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企業は自らの財政状態、経営成績等を明らかにするために財務諸表を外部に公表している。財務諸表は、企業の過去と現在の状態を明らかにし、利害関係者が意思決定を行ううえで有用な情報を提供する。しかしながら、財務諸表がいくら有用な情報を含んでいても、利用者が適切に理解できなければ意味がない。本講義の目的は、学生が基本的な分析的手法を習得・理解し、財務諸表から企業の全体像を読み解く力を養うことである。分析力・理解力は教員の説明を聞くだけでは身につかない。また、財務諸表分析に唯一の解は存在しない。そのため、できるだけ多くの企業等の財務諸表を学生自らが分析する演習形式の授業を行う。
Latin America has always been a source of inspiration for those people working to build a better society. In spite of the colonial heritage and the deep division that runs through the societies of the region, innovative theories and iniciatives emerged and came to influence many aspects of the global social science and humanities of our time. This course aims to survey principal topics related to development and Latin America, covering the contemporary issues of the region especially from a focus on development and social change.
(We plan to do this course on-campus in the spring semester 2021.)
本授業は、欧州・CISの地域と社会のあり方を総合政策的に学ぶことを目的としている。 担当者の専門は旧ソ連・CISであり、また欧州地域を中心に扱う授業が別途あるため、本授業では旧ソ連・CISを中心に扱うが、欧州のファクターも重視していく。授業は担当者による講義、グループワークとその報告という内容で進めていく予定である。
本授業のように地域のことがらを扱う「地域研究」は、まさに総合政策学であり、地域研究を行うためには、当該地域の政治、経済、国際関係、歴史、民族、社会、宗教、紛争、環境問題、エネルギー問題などを総合的に考えていく必要がある。特に、旧ソ連・CISは、ソ連解体に伴う独立からまだ約25年の諸国から成り立っており、数多くの問題をはらんでおり、総合政策学的視点がより求められる地域でもある。加えて、2012年末から深刻化していったウクライナ危機はロシアの暴挙、そして国際社会のロシアに対する制裁、ロシアの経済危機と大きな影響をもたらした。そして、現在は米国に対抗する中ロという構図が国際政治で重要な要素となっている。
現在の世界を考える上では、旧ソ連地域を理解することが不可欠である。そこで、当該地域についてより多面的、包括的に授業で扱い、当該地域の理解を深めていくことを目指す。
This class aims for enhancing the understanding of contemporary international political economy, security and society mainly in East Asia through examining theories, policy frameworks and practices. All sessions are conducted in English.
”Region” could be defined in various terms. In international relations, it generally indicates the multilateral groupings of neighboring nations. However, when it comes to the term regionalism, it suggests a functional relation that bundles multiple nations with their political, economic and cultural inheritance, often based on the geographical advantages. Region could be formed either inherently or arbitrary. Thus, the "Region/Regionalism" is a dynamic concept of geopolitics/economics, which rests between the global governance, the bilateral rational choice of the government, and people's perceptions.
This course specifically focuses on following agendas: 1)theory and practices of regionalism in East Asia, 2)security in Asia-Pacific region, 3)Japan’s foreign policy on regionalism.
本授業は、国際コミュニケーション分野における歴史的考察・理論に対する概観・現状に対する理解という仕組みで構成されている。授業を通じて、政治・経済・文化・技術的状況がグローバル化される現時点における国際メディア及びコミュニケーションの急激な変動を概観し、それらに関連した研究等を紹介する。
国際法の主要問題を通して理解する。
<注:ゲスト講義の日程調整によりシラバス内容が調整される可能性があります>
本授業は、経営学の一領域である国際経営論を、実践の科学としての側面と、社会科学としての側面の二つの側面から解説していく。
国境を超えて経営を行うということ、それは領域を超えて経営を行うということとも言える。本講義は、今後の履修生のさらなる学習の起点となることも想定し、できうる限り広範に、国際経営が直面する課題、それを取り巻く理論体系、また最新の課題に触れる。
単に企業の経営者が参照する理論体系としてだけではない国際経営論の魅力を伝えるため、紀元前の世界にまで遡り、そして数千年の歴史を経て、100年後の未来の世界がどのような経営環境となりえるかについても議論を重ねる。
月曜日開講分は完全オンライン(ビデオ教材ならびに書籍論文等で学習し課題を提出)にて行い、水曜日開講分はオンラインライブ配信(SFCの教室から配信)として、主にゲスト対談や討議セッションを行う。
This is an international finance course for undergraduate students. We will cover the monetary or macroeconomic side of international economics, such as the determinants of the exchange rate and the effects of monetary policy. The first half of the course will be devoted to the exchange rate and open-economy macroeconomics. In particular, we will learn how the exchange rate is determined. Then, in the last half, we will look at international macroeconomic policy as well as exchange rate policies in developed and developing countries. We will study how policies work, and what kind of policy is desirable.
