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デザインは時代とともに役割を変化・拡張させてきました。機能、形態や色彩を与える設計及びエステティクスの役割。リサーチ、プロトタイピングなど、コミュニケーションやプロセス改善のための役割。戦略、ビジネスモデル構築やビジョン定義など、組織の活動や方向性を創造するための役割……。
このような役割の変化・拡張は、概ねデザインの専門家によるテクニックとして発展してきました。一方で、「デザインは、デザイナーだけのものにしておくには重要すぎる」という言葉のとおり、昨今のデザインは、一般の人に開かれた道具としても活用され始め、行政のサービス設計、社会運動や自律的なエコシステム構築などにも応用されています。
これまで、デザインは社会で必要とされる大きな創造物をつくるための、問題解決の役割を担ってきました。では、必ずしも社会でいますぐ必要とされていなくても、個人のために意味をもつ小さな創造物をつくるために、デザインを活用できないものでしょうか?
人は誰しも生まれながらに豊かな創造性を持っています。しかし多くの人は、成長とともに、創造性は一部の人の才能だと考え、自らの能力に「見えない足枷」を嵌めてしまいます。この足枷を解き、創造性を取り戻すために、デザインは何ができるでしょうか?
コンテクストデザインは、個人が語る「ものがたり」(ナラティブ)や個人による解釈「弱い文脈」を重視するデザインアプローチです。それはデザインに触れた一人ひとりから、それぞれの「ものがたり」が生まれることを可能にします。言い換えるならば、読み手の主体的な関わりと多義的な解釈が表出することを、書き手が意図した創作活動であり、「共に編む」ための手法です。その結果、いつのまにか消費者が表現者に、読み手が書き手に変わることを企図しています。
*3/17 シラバスの内容を更新(「授業URL」)
ソーシャルメディア隆盛の時代、国境なきコロナ禍と技術革新が相まって知的コミュニケーションが日常化し、生活が激変してきました。その一方で、虚偽の情報の拡散が世界の安全を脅かしかねない状況にも直面しています。日々社会で起こっている事象の中から変化の本質を理解し、伝える技術を身につけることが誰にとってもますます重要になっています。
この科目では、最先端の理論を実践の知恵として生かす「理論から実践へ」の橋渡しに必要な基礎知識を学び、目利き力や表現力などを総合的に養います。講義や演習などに加え、国内外で活躍する経営学者、経済学者、政治学者、ジャーナリスト、ベンチャー企業経営者など多彩なゲストの講演、対談とグループワークを織り交ぜ、実践的な知識とスキルを身につけることを目指します。
講師は全国紙や経済誌、英文メディア、オンラインメディアや書籍の記者・編集者、国際的なウェビナーのプログラムディレクターなどとして、新規媒体開発も含めて約30年、様々な経験を積んできました。キャリアの後半から世界トップクラスのアカデミアに取材を重ねて伝えてきた経済学・経営学など社会科学分野の知見をベースに、「知識編纂」の技法を演習やゲスト講義も交えながら学んでいきます。
本講義では環境・エネルギー政策課題の経済学・政策学的観点な側面を検証する。主要な非再生可能エネルギー・再生可能エネルギーやそれらの市場についての経済分析や政策評価、気候変動緩和・適応の経済学的側面に関する話題を取り扱う。
コロナによるパンデミックを経験した世界の諸都市は今、これまで常識だと思われていた都市開発の手法をその根本から見直さなければならない時代に入った。これからの先の読めない社会に対して私たちはどのような都市の未来を描けばいいのだろうか。
都市の様相や経済は様々な要因によって変化し、それに伴いその空間も変容する。本講座では、都市空間や都市経済の変容がどのように成り立ってきたのか、またどのような不動産メカニズムの下で起き、その時にどのような条件を考慮に入れ、何を目標としてその開発を行われなければならないのかを、春学期・秋学期を通して、具体的な不動産開発・投資の事例(ケース・スタディ)を国内外より挙げながら考察する。
また、米国ハーバード大学、MITより不動産デザインを教える教授陣を迎え、これからの都市開発の行方について議論するとともに、日本の都市の将来について考察を行う。併せて、ポストコロナの時代の地方の価値向上やシェアリングエコノミーの台頭における不動産デザインの可能性を探る。
