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田中浩一郎研究会(現代中東政治研究)
中東地域に関する広範な知識を基礎として、諸事情の解析を行い、現実の問題への対応を検討する
地域活動におけるパートナーシップ(研究)
住民の健康や福祉に関する実践活動を研究としてまとめるために必要な研究方法を学び、外部へ発表できるようにまとめていく力を養います。
科学技術と戦略的意思決定
科学技術政策と国家安全保障の関係を中心として、科学技術と戦略的意思決定の関係を読み解き、今後の方向性を考える研究会です。
技術戦略研究会
国家安全保障と科学技術政策の関係を中心として、技術と戦略の関係を読み解き、今後の方向性を考える研究会です。
ジェンダーについて話したい人のための研究会
ジェンダーに関するトピックに興味のある学生が集い、学び合う場です。研究会での議論や特別講義の受講により、ジェンダーについての様々な論点や考え方に増え、自らの考えを深めることを目的とします。これと並行して、この研究会では、ジェンダーに関する社会的なトピックに関連するプロジェクト活動を行い、各自の学びを深めるとともに、社会的なアクションに繋げることを目指します。
変化する日本型雇用と労働政策の未来
日本の雇用システムの成り立ちや特徴についての理解を前提に、少子高齢化、グローバル化、技術革新、新型コロナウイルス感染症による影響をはじめとする社会環境等の変化と、働き方やキャリアに関する認識・選択、人生観等の変化の中で、労働政策上の課題についてグループワークや議論を通じてを考察を深めます。各自で見出した課題についての個人研究を深め、発表し、論文にまとめます。
ジェンダーについて話したい人のための研究会
ジェンダーに関するトピックに興味のある学生が集い、学び合う場です。研究会での議論や特別講義の受講により、ジェンダーについての様々な論点や考え方に増え、自らの考えを深めることを目的とします。これと並行して、この研究会では、ジェンダーに関する社会的なトピックに関連するプロジェクト活動を行い、各自の学びを深めるとともに、社会的なアクションに繋げることを目指します。
変化する日本型雇用と労働政策の未来
日本の雇用システムの成り立ちや特徴についての理解を前提に、少子高齢化、グローバル化、技術革新、新型コロナウイルス感染症による影響をはじめとする社会環境等の変化と、働き方やキャリアに関する認識・選択、人生観等の変化の中で、労働政策上の課題についてグループワークや議論を通じてを考察を深めます。各自で見出した課題についての個人研究を深め、発表し、論文にまとめます。
アメリカ政治外交研究:デモクラシー、メディア、選挙
アメリカ政治外交を研究の柱とする本研究会は、アメリカの内政と外交の相互の影響を考えていきます。どこまで世界の問題に介入すべきか、自由貿易協定を結ぶべきか等、外交政策にも、国内の経済や労働問題、リバタリアンとかネオコンと呼ばれるような政治理念、大統領支持率と内政の進捗などが密接に関係し、その度合いは近年とりわけ強まっています。エスニック集団や教会は、特定の国や争点に関係した政策を強く望むこともあります。アメリカは民主党と共和党の二大政党制ですが、政党を横断して内政から外交まで争点ごとに遍在する保守とリベラルの潮流も、政治の大きな動力です。
研究会で念頭にあるのは、政策の実現過程に何が必要かを問い直す目線です。例えば、アメリカ連邦議会では優れた政策提言が政治的な理由で葬られていきます。政策が実現しない理由は必ずしも政策固有の問題ではありません。その政策プランや法案がもし実行できたら、医療も住宅も改善するかもしれません。しかし、敵対政党、選挙区の圧力など、政治的な事情で廃案にされていく中で、政策として優れたものを作ると同時に、実現させる工夫や合意形成からの逆算、さらに言えば、何が良い政策かは受益者をどこに設定するかで当然変わってくるわけです。そうした政策の実現過程を探る上で、本研究会ではとりわけデモクラシーの主要な入力過程である選挙、そして伝統的なメディアおよびソーシャルメディアを含む政治コミュニケーションの動態を分析の土台にしていきます。
