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本科目では、インベストメント(証券投資)とコーポレートファイナンス(企業 ファイナンス)という2つの分野を概観しながら、資本市場に関する理解を深め、 ファイナンスに関する基礎理論(オプション理論を含む)を習得し、実践力、応用力を身に付けることを目的とします。本授業の受講者は、ファイナンスの基本的な考え方を体得し、実践力が身に付くようになります。
「法的三段論法」に則った論述力の涵養、民法の基本的な体系の会得、そして条文の読解力を身につけることを目的とします。司法試験または司法試験予備試験の「民法」の過去問を素材として、最初に論述を試みた後、民法の体系的理解や条文の読み方、使い方を実践的に訓練していきます。司法試験、予備試験、ロースクール入学試験、国家公務員試験といった法律系試験の受験を志す学生を主たる対象としてますが、ビジネスで通用する法的な素養を磨きたい希望者も歓迎いたします。文章を書く力、論述する力を磨きたい人のみ履修してください。
目標は条文を「読める」&「使える」ようになること。「条文を」「事実に」「適用する」という法的三段論法を身に付け、論述力を磨くことを目的として、条文を読み解いていきます。想像力を働かせて、論理的思考力を使い、具体的な事例を想定して、条文の世界を広げていきましょう。その過程で条文を分解し、分析し、解剖することによって、深く読み取る術を身につけるのと並行して民法の体系を組み立てていき、事案に対して適切な条文を適用して問題を解決できる能力を磨きます。それが他のすべての法律を読み解く力にもつながります。論述力を涵養しながら、民法の価値観とそれが描く世界観を共有し、壮大な民法の世界を味わっていきましょう。
本授業は、企業法務に関する演習科目です。起業、ベンチャー投資、M&Aなどの企業活動に見られるように、会社が別の会社と共に価値創造活動を行う際には、多くの高度で先端的な課題を解決していく必要があります。そのために用いられる法的な理論及び実務的な手法を習得することが本授業の目的です。会社とは何かという基本的かつ本質的な問い(会社のガバナンス及びファイナンス)から、最先端のM&A、ベンチャー投資、ジョイントベンチャー等の事例まで検討します。授業はレクチャー及び演習形式で行います。演習は授業の中で完結する予定ですが、授業中にしっかり考え抜くようにしてください。M&A等の価値共創活動においては、マネジメント、財務、税務、法務など様々な分野の専門家の知見を結集し、問題解決に取り組みます。本授業においても、学際的なアプローチによって、より深い洞察や解決策が得られることを期待しています。
公共選択論は主としてミクロ経済学、ゲーム理論の分析手法を用いて、政治現象を説明し、政治と経済の相互依存関係を明らかにし、法制度、社会的規範の存立根拠を解明していく学問である。ここでミクロ経済学、ゲーム理論の分析手法を採用するという事は、人や組織が、与えられた条件の下で各々固有の目的を最大限達成すべく行動するという意味で、「合理的である」という仮説に基づいている事を表す。
本講義では、こうした公共選択論の基本的な考え方が伝わる事に重きを置く為に、原則として技術的な細部に立ち入った説明は行わない方針であるが、大学院生の知的要求にも十分応える必要がある為、学部生にとってはやや高度な内容に立ち入らざるを得ない場合もあり得る。
財政には政府の歳入活動と支出活動がある。前者には租税と公債,後者には公共投資と社会保障という柱がある。構造改革や事業仕分けとして話題になってきた問題の多くは民主主義的な意思決定を経ない財政支出をいかに抑制するかが核心であった。少子高齢化が進んでいる今だからこそ,地方分権を目指した地方行財政改革あるいは国・地方の債務といった重要課題は解決の道筋をつけることが求められている。この講義では国の歳入(収入)と歳出(支出)について学ぶ学問である財政学の標準的な知識と理論を理解し,現在のわが国をとりまく重要な財政問題について考えることを目的とする。個別的には社会保障制度(医療・年金・福祉)、歴史的経緯に見方が偏りがちな租税システムについて公平な税制とは何かを検討したい。
全国の自治体は、財政破綻した北海道夕張市を他人事では済ますことはできない。1960年代以降およそ3000余りあった市町村が「平成の大合併」を経て 2014年には1718にまで減ってしまった。合併は地方自治体の規模を財政的に見直すきっかけになった。自主財源の大きさに見合った住民サービスの範囲を再検討することも求められる。この講義では,国対地方の関係において地方財政が抱える課題,そして地方自治体の歳入・歳出活動における課題について問題提起する。加えて地方財政と地方自治のあり方について国際比較を交えながら検討を行い,受講生とともに課題の解決策を探りたい。特に市町村の財政状況について判断する材料である決算状況を読めるようにする。授業は講義形式で行う。
経済学の基礎を成すミクロ経済学とマクロ経済学の基本を確実に理解する事が第1の目標である。経済学的な考え方は意外にシンプルであり(これはミクロ・マクロ共に言える)、制約条件付き最大(小)化、比較静学といった代表的な分析手法を身に付ける事が具体的に求められる。
