方法、仕組み、社会、あり方・生き方をつくり、どのくらい自分たちで「つくる」ことに関わっているのかが生活・人生の豊かさになっていくと考えられます。
そのような「つくる」時代に思いを馳せるとき、テクノロジーでがんじがらめになった人工的な未来ではなく、より自然と共生し、それぞれの人が人間らしく自然に生きている未来に僕は魅力を感じます。井庭研では、そのような「ナチュラルにクリエイティブに生きる」未来を目指し、「Natural」(自然な)と「Creative」(創造的)、そして、「Delightful」(喜びのある)が重なり合うような暮らし・人生を実現することの支援の実践研究に取り組んでいます。
井庭研のMission(使命)は、「素晴らしい質の実践に潜む原理の解明と、その発見にもとづく実践支援」です。
「ナチュラルにクリエイティブに生きる」ことは、どうしたら実現できるでしょうか? その問いに答えるには、暮らしや社会的な活動のそれぞれの実践領域ごとに考える必要があります。そこで、井庭研では、学び、仕事、子育て、介護、人生設計などのそれぞれの実践において、「ナチュラルにクリエイティブに生きる」ことの内実を明らかにし、それを主に「パターン・ランゲージ」というかたちで表現し、実践したい人たちに届け支援するという研究に取り組んでいます。
井庭研では、創造実践の支援の方法として主にパターン・ランゲージの作成に取り組んでいますが、他にもワークショップや新しい方法・道具などをつくる研究、創造的なコミュニティの研究なども行っています。
Natural & Creative Living Lab:研究プロジェクト実践
井庭研では、新しい発想の学術研究を通じて、新たな視点、概念、方法、メディアを開発し、人々がいきいきと生きる未来の実現に貢献することに取り組んでいます。目指しているのは、ナチュラルにクリエイティブに生きる喜びのある「創造社会」であり、そのために、素晴らしい質の実践に潜む原理の解明と、その発見にもとづく実践支援の研究を行なっています。
井庭研では、土台となるB1(Foundation)に加えて、B2プロジェクトとして水曜日の午後(3〜6限)に集まって、研究プロジェクト実践を行います(時間割上は水曜6限となっていますが、B2プロジェクトに参加する人は、3限から夜まで授業や他の予定を入れないようにしてください)。みんなで、まとまった時間を取って、どっぷりとプロジェクト活動に浸ります。
井庭研B2は、井庭研B1に追加で履修する仕組みになっています。そのため、必ず、井庭研B1シラバス(2023年度秋学期)「Natural & Creative Living Lab:ナチュラルにクリエイティブに生きることを支援する創造実践学研究」( http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid616.html )もよく読んで、エントリーするようにしてください。
A research project exploring a subculture, art movement, or music scene
The Subculture Factory research group will attempt to create its own entirely original subculture from
the ground up. Using a hodgepodge of obscure films, music, writings, and artwork for inspiration and
direction, we will embrace the absurdity of this endeavor and revel in the freedom of thought and
expression that the unlikeliness of immediate renown allots us. Though we will suspect that such
breakthroughs cannot be forced, through the insistence of the instructor we will doggedly manufacture
our shared identity, distinctive meanings, and resistance to “conventional” society. At every turn, we
will ask ourselves, “What would Damo Suzuki do?” In moments of advanced indecision, we will
consult Brian Eno and Peter Schmidt’s Oblique Strategies advice cards. Our forever incomplete,
always expanding, list of heroes will include: Björk, David Lynch, Naoko Yamano, Rob Halford, and
Thundercat. We use the word “factory” in honor of Andy Warhol and the scene that gave birth to the
Velvet Underground, who we believe to be the most important rock band in history. The Subculture
Factory research group hopes to attract artists, musicians, writers, performers, visionaries, enthusiasts
of any kind, and misfits. Our core belief is that destined creative interactions and cross-pollinations
lead to works of staggering beauty.
Classes are built around students presenting research related to subcultural writings, movies, music,
and artwork. The students will present their findings and interactions with this material as research.
They will not simply be describing these works, but developing interpretations while connecting the
work to subcultural theories or sociological concepts. Each class will include students presenting their
research while their classmates give feedback, and the instructor gives detailed guidance. We will focus
on nine subcultures (art scenes, music scenes, creative movements, etc.), before the seminar shifts to
a workshop style Subculture Factory for the last four classes.