アメリカでは支持政党のみならず国民世論が、保守とリベラルに分極化しています。そこでのメディアの機能も無視できません。メディア自身が保守陣営とリベラル陣営に分かれて対立軸の増幅を演出するなか、1990年代以降2極化は激しさを増し、討議型民主主義が空虚化する危険も叫ばれています。アメリカにおける保守とリベラルとは思想であると同時に、コミュニティの地域性、人種およびエスニック起源、信仰などが半ば集団的に規定するアイデンティティであることも少なくありません。こうした政治的、文化的、歴史的な文脈にも目を向けます。
政治学や国際関係を学術的に研究する上で理論は欠かせませんが、他方でとりわけ若い頃の、異文化や言語、海外体験への純粋な好奇心は荒削りでも大いに価値があります。それが地域研究の基礎体力を鍛えることにもなります。地域への洞察なしには当該地域で収集されたデータを意味づけることもできません。しかし、20世紀以降の「覇権」やテクノロジーが急速に変容する中、超大国アメリカの影響やデモクラシーの行方、そして日本の周辺を取り巻く米中関係、台湾情勢、朝鮮半島などをめぐるアメリカ外交を解釈するには、アメリカを相対的に理解する比較の視座も必要です。アメリカは例外的な国と言われますが、なにがどの程度「例外」なのか。差異に焦点を絞るのか、類似性を抽出するのか、どの対象と何を基準に比較するのかでも、浮き彫りになる実像は変容します。本研究会では、アメリカ地域研究と比較政治および比較メディア研究の両輪で、国際社会におけるアメリカやデモクラシーのあり方について皆さんが知見と議論を組み立ていく場を提供します。日本やアジアのデモクラシーとの比較、権威主義体制と自由の問題などに幅広く関心がある学生も大いに歓迎します。
日本社会の変革の実践知
本研究会は「日本社会の変革の実践知」をテーマに掲げ、主に、プロジェクトワークと輪読、研究会運営を通じて、学びを深めていきます。
担当教員が経営コンサルタント、行政機関の職員、政府外郭団体の役員、ベンチャー企業の創業者、海外主要政党の長期インターンを経験してきた実務家であるという点を踏まえ、問題発見・解決のアプローチとしては、以下の2点を特徴としています。
①社会変革の手段としての多様な立場を横断して、問題の主語の設定を含めて考えるアプローチ
②賞味期限のある問題に対する、ファクト・ベースのアプローチ
本研究会では、日本社会の課題と変革の方向性、その実現のための戦略を問いの射程とします。日本社会、統治機構、日本型組織、行政組織、キャリア、社会保障などを問いの対象とします。
研究会のプロジェクトワークの活動内容としては、社会変革を対象とする研究活動、社会変革に向けた提言活動、社会変革を起こす実践活動をその射程とします。
その他の研究会の詳細は研究会メンバーによる説明会資料(https://docs.google.com/presentation/d/1Uu2Sw9dO70stK0TNfAHLWDPU01fN8qtpxCFI4XlU8aU/edit?usp=sharing)を参照して下さい。keio.jp認証が必要となりますので注意して下さい。
日本社会の変革の実践知
本研究会は「日本社会の変革の実践知」をテーマに掲げ、主に、プロジェクトワークと輪読、研究会運営を通じて、学びを深めていきます。
担当教員が経営コンサルタント、行政機関の職員、政府外郭団体の役員、ベンチャー企業の創業者、有志団体の発起人、海外主要政党の長期インターンを経験してきた実務家であるという点を踏まえ、問題発見・解決のアプローチとしては、以下の2点を特徴としています。
①社会変革の手段としての多様な立場を横断して、問題の主語の設定を含めて考えるアプローチ
②賞味期限のある問題に対する、ファクト・ベースのアプローチ
本研究会では、日本社会、統治機構、日本型組織、行政組織、キャリア、社会保障などを問いの対象として、プロジェクトワークの活動内容としては、社会変革を対象とする研究活動、社会変革に向けた提言活動、社会変革を起こす実践活動をその射程とします。
その他の研究会の詳細は研究会メンバーによる説明会資料(https://docs.google.com/presentation/d/1eKO92SxEvFEnOLbzkRsQvHN0AEN8097cQ0NNljGw184/edit?usp=sharing)を参照して下さい。keio.jp認証が必要となりますので注意して下さい。
中国政治外交研究と国際関係
現代中国の政治外交および国際政治に焦点をあてた研究に取り組む。本研究会をつうじて私たちは「中国とどう向き合うのか」を考える。
現代中国研究と国際政治