This lecture will focus on disaster risk as the key element of international environmental studies, and will elaborate with case studies on disaster risk reduction frameworks, climate change adaptation and sustainable development. Examples from developing countries in Asia will be presented. Group discussion among students will be made.
ライフキャリア論は、生涯に渡るキャリアの発達・開発について、理論だけでなく実践面からも考えるための授業です。生涯現役時代のライフキャリアの有り様を概観し、私たちが直面する課題や問題を検討します。
また、社会で多様なキャリアを歩んでいる方々をゲストスピーカーに迎え、ライフキャリア・ライフデザインの実際のお話を通してその幅広さやダイナミズムについて学ぶ機会を予定しています。
ライフキャリアは、人間の発達過程と密接に関係していると同時に、ワークライフバランスや組織内のキャリア開発等、社会や組織の仕組みとも深く関係しています。これからの社会で課題となる、生涯現役の観点から、セカンドキャリアも検討の対象になります。
これからの皆さんのライフキャリアデザインを考える上でのベースとなる授業を目指す予定です。
キャリア開発の理論と現状を多様な視点から概観します。企業が提供するキャリア開発のプログラムは様々な考え方やキャリアモデルから成立しています。その視点に沿い、多様な能力開発やキャリア開発のプログラムを概観します。特に、教育研修プログラム、選択型の教育プログラム、そして自分で自分のキャリアをデザインするという、最新のキャリア自律プログラムなどを具体的に検討する予定です。2016年より施行された改正職業能力開発促進法は、一人一人の従業員にキャリアデザインの責任と、企業にそのための支援の提供を法律として義務化しています。授業では、自分のキャリアデザイン・開発をすすめる実践的な視点で、キャリアの問題・課題を検討する予定です。本授業では、キャリアに関する各種理論を概観するというより、実践的にキャリアデザインを行うにはどのような課題を克服するかという視点で授業を進めて行きます。 また、企業のキャリアコンサルタント/アドバイザー、教育研修所の担当の方、あるいはユニークなキャリア履歴を持っておられる方々を授業にお招きし、キャリア開発が抱える、様々な実務的な課題をお話いただく予定です。
この授業はマクロ経済学の基礎理論の習得にあてられ、好況・不況、インフレーション・デフレーション、失業など現実の経済事象を経済学的に見る目を養うとともに、さまざまな分野の経済学学習の基礎を身につけることを目的としている。授業でとりあげる具体的な内容は、国民経済計算(新SNA)、GDP(国内総生産)の決まり方、IS−LM分析、総需要・総供給分析などである。
この科目では、「仕事と社会」について多面的に検討します。社会が変化し、仕事も変化していく中で、働くことやそこで発揮される能力はどう変わり、個人のキャリア形成はどうなっているのか、個人と社会の双方の視点から考えます。仕事や個人のミクロ的な視点と、社会のマクロ的な視点双方から考えますが、労働経済学のような、雇用問題の定量的な分析といったマクロの議論は含みません。変化の時代の個人のキャリア形成の概念を理解し、自身のキャリアを切り開く能力を育むことに加えて、企業人事、人材ビジネス、社会人教育、キャリア教育などの分野で将来の活躍を希望する人にとって意味のある科目になることを目指しています。
ミクロ経済学は、経済学の基礎を形成する最も重要な科目であり、経済活動や経済政策などについて考察する際の分析視点や分析手法を提供する。この科目では、主体間の依存関係の考察を軸として、ミクロ経済学についての専門的な知識の獲得を目指す。具体的には、経済主体の意思決定と、経済主体相互の依存関係の厳密な分析について学び、市場機構の機能と有効性について考える。その上で、市場機構が十分に機能しない状況についての分析、それへの政策を通じた対処法などについて考える。
行政法は、行政活動全般の仕組みや国家と国民の関係性を論ずる法分野である。多様なニーズにどのように対応するかが、行政活動の課題である。この講義では、このような視点を踏まえて、行政法学の基本的な考え方を理解することを目標としている。
(1) 刑法は、刑罰という法効果とその発動ルール(犯罪成立要件)を規定します。いっぱんに、すべての犯罪に共通する要素を抽出して体系的に整序して講じる刑法総論と、各犯罪類型の特色と成立要件を検討する刑法各論とに分けて講じられています。刑法総論と各論の基本を理解します。
(2) 広い意味での刑事法の理解を深めていただくために、
(a)犯罪白書を参照し、犯罪の動向、その対策、刑事手続の全体像をつかみます。
(b)裁判に向けて準備された(公訴を提起するためにまとめられた)事件記録を読みます。
(c)最高裁判所刑事判例集に搭載された判例を一審から読んでまとめていただきます。
(3) 裁判傍聴、処遇施設(刑務所、少年院)、検察庁、弁護士事務所訪問をこれまで行ってきました。が、現在の状況から適いません。そこで去年に続き、刑事司法の国際会議に合わせて開催を予定された「国際司法『代替(裏)』コングレス」を視聴しその概要と課題を理解していただくグループワークを組み込ます。
現代社会では,株式会社に代表される企業の経済活動が重要な役割を果たしています。