その上で、現実の経済を見る際に、どういった点に注目し、理論的な道具を如何に用いれば良いかについて、一応の理解を得る事が第2の目標である。また最新の話題についても、時間の許す範囲で触れたいと考えている。
行政に関する具体的な課題を通じて、行政法の基礎概念を学ぶ。行政裁量や法律による行政といった解釈法上の重要項目とともに、民間委託、行政規制、社会福祉及び都市計画などの公共政策に関連する事項も取り扱う。また、最新のトピックとして、ドローン及び自動運転車などの交通政策や行政のデジタル化もテーマに設定する予定である。現行法の仕組みや紛争を考察することによって、今後のあるべき法政策の方向性を検討する。
リスクを適切にマネジメントすることで、個人の効用や企業価値を高める意思決定プロセスが「リスクマネジメント」です。そのための手段として、保険、年金、デリバティブなどの金融商品が存在します。またこれらを供給する保険会社・金融機関があり、それらに対する規制があります。本講義ではこれらの基本的仕組みとその背後にある経済理論を理解することを目的とします。
Advanced-level readings and analysis of economic and social development issues in the Asian region. Objective: To research and discuss issues of livelihood, environmental resources, health, and migration within the ASEAN countries in the postwar and contemporary periods.
The focus is on the issues that have arisen from the impact of economic development on local communities and ordinary citizens.
Method: In addition to reading theoretical and critical works on development, there is weekly discussion based on the readings. We adopt a regional focus on Southeast and East Asian with successful and unsuccessful examples. There is also a practical and micro-level focus on the people and communities that are experiencing development themselves. After the mid-term, we explore various strategies for Sustainable Development and participatory development by looking at some current projects in Asia.
We look at 5 main issues in contemporary development in rural Asia: 1) Unsustainable and Sustainable livelihoods in rural areas 2) Efforts to fulfil Basic Human Needs and Human Security 3) Labor force: gender, migration (both domestic and cross-border), wages 4) Public Health issues and policies 5) Impacts of Climate Change on developing countries and populations。
For a basic grasp of the topics above, students will need to complete a fair amount of reading each week. After reading the assigned materials for each week and participating in the lectures on the reading material, students are expected to participate in questions and discussion. Students should also look at the materials and issues from a multi-faceted point of view. For this purpose they should also research on their own into other relevant primary sources, including books, websites, and current statistical data. Suggestions on these other materials are offered in class.