いま国際秩序は大きな変動期にあります。国際社会が共有していた価値と利益に対する認識は流動し、国際社会が了解してきた規範や制度といったゲームのルールは動揺しています。日本社会は、既存の国際秩序のなかで平和と繁栄を享受してきましたが、そうであるがゆえに私たちにとって必要なことは、この秩序の変動を感度良く捉え、冷静な現状分析を行い、対策を考え、それを発信し、実践する能力です。
私たちの研究会が研究の対象とする中国は、国際秩序の変動を牽引する主要なアクターです。もはや中国は、恣意的なイメージをもてあそんで安閑としていることの許されない巨大な対象です。急速な経済成長にともなう中国の国力の増大は、国際社会における力の分布に変化を生み、国際政治の力学に大きな影響をあたえています。
本研究会は、中国政治のメカニズムの特徴、そして、そのメカニズムを生じさせる社会的文脈の特徴への理解に努め、現代中国の政治外交への接近を試みます。さらに研究会の活動をつうじて私たちは、「中国とどう向き合うのか」を考え、私たちの未来を展望する手掛かりを得ます。
中国の政治外交に関する研究は、私たちにとって重要な、いま一つの問いと向き合う機会を提供してくれます。いま権威主義の台頭と民主主義の後退への警鐘が鳴らされています。元来、権威主義国家の政治は不安定であり、国家の経済発展と安定を実現するためには自由民主主義の政治が条件と見做されてきました。しかし、中国はそうした展望とは異なる現実を示しています。なぜ中国政治は一党支配を維持してきたのでしょうか。なぜ中国社会は一党支配を受け入れてきたのでしょうか。中国研究をつうじて、世界の過半数以上を占める権威主義国家の政治、そして権威主義国家がいま、急速に影響力を拡大している国際政治を理解する手掛かり手にすることができるはずです。
本研究は、現代中国の政治外交に関する理解を深めるために、また権威主義国家を理解するための手掛かりを得るために、現代中国政治研究や比較政治研究に関する文献を材料に議論をして、中国政治と権威主義政治、国際政治を体系的に理解するために必要な知的な基盤を構築します。いわば本研究会は、中国の政治外交を題材にして、日本社会と皆さんが国際社会において活躍するために必要な中国と権威主義政治と国際政治に関する知識と、体系的な理解にもとづいた分析と発信を行うために必要な知的訓練をおこなう場といえます。
言語と学習の認知科学
本研究会では、発達心理学・認知心理学・言語心理学・脳科学の視点から、人間の学習や発達、言語の認知の仕組みを探ります。研究会時間内では、認知科学の分野の様々な文献を読み、卒業プロジェクトの基礎知識を身に付け、実験手法や統計についての考察を深めていきます。卒業プロジェクトのテーマは大きく分けて、(1)言語の学習メカニズムと、言語と思考の関係についての研究、(2)学習・熟達の認知のメカニズムを考え、子供にとって良い「学び」を探求・実践していく研究と熟達者の認知と脳の変化の二つを軸としており、中でも、幼児の母語習得のメカニズムや、学習の認知メカニズムの理解に即し、子どもにとって「学び」とはなにかを探求することに注力しています。(1)と(2)を統合し、日本語を母語とせずに日本の学校で学ぶ子供たちの日本語の困難さの原因を同定するアセスメントと日本語の学習のための教材の開発も行っています。
卒業プロジェクトや修士論文のテーマは認知科学、教育心理学、教育心理学に基づいた教育実践に関する内容から各自が担当教員(今井)と相談の上決めます。例えば
(1)書いていないことを推測する(行間を読む)力と推論力の関係
(2)色ことばの発達過程
(2)幼児の意欲に影響する親子遊びの性質
(3)幼児の感情理解と語彙力 感情を理解するメカニズム
などがあります。
[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/teaching/graduationthesises/|こちら]
言語や子どもの発達、学習・教育に興味がある人はもとより、発達過程や人の行動のモデル化に興味を持ち、データ解析、モデリングを勉強したい人を特に歓迎します。
【活動内容】
研究会では、まず、認知心理学、脳科学、言語学に関する本や論文を読み、それを皆の前で発表することによって、研究をするために必要な知識を養います。さらに、卒業プロジェクトで、実験計画の仕方、行い方、データ分析の仕方、学習デザインの仕方など、研究に必要なスキル知識を実践的に学習していきます。研究会の時間内において、木曜4限は研究会のテーマに沿った文献を輪読し、金曜5限は個人のテーマに沿った文献を読み発表し、皆で議論していきます。授業外では、木曜5限統計の基礎や実験デザイン,実験方法
