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社会起業やソーシャルビジネスは、これまで政府や市場などが解決できていない社会課題(福祉、環境対策、教育、貧困、国際協力など)の解決を目指すビジネスです。社会問題を解決するには、困難な状況にいる人と社会資源を結び付ける仕組みが必要です。その仕組みが持続できるようにビジネスの手法を活かすのが、社会起業家です。近年、気候変動やSDGsへの関心の高まりから、多くの企業もソーシャルビジネスに関心を持っています。
本授業では、社会起業を志す学生、NPO、企業、行政など幅広い組織で社会性の高い事業に取り組みたい学生を対象に、ソーシャルビジネスの発想と視点を学び、ソーシャルビジネスのプランニングを実際に行い、発表するプロセスを行います。
少しでもいい社会を創るために自ら動いていきたい学生の参画を待っています。
This class is organized by researchers from not only inside cyber-informatics division in SFC, but also outside SFC. All the speakers are at the top class. The topics include human-computer interaction, signal processing, medical informatics, data system.
建築の基礎である建築構法について学びます。
この科目は、法律を作るための技術や方法を実践的に学ぶことに焦点を当てます。
立法技術論では、①法律はどのような背景で作成するのか、②法律はどのようなプロセスで作成されるのか、③法律をどのように適用し活用するかという、法律の成立から活用までの流れとそこでの課題について学びます。
したがって、実践に力点を置き、受講生に実際に様々な課題をこなしてもらうことになります。
この授業で学ぶことを通して、SFCの技術を活かす法律や法改正をどのように実現するのかを考える機会にしてほしいと思います。
(なお、法的分析の素材として、アニメを用いることもありますので、ご留意ください。)
変化の激しいICT(情報通信)分野を題材として、制度的解決に向けた政策立案プロセスについて実践的に学ぶワークショップです。
国会で審議される法律案には、政府が提出する法案(内閣提出法案)と国会議員が提出する法案(議員立法)があります。このうち、内閣提出法案については、法案提出府省において、外部の有識者などから構成される審議会・研究会で検討され、まとめられた答申や報告書等を基に法案が策定されるケースが多いのが現状です。
本ワークショップでは、先ず、立法に関する基礎的な知識(法律制定までの過程等)や、インターネット・デジタル放送などの情報通信分野についての講義を行います。
その上で、①課題発見の方法、②解決手法の選択、③関係者意見の集約と合意形成について受講者による発表と討論を行い、「法律(政策)はどう作るのか」について学びます。なお、法律の文言の技術的な書き方については扱いません。
社会においては、たびたび、契約を締結する機会に出くわしますが、そもそも契約とは何でしょうか?
現代社会において、契約はどのように変容してきたのでしょうか?それらはアフターコロナでも同様なのでしょうか?
契約は人(企業)と人(企業)との約束事ですが、何故ビジネスや日常生活では契約を締結するのでしょうか(その機能は何なのでしょうか)?
またその約束事は守られるのでしょうか?相手が守らないときに、どうやって守らせるのでしょうか?
それは相手が外国企業でも同じように機能するのでしょうか?
時たま、日本では契約以外の事情が考慮されるとか、裁判官がビジネスを分かっていないと言われますが、それは本当でしょうか?
本当だとすれば、それは何故でしょうか?裁判の世界とビジネスの世界では何が異なるのでしょうか?
契約には色々な種類がありますが、法務又はビジネスの初心者として最低限抑えておくべきものはどのようなものがあり、それはどのような法律に基づき、又は経済メカニズムに基づき締結・作成されていくのでしょうか?