アラブ諸国や中東はいまだに多くの日本人にとってなじみがなく、偏見や誤解を受けることが少なくない地域です。この授業では前半部でまず、アラブ諸国を中心に中東・イスラーム圏についての基礎的な知識を確認します。
その後、後半部では、長期独裁政権の打倒を求める市民の抗議行動がアラブ諸国に広がった2011年のいわゆる「アラブの春」からの約10年を振り返り、アラブ諸国の人々が社会をどのように変革しようとしてきたのかを、その過程で生み出された文化・芸術作品を鑑賞しつつ、考察していきます。
*Zoomでの双方向授業を予定していますが、新型コロナの感染状況によって変更する可能性があります。SOLで最新情報を確認してください。
日産ゴーン事件に代表されるさまざまな企業犯罪や企業不祥事が続発する中で、日本においても企業統治(コーポレート・ガバナンス)への関心がが急速に高まってきている。まさに現在は、経営のあり方が根本的に問われている時期である。本科目においては、企業統治(コーポレート・ガバナンス)本来の概念や理論的背景(株式会社論)を踏まえ、日本、韓国、欧米の企業におけるコーポレート・ガバナンスの問題を具体的に取り上げて考察していく。企業問題に関する受講生諸君の問題意識を深めていきたい。
生命科学の研究に必要となる実験の基礎を習得する。具体的には、微生物(大腸菌)の培養、DNAの抽出と定量、タンパク質の電気泳動と定量を実習し、遺伝子工学とタンパク質実験においてコアとなる基礎技術を習得する。
前半(第1〜7回)では、遺伝子クローニングと大腸菌での組換え遺伝子発現及びその解析方法を学びます。前半(第8〜14回)では、ヒト細胞を培養する方法、プラスミドDNAの挿入方法、またはCRISPR/Cas9によるゲノム編集法を学びます。
本実習では(オンサイトのみ、出席を取る)、プラスミドの構築、タンパク質の生産と精製、kcatやKMなど酵素の速度論的パラメーターの算出など、基本的な遺伝子解析の流れを学んでもらう。
This course at TTCK (onsite only, take attendance) helps learners to understand basic experimental procedures for gene analysis such as plasmid construction, protein production and purification, and determination of kinetic parameters such as kcat and KM values.
【学部・大学院併設科目】
主に、企業経営において、その理論や発想、手法を発展させてきたマーケティングであるが、現在、社会課題の領域や公共・非営利組織の活動領域においても、その理論や発想、手法が活用されるようになっている。例えば、非営利組織や行政、病院、学校など、社会的な役割を担う組織が活動する際に、その実現を目指す使命や価値を、より効果的・かつ効率的に実現できるよう、企業経営を通じて培われたマーケティングの思想やノウハウ、技術を活用することが行われている。また、営利企業の活動においても、企業が関わることで提供しうる「社会価値」を意識し、企業の戦略形成や活動評価を行い、その持続的な活動基盤を構築することが行われている。 この講義では、マーケティングの基本的なコンセプトや発想、手法、変遷などを学んだ上で、営利企業の社会志向のマーケティング、社会変革キャンペーンなど、多様な組織や領域でのマーケティングを扱っていく。
「社会を良くする」「世界を変える」のは、一人ではできません。社会課題解決を掲げて事業を行う社会起業家も、自分たちの力だけでは事業の成功も、社会を良くすることも難しいのです。社会的な事業が成功し、社会的インパクトを生み出すには、利用者・参加者、サポーター、地域社会、行政など幅広い関係者と、共に課題解決に取り組むコミュニティをつくる必要があります。
本授業では、将来、社会起業を志す学生、コミュニティデザインや地域づくりを担いたい学生、企業の立場からソーシャルビジネスに取り組みたい学生らを対象に、社会起業家が社会に大きな影響を与え、地域に役立つためには、何が必要なのかを、事例分析を通して実践的に学んでいきます。
本コースは、マーケティング戦略の策定と実行に、情報技術が与えたインパクトを理解することを主眼としています。講義やディスカッション、グループワークによるプロジェクトを通じて、インターネットや情報システムがどのようにマーケティングに役立ているのか、また役立ち得るのかについて探求します。
「ネットワーク社会」という際、ネットワーク化された現代社会の特性それ自体と、社会をネットワークとして捉える見方という2つの含意がある。これらを含む社会ネットワーク研究は、ネットワークが社会に何かを生み出したり、ある効果や意味を持つという認識に立脚し、その分析の面白さや実社会での可能性に関心を持つ研究領域である。本講義では、こうした「ネットワーク+社会」という分析視点やその考え方を、一方で社会学の理論を整理することから、他方でいくつかの事例や調査実践を通して学ぶことにしたい。