GRプログラム所属の大学院生を主たる対象に、社会科学を基礎とするグローバルガバナンス論、国際政治学、比較政治学・地域研究論等に関係する基礎的な研究方法を学ぶ場を提供することが主目的である。研究の基礎的な方法論に関する講義やワークショップに引き続き、GRプログラム所属の教員を中心とするオムニバス形式の講義を実施。(全て日本語で実施。)
フィールドワークをめぐる方法論的・認識論的・倫理的な諸問題について考察する。多くのケーススタディを通して、将来の研究・調査活動に役立つプロフェッショナルなフィールドワークリテラシーを涵養することを目標とする。より具体的には、他の調査手法との優劣比較、「フィールド」とは何か、「他者」とは何か、「理解」とは何か、フィールドとの向き合い方、エスノグラフィーの作成、批判的解読、調査のプロトコール、データの公開をめぐるポリティクス、近未来のフィールドワーク像など。
A concept is an important tool to organize thoughts, to communicate between people from different areas, to anchor findings when doing research, and to explain the issues. Students can use concepts as tools to do research or examine a concept for their research. The course will go over a number of key concepts of Human Security, such as Poverty, Freedom, and Risk), and other concepts related to important issues in people’s life and everyday life, such as Family, Choices, Losses)
The students are required to actively engage in in-class exercises to practice their conceptual thinking and writing.
CBは各教員の専門分野がバラエティ豊かなプログラムであることに特徴がある。大学院生には、このメリットを最大限に活かし複数のCB教員との交流を図ることによって、様々な方法論や考え方を学んでくれることを願っている。そこで概念構築では、オムニバス形式で各教員が自身の研究分野における方法論や考え方を解説する。
本講義では情報・通信の学習・研究を進めるため有効・必要となる基本原理・理論、研究方法、問題解決法などを講義する。本講義により学生は当該領域の研究を行う際の基本技法・理論を身に着けることができる。
各授業ごとに生命科学の研究現場で活躍する研究者、または、博士課程の学生を講師に向え、研究発表に対する質疑応答を通して、研究者として基本となる考え方や研究方法の基盤を構築することを目的にする。
本講義の目的は、社会科学における事例研究の方法を身につけることです。本講義は、社会学、経営学等、人や組織、社会を研究対象として論文を執筆する者、事例研究やアクションリサーチを実施する者を対象とします。参考文献や研究実践例を元に方法を学ぶと共に、ディスカッションやワーク、発表を通じて研究の質を高めます。事前課題として、参考文献の精読と小レポートの提出を求めます。①事例研究の手法を習得すること、②研究を批判的に検証する力を身につけること、③自らの研究・論文の質を高めることを目指します。
講義はCBプログラムの7⼈で担当する。
主担当者である牛山が全体のコーディネーションを⾏い、7⼈の教員がそれぞれ2コマずつ担当し、講義、ワークショップ、グループワークなどを通して、⾃⾝の専⾨領域の先端的な研究を紹介する。
This lecture will be divided into two parts:
The first part will focus on climate risk reduction. With specific examples from different tools, the lecture will focus on climate change adaptation with cases from developing countries.