以上の様な点を、多面的な検証により、初心者でも分かるように勉強していきたいと思います。
法律文書や契約書の作成に必要な英語能力を学修するとともに、日本における法制度も理解する。また、進行状況に応じて、海外(米国など)の弁護士資格を持つ現役弁護士をゲストスピーカーとして招聘することも予定しています。
本講義では、卒論の作成にむけて、人文社会科学系の研究論文の書き方を実習する。テーマはどのように決めるか、中間発表の方法、文献の探し方、論文の構成など、学術論文の書き方を学習する。最終的には、履修者各自が2万字程度の論文を書き上げることをめざす。担当者小熊の研究会を志望の者は、必ず受講すること。また白井利明・高橋一郎「よくわかる卒論の書き方」(ミネルヴァ書房)は購読すること。
一生通用する「表現力=想いを言葉で表し人や社会に通じさせていくチカラ」をつける体験型オンラインライブ授業。プレゼンの根幹となる表現力を、考える力に重点を置いて根本から鍛えます。考える力を鍛えれば表現力は気持ちよいほど伸びていく。まず、自分の中から最も伝えたいこと=「主題」を導き出す技法を、実際に表現しながらつかんでいきます。自分独自の納得感ある主題を発見できるようになり、自己表現力・独創性がひらきます。次に、相手の信頼・共感を得ながら、自分の伝えたいことを「相手に響くように伝える力」を鍛えます(状況の中で機能する表現力・メディア力)。さらに、就活で採用される、SNSで協力者が集まる、など、「社会に説得力を持って通じる表現力」へと鍛え上げます(目指す結果を切り拓く表現力)。受け身でなく自ら表現でき、他の学生たちの胸を揺さぶる表現に数多く出逢える「感動」の授業です。オンラインでも対面授業と全く遜色がないどころか、リアルな表現の手ごたえ、履修者同士の深いふれあいが実感できる授業です。表現して通じ合う歓びを、ぜひ、この授業で手にしてください。あなたには表現力がある。
コンサルティングは、企業組織の意思決定者に対して客観的第三者が専門性を持ってアドバイスや支援を行う活動です。本授業では、企業経営者および経営幹部の抱える最優先経営課題に対する解決提言を行い(場合によっては実行支援をも行うことで)企業価値を高める「経営コンサルティング」に焦点をあて、経営課題が高度化・複雑化する環境下において、コンサルティングが経営者にどのように価値を提供し得るのかをについて考察し、理解を深めることを目的とします。具体的には、グループワークの中で自らが経営課題解決に取り組むことを主軸に講義やディスカッションを通じて経営者視点をもった課題解決手法について学ぶことを目指します。
ヒューマンキャピタルとは?なぜすべての人に投資しなければならないのか?どのような成功事例があるのか?を中心に取り上げる。
組織論を構成する上で主要な概念であるコミュニケーションについて、多面的に理解・検討します。とくに、リーダーシップ、モチベーション、組織開発、人材育成・キャリア形成支援、異文化マネジメントなどについて理解を深めます。前半の「理論編」では、組織コミュニケーションに関する主要な諸理論を学習します。後半の「実践編」では、企業における具体事例にもとづいて、組織コミュニケーションを実践的に検討します。組織構成員の多様性が高まっていくことが避けられないなか、組織コミュニケーションの重要性はますます高まっていくと考えられます。本科目は講義形式ではありますが、理論編と実践編の二部構成とすることで、実践に活用できるレベルまで理解を深めることを目指します。
パブリック・リレーションズ(以降、PR)は企業だけではなく政府、NPOなどの非営利組織にとって、組織価値をあげるために重要な活動です。
この講義では、PRの定義とされている「組織体が社会(パブリック)とよりよい関係性を構築し、維持すること」を実行するためにはどうすればよいか、について主にマーケティング論、PRの歴史的変遷や事例を学び、PR戦略を構築できる基礎を座学とグループワークで体得していただきます。PRの最先端で活躍する事業者、メディア界の第一人者、メディアリテラシーに詳しい専門家をお呼びし、彼らの考えや課題などもお話いただく予定です。
新製品・サービスについて、その企画から市場導入前後のマーケティング計画を作成するという課題を設定し、関連する理論とスキルを学ぶことで、マーケティングセンスと実践力を身につけ、受講者が自らの問題解決をする際のアプローチ方法のひとつとできるようになることを目指します。2時限続きで開講するの集中型授業であることを生かし、講義と演習・グループワークを組み合わせて、マーケティングと消費者研究における基礎的な概念、理論、モデルに関する実験や調査を体験する初等実験としての性格も持ち合わせます。本年度は、大学教育サービスの開発を課題としてとりあげ、「市場環境の分析と戦略」「消費者の購買意思決定」「消費パターン分析」「価格とプロモーション」「ブランド構築」および「新製品と普及」について検討します。受講者は、作成したマーケティング・プランを最終報告会でプレゼンテーションする(グループ)とともに、毎回の調査・実験についてのレポートの提出(個人)が求められます。
In 2007, the United Nations estimated that, for the first time, more than half of the world’s population lived in cities. The ongoing urbanization of the human population represents an enormous change for our environmental, economic, social, and cultural practices. The creation and operation of cities is a leading contributor to climate change, and the way we manage architecture, infrastructure, and landscape must change if we are to avoid its worst effects. Designing sustainable cities has become an imperative. At the same time, the city is a cultural landscape. From its origins in antiquity, the city has been a place for the exchange of goods and ideas and place for us to congregate and share in the riches of a public realm. Cities are, perhaps, our greatest artistic achievement as a species.
