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Through a view from the community, this course aims to understand the development of cities and neighborhoods, identify various issues we are facing now, and explore the options that make our living environment better.
Historically the cities were built by the authorities/specialists such as governments, engineers, and architects. They laid out the infrastructure and tried to lead the built environment suitable for certain purposes. In contrast to this “traditional” planning, the ideas that the users, residents, and visitors, discover how they live and use the city, “machizukuri”, has become widely accepted and supported recently. Based on this community-based planning concept, this class will explore and discuss, through interdisciplinary approaches, how we can work with diverse groups of people in a community to find ways to make their cities and neighborhood better: thriving, safe, inclusive, and just.
この講義では、おもに1960年代以降の構造主義屋に現象学などに影響を受けてパラダイム転換をとげたあとの社会学の理論を学ぶ。最初に構造主義や言語理論の基礎を易しく解説し、ついでそれがアイデンティティや消費社会、階層構造、エスニック問題、ナショナリズム、世界経済など各種の問題にどのように応用され、それぞれの理論をつくり出してきたかを学ぶ。社会科学系の人にとっては研究の基礎になるであろうし、そうでない人も現代社会を見直す視点を得ることができるだろう。
これからの時代は、さまざまな問題・課題を解決したり、新しい仕組みやあり方を新たにつくっていくことが不可欠な時代です。まさに一人一人が創造性(クリエイティビティ)を発揮することが求められるのです。それでは、創造的(クリエイティブ)に考えたり、創造的な場やチームをつくるためには、どうしたらよいのでしょうか?
この授業では、創造やコラボレーションに関する理論と、最先端の魅力的な事例について学び、自らの実践へとつなげていくことに取り組みます。この授業は、オンデマンド映像とリアルタイムの時間をうまく組み合わせる《オンデマンド・ライブ・ミックス》の形式で行います。解説のレクチャーはオンデマンド映像で各自見てもらい、金曜4・5限の授業時間中は、担当教員や履修者たちでのインタラクティブなやりとりや、創造的なおしゃべりの時間にします。
本授業では、「安全」に関する「ガバナンス」として、日本の警察制度、刑事司法制度の概要を踏まえた上で、犯罪対策、犯罪統計、少年非行、児童虐待、性犯罪を中心に取り上げ、現状と課題を探求する。
Analyzing and managing societal risks to health, safety, and environmental quality have become dominant themes in the social and natural sciences. The continued growth of research and applications addressing issues in risk analysis, and their extension include a broad spectrum of scientific, social, and political perspectives, have been motivated by scientific and technological advances as well as societal needs.
This course is designed to provide a basic understanding of and an integrated view of current landscape of risk analysis. Topics include risk analysis, health impact assessment, environmental health and safety, and policy making and evaluation processes. The course mainly deals with selected applications of epidemiological methods and findings to public-health issues.
都市は歴史上、社会の変動が最も顕在化した空間である。本授業では、18世紀後半に始まり、20世紀に至るまで進展した都市化という現象に着目し、政治、経済、社会、文化といったさまざまな側面から都市の成立・発展過程を追う作業を通じて、都市という空間が直面する諸課題について考察していく。
本授業は基本的に講義形式で行うが、授業中に配布する地図や史資料を分析し、意見や感想を求めることがある。積極的に取り組み、発言することが望ましい。
This lecture will focus on disaster risk as the key element of regional planning, and will elaborate with case studies on integrated planning, coastal zone planning, dry land planning and urban area planning. Examples from developing countries in Asia will be presented. Group discussion among students will be made.
「社会安全政策論」とは、「犯罪を典型とする人間の反社会的行為から、個人と、個人の暮らしのための社会基盤を守る(犯罪等を統制・制御する)ための政策の在り方を研究する」ものです。
「安全」な社会は、自由な民主主義社会にとって不可欠の前提ですが、その「安全」は、所与のものとして当然に存在しているのではなく、多くの人々(個人、団体、共同体、国家など)の人為的な営みによって辛うじて維持されていることを理解していただきたいと思います。
また、「政策」として検討する以上は、「勧善懲悪」、「国家権力の抑制」といった単純な議論ではなく、政策の実現可能性を念頭に置きつつ、限られたリソースの中で、政策効果とコストのバランス、政策効果と自由・人権の制約とのバランスをいかに図るか、ということを考える必要があります。
本講義は、これらの観点から、学生諸君とともに、安全な社会を実現する政策論を探求するものです。
This lecture will be looking into multiple cases of conflict resolutions, as well as multilateral preventive diplomacy, conducted by international and/or regional organizations that intend to defuse tension and resolve conflicts in various parts of the world, especially modern day Middle East.