について学ぶサブゼミを実施、課外活動としては、子ども向けワークショップなどに出展しています。
課外活動の内容は
[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/outreach/|こちら]
をご覧ください。
【研究会時間外の活動】
言語習得のメカニズムにせまる(言語) 人はどの様に母語や外国語を学ぶのでしょうか? 人間がどのように母語を修得するための情報処理ネットワークを構築し、母語を獲得していくのかを、脳計測・視線、その他行動実験などの認知科学による研究手法を基に、言語と脳、認知の関係に迫ります。研究興味に合わせて様々な手法に携われることが特徴であり、実際の調査に参加することで、研究手法や研究の行い方を経験しながら学びます。
◆言語プロジェクトの特徴◆
◇赤ちゃんや幼児の言語獲得 乳幼児の研究は、幼稚園・保育園での調査を通して行われます。言語学習のプロフェッショナルである乳幼児と成人を比較することで、乳幼児がどのようにことばを学習しているのか、外国語学習は母語の学習とどのように違うのか、といった問題に迫ります。 先行研究を読み、実験をデザインし、データをとり、統計分析のしかたを学ぶことを、学期を通して実際に進めていきます。
◇言語が思考に及ぼす影響 国内外の大学と連携し、日本語・英語・中国語・ドイツ語といった他言語の比較研究を行っています。言語の特徴が、言語学習と思考にどのような影響を及ぼすのか、言語普遍的な概念は何なのか、といった問題を扱います。
◇コーパスを使った言語の分析 実際に使われている言葉をさらにコーパス分析で言語をより深く分析します。この手法を用いて、日本語と外国語の比較や、それを通した外国語学習の教授法に迫ります。
◇プロジェクトについて詳しくは[http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/research/|こちら]
初等教育における「学習」を考える 子供たちはどの様に学び、発達していくのでしょうか?また、どの様な教育がよりよい学びを実現することができるのでしょうか? 学習プロジェクトではこうした問いに応えるために、教育実践と認知科学を軸として研究・実践活動を行なっています。「よりよい学び」を実現する学びかたを、幼児の言語獲得をヒントに考えて行きます。私たちは、子供たちが創造的に学び、学び方を学んでいくための教育の一案として「探究型学習(Project-Based Learning)」を推進しています。探究型学習ではプロジェクトを基本として、コンセプトを創り、生きていく上で最も重要なものの捉え方[認識]を育む学習形態です。また、研究と実践をつなげていくために、現場教員や国際的な研究者・実践者コミュニティを形成し、下記のような活動を定期的に行なっています。
◆プロジェクトの活動(学習)◆
◇ [http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/|ABLE]
(Agents for Bridging Learning research and Educational practice)研究者と教育実践者、社会変革を志す人々をつなぐコミュニティを主宰しています。国内・海外を問わず、先進的な研究や実践をしている方々をスピーカーに迎え、学習研究と教育実践をどの様につなげればよいのか、徹底的に議論します。 詳しい情報、過去の事例紹介は、下記のWebサイトをご覧ください。
◇ことばと思考力を測るアセスメント開発と測定
ことばの力、学力が低迷する児童に対して、ことばの運用力、認知能力、推論能力を測るアセスメントを開発しています。ある県と協力し、大規模な調査を行っています。研究プロジェクトではアセスメント開発とデータ解析を行います。
◇外国人幼児、児童の日本語支援
日本語を母語としない外国にルーツを持つ児童の日本語の支援をするために、アセスメントを行い、指導法を研究します。
履修者は原則として(1)言語に関する基礎研ある究の補助(2)子どもにとっての「学習」を考えるワークショップの両方に参加し、理論的・実践的に卒業プロジェクトに向けての基礎知識とスキルを身につけます。
田中浩一郎研究会(現代中東政治研究)
中東地域をめぐる緊張と複雑化する国際関係について討論を通じて深掘りする