The central question asked by this course is: how do we balance the ecological and social imperatives of our time with the cultural and aesthetic functions of the city? There is no easy answer to this question, but in our pursuit of one we will investigate theories, technologies, and practices of city making in broad terms. Historical episodes in the development of architecture, infrastructure, and urban planning will be examined to provide context for our analysis of the contemporary city as a complex system. Throughout the course, both Japanese and global examples will be considered. Key topics covered include aesthetics, demographic change, design, energy use, economics, and social patterns insofar as these influence the processes and outcomes of urbanization. Students are encouraged to be critical of the concepts presented and to form and express their own opinions.
地球環境保全への取り組みは、現代の最大課題の一つである。このため、学生がどのような進路、職業分野を選択しようとも、環境問題に関し少なからぬ係わりを持つことは避けられない。むしろ、どのような場面であれ、環境を避けるのでなく、賢く取り組むことこそが人類社会の、また、日本の、そして、当該学生の利益にかなうことである。しかし、環境の分野は極めて幅広い。地球自体から、生物の世界、そして人類社会という幅広い階層にかかわっている。このため、環境に係る科目は、細分化、専門化されているのが現状である。 そこで、本科目は、極めて幅広い環境の分野で学生がそれぞれに専門化した知識を学んでいくことに備え、そのような専門化が確実に実を結ぶようにするための確固とした基盤を整えるものである。 具体的には、幅広い環境分野を、科学と技術という統一的な視点から総覧し、学生がいかなる専門に進もうとも、環境分野全体を視野に収めながら知識を深め、あるいは応用的な研究を行えるような、いわば「海図」を提供するものである。 各回の授業においては、環境の特性、環境対策のキーポイントなる発想などが容易に理解できるような具体的な事例・ケースを取り上げ、そのような事例においてどのような科学的な見方や技術が用いられているかを解説する。 本科目は、他大学であれば、一人の教員が全体を講義する環境概論に近いものであるが、応用に優れたSFCの強みを活かし、それぞれのテーマに関しそれを専門とする教員が講義を担当するので、その深さ、そして、偏りのない視点やカバー領域の広さは、他に類例を見ないものである。
科学や技術はこれまで大きな恩恵を私たちにもたらしてきた.その一方で,現在の知見では解くことのできない社会的課題や,科学技術そのものが社会における脅威となっている事例,そもそも科学技術では答えを出すことのできない問いが存在している.21世紀を生き,21世紀を創っていく皆さんに,これらの課題を様々な角度から考えてほしい.どう向き合うのがいいのか,そのためにどのような知識やスキルを身に付ければいいのか,自分ができることは何か.グループワークを通じてこれらを熟考する機会としたい.