この授業では日本の地方自治体について、そのしくみをさまざまな角度から考えてゆきます。あなたの地方自治に対するイメージとはどんな物ですか? 国の末端の雑用を処理する「支店」のような機関? 働かない役人と非能率や汚職、利権あさりの巣窟? ゴミを持って行ってくれ、水道と学校がお仕事、住民票と印鑑登録をしてくれる役所? およそ考えるに値しない存在のようですが、地方自治体はみなさんの身近な政府、国と共同して行政を行い、日本の民主的な統治の一端を担う、れっきとした政府機構の一部です。この授業では、国の統治仕組みの中の地方自治の位置づけに始まり、地方自治体がよって立つ地域コミュニティーと、そこを舞台に地域で活躍する各種の団体、決定への住民の参加と役所に集まる地域情報の共有、役所の主人公である知事や市町村長などの首長(しゅちょう、地方自治の世界では「くびちょう」と読む)と地方議会、行政組織と、そこで行われている行政活動をめぐる各種の課題、大都市行政の特性や危機管理などの地方自治をめぐるトピックを取り上げて、日本の地方自治への理解を全般的に一段と深めることを目的とします。そうすれば、地方自治体は単なる「国の雑用係」という、つまらない物ではないことが明らかになるでしょう。
日本の法令は、最高法規としての憲法を頂点に、広大な裾拡がりの法体系を構成しています。法治国家においては、最高法規である憲法を基礎として様々な法令が制定されていることから、憲法の基本原理や解釈を理解することが重要です。この講義では、憲法における人権保障の仕組みを通じて、社会生活を営む上で必要な法的思考を身につけます。
日本の法令は、最高法規としての憲法を頂点に、広大な裾拡がりの法体系を構成しています。法治国家においては、最高法規である憲法を基礎として様々な法令が制定されていることから、憲法の基本原理や解釈を理解することが重要です。憲法(統治)では、日本国憲法が定める統治権としての立法権、司法権、行政権を中心に、財政、地方自治、安全保障、憲法改正手続について講義することにより、国家や主権とは何かを学びます。
現代社会では,株式会社に代表される企業の経済活動が重要な役割を果たしています。
この科目では,会社の設立・業務執行・資金調達・組織再編等の活動に関する法律上の根拠を理解するため,企業に関する法律のうち,会社法を中心に学習します。
(1) 刑法は、刑罰という法効果とその発動ルール(犯罪成立要件)を規定します。いっぱんに、すべての犯罪に共通する要素を抽出して体系的に整序して講じる刑法総論と、各犯罪類型の特色と成立要件を検討する刑法各論とに分けて講じられています。刑法総論と各論の基本を理解します。
(2) 広い意味での刑事法の理解を深めていただくために、
(a)犯罪白書を参照し、犯罪の動向、その対策、刑事手続の全体像をつかみます。
(b)裁判に向けて準備された(公訴を提起するためにまとめられた)事件記録を読みます。
(c)最高裁判所刑事判例集に搭載された判例を一審から読んでまとめていただきます。
(3) 裁判傍聴、処遇施設(刑務所、少年院)、検察庁、弁護士事務所訪問をこれまで行ってきました。が、現在の状況から適いません。そこで去年に続き、刑事司法の国際会議に合わせて開催を予定された「国際司法『代替(裏)』コングレス」を視聴しその概要と課題を理解していただくグループワークを組み込ます。
行政法は、行政活動全般の仕組みや国家と国民の関係性を論ずる法分野である。多様なニーズにどのように対応するかが、行政活動の課題である。この講義では、このような視点を踏まえて、行政法学の基本的な考え方を理解することを目標としている。
ミクロ経済学は、経済学の基礎を形成する最も重要な科目であり、経済活動や経済政策などについて考察する際の分析視点や分析手法を提供する。この科目では、主体間の依存関係の考察を軸として、ミクロ経済学についての専門的な知識の獲得を目指す。具体的には、経済主体の意思決定と、経済主体相互の依存関係の厳密な分析について学び、市場機構の機能と有効性について考える。その上で、市場機構が十分に機能しない状況についての分析、それへの政策を通じた対処法などについて考える。
【学部・大学院併設科目】
この講義では、パブリック(公共)のマネジメントに関わる3つのアプローチ((1)政府(2)市場(3)コミュニティ)について、それぞれの特質と課題・限界について、理解を深めるための理論や実践モデル、直面する現状や課題、改革の考え方などを学ぶ。