ムスリム共生プロジェクト
本研究会は、日本社会におけるイスラームへの理解を深め、日本に在住するイスラーム教徒、また観光客で日本を訪れるイスラーム教徒たちとの共生を目指すプロジェクトを実践する研究会です。
現在、世界のイスラーム教徒(ムスリム)の数は約16億~20億人、世界の4人に一人がイスラーム教徒であり、さらに人口は増加しているため、近い将来、世界の3人に一人がイスラーム教徒という時代がやってくると言われています。また留学や就労で日本に暮らすイスラーム教徒の数も、日本に観光で訪れるイスラーム教徒の数も年々増加しています。その反面、日本におけるイスラームのイメージは必ず良いものではなく、また日本人のイスラーム教徒に対する理解も十分ではありません。本研究会では、イスラームの教えやムスリムの信仰実践などに関する文献輪読を通して理解を深めつつ、フィールドワークや共同プロジェクトを実践しながら、日本に暮らすイスラーム教徒とネットワークを築き、日本社会とイスラーム教徒をつなぎ、日本における新しい共生の形を考えます。
現代東南アジア研究
重要文献の輪読を通じ、東南アジア地域の社会や文化の概要を学び、自身の関心領域に関わる文献を読み解いて、研究テーマを精査、研究を遂行していく研究会です。東南アジア諸地域の社会、文化、歴史、政治経済、日本と当該地域との関わりなどに関心を持つ学生を対象とします。毎回の研究会は、個人テーマに関わる文献の講読、研究進捗発表、担当者による講義などで進められます。
現代東南アジア研究
重要文献の輪読を通じ、東南アジア地域の社会や文化の概要を学び、自身の関心領域に関わる文献を読み解いて、研究テーマを精査、研究を遂行していく研究会です。東南アジア諸地域の社会、文化、歴史、政治経済、日本と当該地域との関わりなどに関心を持つ学生を対象とします。毎回の研究会は、個人テーマに関わる文献の講読、研究進捗発表、担当者による講義などで進められます。
ムスリム共生プロジェクト
本研究会は、日本社会におけるイスラームへの理解を深め、日本に在住するイスラーム教徒、また観光客で日本を訪れるイスラーム教徒たちとの共生を目指すプロジェクトを実践する研究会です。
現在、世界のイスラーム教徒(ムスリム)の数は約16億~20億人、世界の4人に一人がイスラーム教徒であり、さらに人口は増加しているため、近い将来、世界の3人に一人がイスラーム教徒という時代がやってくると言われています。また留学や就労で日本に暮らすイスラーム教徒の数も、日本に観光で訪れるイスラーム教徒の数も年々増加しています。その反面、日本におけるイスラームのイメージは必ず良いものではなく、また日本人のイスラーム教徒に対する理解も十分ではありません。本研究会では、イスラームの教えやムスリムの信仰実践などに関する文献輪読を通して理解を深めつつ、フィールドワークや共同プロジェクトを実践しながら、日本に暮らすイスラーム教徒とネットワークを築き、日本社会とイスラーム教徒をつなぎ、日本における新しい共生の形を考えます。
仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係の未来を考える
「仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係の未来を考える」
そもそも人は何を目的として仕事をするのでしょうか。仕事をすることが当たり前だからでしょうか。生活に必要な収入を得るためでしょうか。自己実現のためでしょうか。仕事の目的が変わるとき、仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係はどのように変わるでしょうか。
伝統的には、日本型雇用システムと呼ばれる、新卒一括採用、終身雇用、年功序列賃金・昇進制度、定年、企業内教育、企業別労働組合などの仕組みの中で、個人と組織はその関係性を構築してきました。そこでは、個人は組織に所属をして、多くの時間をそこで費やし、人としての成長を組織に委ね、人間関係の多くも組織につながるなど、文字通り、多くの個人は組織の中で生きてきました。
また、「日本の社会保障は、1960年代の高度経済成長期以降に、右肩上がりの経済成長と低失業率、正規雇用・終身雇用の男性労働者と専業主婦と子どもという核家族モデル、充実した企業の福利厚生、人々がつながりあった地域社会を背景として、国民皆保険・皆年金を中心として形作られ、これまで国民生活を支えてきた」(平成24年版厚生労働白書)とあるように、雇用保障という社会保障の一部そのものが企業によって支えられるとともに、保険料の徴収も職域と地域の2つのグループで行われるなど、企業は社会の機能を多くを担ってきました。企業で働く多くの個人は、所属する組織で階層化され、社会とつながってきました。