環境情報学部があるSFCには、「環境」という言葉が入る授業は実に数多く開講されているが、「自然」という言葉が入った授業(講義)は、事実上この授業のみである。この授業では、半期の授業を通して、「自然環境」、そして「自然」、「環境」とは何かを深く掘り下げていく。そのことを通じて、将来の自然環境のあり方、地球環境問題へのアプローチ、そして私たちの社会のあり方を考えることにつなげることが最終的な目標である。授業は、反転授業の手法を用いて行う。すなわち、学生は、事前課題としてあげられる映画、図書、資料などを事前に観て、読んで、課題を提出して授業に臨まなければならない。授業では、ディスカッションと発表を中心に行い、さらに深く掘り下げる。
自然環境(エコシステム)は人間社会に様々なサービスを提供します。私たちは長い間、地球は無限の受容力があると思っていました。しかし、人間活動を受容できる可能性に限界があり、その限界を超えて利用されると環境には不可逆的な変化が起き、回復不可能な状態になります。また人口の成長、消費の拡大に伴い、土地の開発や資源の浪費が進行し、地球温暖化という最大に壁にぶつかっています。これについて、机上の概念としてはみんなわかっていますが、しかし、ほとんど実感はありません。この講義は高精度衛星画像の読み取りと簡単な数値演習を通して土地の価格、農作物の生産高、CO2吸収の価値を算出し、地域における土地と環境の状態と機能を理解します。その結果から資本と利子、ストックとフローの関係を分析し、土地資本、産業資本、自然資本の役割を考え、持続可能な発展の条件を習得できます。
1972年(約50年前)に出版された『成長の限界』(ローマ・クラブ)は、「世界人口、工業化、汚染、食糧生産、および資源の使用の現在の成長率が不変のまま続くならば、来たるべき100年以内に地球上の成長は限界点に達するであろう。」と指摘した。しかし、その後も人間活動による地球への負荷は増え続け、人間活動が地球環境に与える影響を示す指標の一つである「エコロジカル・フットプリント※」は1970年代から倍増し、世界全体で、地球が生産・吸収できる生態系サービスの供給量(バイオキャパシティ)の1.7倍に達している。特に、先進国に生きる私たちの生活は、生産と消費が切り離され、極めて歪んだ形(環境負荷を他の地域や将来世代へ転嫁する形)で維持されており、生じる汚染の浄化コストも十分に考慮されていない。その帰結として、発展途上国における環境問題は深刻化し、世界全体でも気候変動の影響が徐々に現実のものとなっている。
本科目では、グループワークを通じて、自分たちで「環境の境界を決めて自然資源を管理すること」を試みる。管理する対象である環境と人口の規模、それに応じた受講生一人一人の役割なども議論を通じて決め、限りある自然資源を持続可能なものとする「設計」に挑戦する。議論のベースとして多くの基礎情報を必要とするため、授業準備として課される課題は、資料集め・データ整理が中心となる。
※エコロジカル・フットプリント:私たちが消費する資源を生産したり、社会経済活動から発生するCO2を吸収したりするのに必要な生態系サービスの需要量を地球の面積で表したもの。
This lecture will focus on disaster risk as the key element of environmental risk, and will elaborate with case studies on different innovation examples in the field of housing, health, water, education and disaster recovery.
環境、防災、資源探査など様々な利用分野があるリモートセンシングについて、特に地球環境、自然環境に注目し、講義と演習を通じて、体系的な知識と技術を学ぶ。
衛星データの種類、発展の歴史、最新利用分野について講義を通じて概観し、リモートセンシングソフトの業界標準であるQGISを使用した演習を通じて、衛星画像解析の基礎を習得する。
本講義では、作品制作を通じ、デジタル音響処理、デジタル音響合成といったコンピュータ特有の音響表現法の習得を目標とする。
受講者は、音楽制作ソフトウェアであるAbleton Liveとそのデバイス作成環境であるMax for Liveを利用して音響処理や音響合成の基礎知識を身に付け、様々な音楽構造の生成や音色の合成/処理方法を学ぶ。こうした技術を学ぶことで、コンピュータミュージックの可能性や魅力に触れ、自由な発想での音楽/音響の作成が可能になることが期待される。
また、本講義で取り上げる内容は、メディアアート作品や映像音響作品などの音響表現を利用した種々の作品制作に応用可能な知識/技術であるため、当該分野に興味を持つ学生の履修も歓迎する。
履修に際して、「コンピュータミュージック1」を履修済みであるか、それに相当するデジタル音響の知識を身に付けていることが望ましい。
⽣態学は無機的環境と⽣物の相互作⽤を取り扱う学問である。ランドスケープエコロジーは、⽣態学の⼀分野であるが、様々な空間スケールにおける空間的な不均⼀性に着⽬し、空間パターンと⽣態的プロセスの相互作⽤に総合的にアプローチする。対象とされる空間は、森林や湿地といった⾃然性の⾼い地域もあれば、都市や農村といった⼈為的影響の⾼い地域も含まれ、特に後者では⾃然科学から社会科学まで横断的に扱う必要がある。この講義では、ランドスケープエコロジーの基礎的な理論や⼿法にはじまり、地域の⾃然環境の保全や再⽣に関わる応⽤的な側⾯まで解説する。