本授業の前半は主に講義形式で行い、単にネット上のコミュニケーションのノウハウを身につけるだけでなく、日本文化の中のコミュニケーションの方法を取り出し、社会的な基本スキルとしてのコミュケーションの在り方を理解することを目指す。またSNSなどをベースにしたネット社会で問われる「教養」の在り方とメディアリテラシーにも注目する。その上で、ネットワークコミュニケーションの基本的なスキルである情報編集力を身につけるためのワークショップを行う。
また後半はグループワークを中心に、ネットワークコミュニケーションについて、ツール(システム)・ルール(決め事)・ロール(役割分担)の視点で学び、「共同知」を形成するための相互編集のプロセスを実践することで、経験的に企画・運用ノウハウを身につけることを目指す。さらに、事例を紹介しながら、ネットワークコミュニティが地域にもたらす効果と、運用上の様々な課題を把握する。また、TwitterやFacebook、LINEなどのSNSと、共同知を相互編集する「場」の関係についても考察したい。
とくに今学期のグループワークは、以下の二つのテーマを中心に実践的に取り上げる予定。
A)「地方創成」といわれる中でのICTの役割と情報の相互編集の方法について考察し、既存ツールを活用した利用モデルを考える。
B)共同知を形成する場として図書館に注目し、ネットワーク・コミュニティを活用した公共図書館による地域づくりの企画づくりについて考える。
<文化>は、現代の生活、政治経済、開発、外交あるいは国際関係において、確実にその重みを増していますが、社会分析や政策形成のフレームの中での扱いは、未だ心もとない状況にあります。本講義では、(広義の)政策の立案、施行、評価における<文化>の位置づけや意味づけに着目しながら、グローバル化時代における<文化>のありかたについて考察します。
2021年度は「ソフトパワー」をテーマにします。ソフトパワーとは何か。なぜ注目されているのか。ソフトパワーの危うさとは何か。ハードパワーとの線引きは可能か。どう効果測定し得るのか。今年度は特別企画として、日本語教育、日本研究・知的交流、文化事業、草の根支援などの分野で日本の国際文化交流を牽引する「国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)」(https://www.jpf.go.jp/j/)と連携し、コロナ禍や社会的分断といった「危機のなかの国際文化交流」のあり方について、履修者の皆さんと次世代型モデルの構築を目指したいと思います。
SFCにようこそ。この科目は、SFCのデザイン系科目の「入門」科目です。SFCでなんらかのデザインやものづくりを志す学生は、「最初(1年生秋学期)」に履修することを勧めます。(SFCでは明確な授業の序列関係がないため、どれが「基礎」でどれが「応用」か分かりにくい傾向がありますが、本科目は、SFCにおけるデザインの最初の一歩をつくる導入の授業ですので、デザイン系のまなびを考えている1年生に履修することをお勧めしています)この授業では、SFCでこれから4年弱を学んでいくに際して、さらには社会に出て創造的な仕事をしていくに際して、必ず必要となる、下記の3つの「力」を養います。(1)手を動かすことを優先させ、つくりながら考える力(鳴川肇)
(2)デジタル技術と創造的な関係を切り結び使いこなす力(徳井直生)(3)自分なりのメディア/メディウムを作り出し、それを起点にさまざまなメディア/メディウムを横断する力(田中浩也)以上の3つの「力」について、3名の教員がそれぞれ3週間ずつを担当し、概説と演習のセットでみなさんに体験的に獲得してもらいます。SFCのデザイン系カリキュラムでは、評論家のようにいろいろ知識を詰め込んで「わかる」ことよりも、「実際にできる=実践」を重んじています。こうした学びのスタイルは、受験勉強で刷り込まれた「知」のありかたとは真逆のようなものになりますので、この授業の3つの演習を通じて、身体に染みこませるように学んでもらいたいと思います。さらに随所に、ゲストレクチャーや、3人の講師による「デザインの歴史」についてのミニレクチャーを挿入し、SFCのデザインカリキュラム(X-DESIGN)への理解を深めます。
環境問題は、既にグローバルリスクとして認識され、気候変動、水、食糧危機、資源枯渇などのリスクは現実のものとなっている。本講義は、深刻化する環境問題の実状とその背景を理解し、国内外の政策の動向を知り、持続可能な世界をどう実現していくか、基本的な視点を獲得することが目的である。また、授業では、実際のデータや事象を読み解き、中長期的な視点で物事を捉える重要さも学ぶ。
本講義は、政策過程論のなかでも外交政策過程、すなわち外交政策分析(foreign policy analysis: FPA)を扱う。外交政策とは何か、目的は何か、いかに形成されるのか、どのようなアクターが存在するのか、いかに実施されるのか。そして異なる国々においていかに異なる制度が存在しているのか。日本を中心に、特に欧米先進諸国を比較対象とする。加えて本講義では、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)といった地域機構において、いかなる政策過程が存在するのかも扱いたい。特にEUに関しては、EU外交(European foreign policy)のプロセスを検証することにする。