講義要綱・シラバス・時間割をご参照ください。
https://gslbs.adst.keio.ac.jp/keiojp_syllabus
40億年前に誕生したと言われる生命の起源はどのようなものだったのか。その後「突然変異と自然淘汰」だけで単細胞生物が多細胞生物になり陸に上がりヒトにまで進化した原動力とメカニズムは何なのか。さらに究極の臓器である「脳」の起源と進化についても議論します。 不安や怒り、喜びといった「感情」は脳内物質の増減によるものであり、好奇心の強さや楽観的といった「性格」には生まれつきの遺伝子が深く関与しています。またうつ病や統合失調症、さらには記憶障害や幻覚などの脳機能障害についても述べます。 最後に、「宇宙の起源と進化」という壮大な観点から生命を捉え、地球外生命体の有無や地球生命の未来について議論します。
現代のアメリカ政治について、広い視野、さまざまな角度から考えていきます。アメリカは「理念」に依拠した国家で、国の成り立ち方が日本とは大分異なっています。そのため、そもそもの政治に対する姿勢や国家観が日米では大きく異なります。そのため、日本から見ると、アメリカで起きていることの多くは不可解に見えます。なぜ、アメリカではあそこまで銃乱射事件が多いにもかかわらず、銃の規制ができないのでしょうか。また中絶が最重要の政治的争点の一つであることも不可解です。オバマから、トランプ、そしてバイデンと、全く一貫性がないようにも見えます。日本にとってアメリカは単なる「外国」ではありません。良かれ悪しかれ、第二次大戦後の日本は「アメリカの影」(加藤典洋)のもとで存在してきました。否応なしにアメリカを内面化させられているという面も否定できません。またアメリカは日本にとって唯一の同盟国でもあります。にもかかわらず、私たちはアメリカのことを十分に理解していません。本講義では、日本にとってアメリカとはどういう国かということを踏まえながら、アメリカ政治について考えていきます。
「科学」という言葉を耳慣れないと感じる人は滅多にいないでしょう。一方で正面から「“科学”って何?」と問われたとき、端的に答えられるでしょうか。
科学もまた人間の営みです。この世界を理解するために人間が編みだした方法のひとつです。現在、私たちの文明はそれなしには維持できないほどに科学に依存していますが、科学がほかの方法よりも成功できたのはなぜでしょうか。ほかの方法にはない科学の特長とはなんでしょうか。科学の進歩を振り返りつつ自分なりの答えを探ってください。
本授業では、社会起業という現象を通じて、問題発見力ならびに問題解決力、およびリーダーシップの開発を目的します。一昨年までは、「社会起業家の実態と発展可能性を、理論と事例から考察する」を目的としていましたが、社会における社会起業という実態の理解が進んだことを踏まえて、「社会起業を理解する」というフェーズから、「社会起業を理解するプロセスを通じて学ぶ」というフェーズに移行することにしました。2011年から慶應SFCにて社会起業論を担当し今年で11年目となりますが、この間、社会問題の解決策である社会起業に対する世の中の理解や期待は大きく変わってきましたし、社会起業と呼ばれる事例も非常に増えてきました。社会起業が萌芽的な事象であった頃は社会起業という未知の存在をどうとらえるべきなのか、どのような価値があるのかを説明することに力点を置いていましたが、現在では社会起業という事象を理解するプロセスを通じて、問題発見力や問題解決力、そしてリーダーシップの涵養に重きを置いた授業展開を行っています。
少子高齢化・人口減少、経済の低迷に伴い、社会保障としての医療・介護を取り巻く状況はますます厳しくなっている。一方、どちらも成長産業とみなすこともできる。本講義は、分野横断的な視点から、医療・介護を社会システムとして扱い、政策・制度を理解することを目的とする。
日本は世界に例をみない高スピードで少子・高齢化が進んでいる。就労者人口の減少は、経済成長の足かせ要因となる一方で、高齢者人口の増加は、社会保障給付費増大の要因となっている。本授業では、そもそも社会保障制度とは何かという素朴な問いから始め、現在の諸制度に関する基礎知識、歴史を学んだ上で、未来志向の社会保障のあり方を検討する。履修者には、現行制度の成り立ちを理解した上で、制度ありきではなく、社会問題の解決と言う視点から社会保障制度のあり方を考える機会を提供したい。