この授業は、SFCのサイバーインフォマティクス部門内だけでなく、SFC外の研究者によって構成されています。講師はすべてトップクラスの先生方です。テーマは、通信、セキュリティ、可視化、データ、インタラクションなど多岐に渡りますす。
XDプログラムに所属する学生を対象として、研究の進捗レビューとディスカッションを行う。XDプログラムに所属する教員が毎回のレビューに参加し、グループティーチングの手法に沿って、多角的な視点から研究の方向性を検討議論する。履修者は、研究内容のプレゼンテーションや作品のデモンストレーションが求められる。
(3月15日に扱う文献を変更しました)
この隔年開講の授業では、言語と文化の問題を研究する際の質的調査の方法論を扱います。今年度の授業では言語教育の現場でのエスノグラフィー(民族誌)を用いた調査方法を扱い、これがどのような知的土台に立脚しているのかを理解し、議論できるようになることを目指します。具体的には、研究文献を輪読しつつ、学期後半に向けて、それぞれの参加者が教育の場面で短いエスノグラフィーのリサーチを練習し、この結果を授業内で発表します。
1990年代以降の世界は、いわゆる経済面でのグローバリズムの進行を経験しながら、同時に東西冷戦構造の終焉とともに勃発した地域紛争と背中合わせとなる状態に置かれるようになり、紛争解決が半ば放置された結果としての「失敗国家(failed state)」から発せられる脅威にも遭遇した。また、気候変動やエボラ出血熱のようなパンデミックに代表される課題のように、主権国家や地域フォーラム、あるいは政治イデオロギーで結ばれたブロック等による対応が無力に等しい、広範な連携と地球規模での取組みが不可欠となる危急を要する脅威が注目され、その対応策や解決策が様々なフォーラムで模索されるようになっている。本講義では、このような対応を要するイシューを幅広く取り扱い、多国間協調に基づくガバナンスのあり方を検討する。
This class aims for enhancing your understanding of contemporary international political economy mainly in Northeast Asia (also expands in East Asia, Asia-Pacific and Indo-Pacific) through examining theories of regionalism/regional integration, policy frameworks and practices.
Region is a dynamic concept. The main objective of this course is to explore dynamic natures of the “region” through learning historical backgrounds, perspective of multi-layered stakeholders (regional organizations, states, private sectors, individuals), and through various issue areas.
Re-mapping the region is the basic approach of this class. Through examining different issue areas and case studies including: 1) trade and investment, 2) comparative politics, 3) security and military, 4) society and culture etc., the class will encourage students to explore, based on your own interests, new approaches to re-construct the region.
本講義は、欧州地域の地域研究を戦略的トピックに特化した形で進めていくことを目的としている。ただし、担当者の専門は旧ソ連・CISであるため、授業の内容も旧ソ連・CIS及びそれらと欧州との関係が中心となることを予めご留意いただきたい。授業は担当者による講義、ディスカッション、個人報告等で進めていく予定であるが、一方的な講義は極力しない予定なので、積極的参加が求められる。履修者の研究内容や関心に沿う形で授業を再構成していきたいので、初回の授業で履修者の関心を聞き、それらを授業に盛り込むとともに、日々の新しい動きについても、授業で扱っていきたいので、授業内容は臨機応変に調整してゆきたいと考えている。現在をよりリアルに理解し考えることができる、生きた授業とする予定だ。
本講義のように地域を扱う「地域研究」は、まさに総合政策学であり、地域研究を行うためには、当該地域の政治、経済、国際関係、歴史、民族、社会、宗教、紛争、環境問題、エネルギー問題などを総合的に考える必要がある。旧ソ連・CISは、数多くの問題をはらむ地域であり、特に紛争、エネルギー問題、民主化・言論の自由・人権などの問題、環境問題、武器問題などでは常に欧州との軋轢がある一方、欧州の中にはロシアにエネルギーを依存しているために、ロシアに対して強い立場に立てない国も多い。このような各国の戦略的な思惑が政策のダブルスタンダードを生み、現実に様々な矛盾が生じている。これらの問題をケーススタディに、地域戦略研究のあり方を検討していく。
本講義では、演習形式で履修者が教科書を分担して解説することにより、ファイナンス理論、特に証券投資論を学びます。
証券投資論では、証券価値の考え方、市場の効率性とミスプライスの特定により、銘柄を選択するための方法を議論します。
本授業は経営・組織およびその周辺分野を担当する教員がオムニバス方式で授業を行う。各回の担当教員は各々の専門分野の解説を行い、どのようなスタンス・アプローチで当該分野を研究しているのかを受講生諸君に伝えるのが主たる狙いである。SFCの大学院における経営・組織およびその周辺分野を幅広くレビューするのに適した科目である。
Literature review and discussion around strategic management