ところが近年、仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係は、大きく変わってきました。終身雇用や年功序列という仕組みに乗らず、若いうちからキャリアチェンジをしながら、自らのキャリアをデザインする個人が増えました。兼業・副業という形で同時に複数の仕事を行う個人も増えました。企業の側も、終身雇用・年功序列という日本型雇用システムからの脱却を模索し始めました。こうした個人と組織の変化の背景には、世代の価値観の変化、企業の競争環境のグローバル化、ICT技術の進展等があり、なおかつ、互いの変化により、お互いの変化がさらに促される形で社会全体に浸透しつつあることからも、今後も継続することが考えられます。
今後、仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係はどのように変化していくのでしょうか。本研究会では、このように多くの変数が能動的・受動的に同時進行で変化しながら、新たな均衡点へとシフトしつつある中で、個人の行動や組織の経営、社会の政策に対する研究を行うことを想定しています。研究会メンバーの興味関心に応じて、研究プロジェクトの問いを立てる予定ですが、例えば、以下のようなトピックを扱うことが考えられます。リボルビングドアのキャリアモデル、人的資本投資の開示指標、次世代の日本型タレントマネジメント、人材の流動性向上と最適なマッチングに求められる個人の学習と仕事の記録(Learning and Employment Records)のプラットフォーム、個人時代の社会保障のあり方など。新しい時代を創るSFC生とともに、仕事をめぐる、個人と組織と社会の関係の未来を探求していきたいと思います。
田中浩一郎研究会(現代中東政治研究)
中東地域をめぐる緊張と複雑化する国際関係について討論を通じて深掘りする
ヨーロッパ国際関係と国際安全保障
本研究会では、ヨーロッパ国際関係と国際安全保障を二本柱として研究を行う。履修者は個人研究などにおいてどちらに軸足をおいてもよいが、研究会全体としては、「欧州を通じて国際安全保障(および国際政治)の本質を学ぶ」ことと、「国際安全保障(および国際政治)を通じて欧州に迫る」ことの両方を同時に追求したい。
ヨーロッパ国際関係と国際安全保障
本研究会では、ヨーロッパ国際関係と国際安全保障を二本柱として研究を行う。履修者は個人研究などにおいてどちらに軸足をおいてもよいが、研究会全体としては、「欧州を通じて国際安全保障(および国際政治)の本質を学ぶ」ことと、「国際安全保障(および国際政治)を通じて欧州に迫る」ことの両方を同時に追求したい。
現代東南アジア研究
重要文献の輪読を通じ、東南アジア地域の社会や文化の概要を学び、自身の関心領域に関わる文献を読み解いて、研究テーマを精査、研究を遂行していく研究会です。東南アジア諸地域の社会、文化、歴史、政治経済、日本と当該地域との関わりなどに関心を持つ学生を対象とします。毎回の研究会は、個人テーマに関わる文献の講読、研究進捗発表、担当者による講義などで進められます。
ムスリム共生プロジェクト
本研究会は、日本社会におけるイスラームへの理解を深め、日本に在住するイスラーム教徒、また観光客で日本を訪れるイスラーム教徒たちとの共生を目指すプロジェクトを実践する研究会です。
現在、世界のイスラーム教徒(ムスリム)の数は約16億人、世界の4人に一人がイスラーム教徒であり、さらに人口は増加しているため、近い将来、世界の3人に一人がイスラーム教徒という時代がやってくると言われています。また留学や就労で日本に暮らすイスラーム教徒の数も、日本に観光で訪れるイスラーム教徒の数も年々増加しています。その反面、日本におけるイスラームのイメージは必ず良いものではなく、また日本人のイスラーム教徒に対する理解も十分ではありません。本研究会では、在日ムスリムやムスリム観光客、また彼らを対象にサービスを提供する事業者に対するフィールドワークを通じ、また、ムスリムたちとの協働を通じて、日本社会とイスラーム教徒をつなぐ活動を実践し、日本における新しい共生の形を考えます。