この科目では,会社の設立・業務執行・資金調達・組織再編等の活動に関する法律上の根拠を理解するため,企業に関する法律のうち,会社法を中心に学習します。
日本の法令は、最高法規としての憲法を頂点に、広大な裾拡がりの法体系を構成しています。法治国家においては、最高法規である憲法を基礎として様々な法令が制定されていることから、憲法の基本原理や解釈を理解することが重要です。憲法(統治)では、日本国憲法が定める統治権としての立法権、司法権、行政権を中心に、財政、地方自治、安全保障、憲法改正手続について講義することにより、国家や主権とは何かを学びます。
日本の法令は、最高法規としての憲法を頂点に、広大な裾拡がりの法体系を構成しています。法治国家においては、最高法規である憲法を基礎として様々な法令が制定されていることから、憲法の基本原理や解釈を理解することが重要です。この講義では、憲法における人権保障の仕組みを通じて、社会生活を営む上で必要な法的思考を身につけます。
この授業では日本の地方自治体について、そのしくみをさまざまな角度から考えてゆきます。あなたの地方自治に対するイメージとはどんな物ですか? 国の末端の雑用を処理する「支店」のような機関? 働かない役人と非能率や汚職、利権あさりの巣窟? ゴミを持って行ってくれ、水道と学校がお仕事、住民票と印鑑登録をしてくれる役所? およそ考えるに値しない存在のようですが、地方自治体はみなさんの身近な政府、国と共同して行政を行い、日本の民主的な統治の一端を担う、れっきとした政府機構の一部です。この授業では、国の統治仕組みの中の地方自治の位置づけに始まり、地方自治体がよって立つ地域コミュニティーと、そこを舞台に地域で活躍する各種の団体、決定への住民の参加と役所に集まる地域情報の共有、役所の主人公である知事や市町村長などの首長(しゅちょう、地方自治の世界では「くびちょう」と読む)と地方議会、行政組織と、そこで行われている行政活動をめぐる各種の課題、大都市行政の特性や危機管理などの地方自治をめぐるトピックを取り上げて、日本の地方自治への理解を全般的に一段と深めることを目的とします。そうすれば、地方自治体は単なる「国の雑用係」という、つまらない物ではないことが明らかになるでしょう。
This lecture will be looking into multiple cases of conflict resolutions, as well as multilateral preventive diplomacy, conducted by international and/or regional organizations that intend to defuse tension and resolve conflicts in various parts of the world, especially modern day Middle East.
Through a view from the community, this course aims to understand the development of cities and neighborhoods, identify various issues we are facing now, and explore the options that make our living environment better.
Historically the cities were built by the authorities/specialists such as governments, engineers, and architects. They laid out the infrastructure and tried to lead the built environment suitable for certain purposes. In contrast to this “traditional” planning, the ideas that the users, residents, and visitors, discover how they live and use the city, “machizukuri”, has become widely accepted and supported recently. Based on this community-based planning concept, this class will explore and discuss, through interdisciplinary approaches, how we can work with diverse groups of people in a community to find ways to make their cities and neighborhood better: thriving, safe, inclusive, and just.
This lecture will focus on disaster risk as the key element of regional planning, and will elaborate with case studies on integrated planning, coastal zone planning, dry land planning and urban area planning. Examples from developing countries in Asia will be presented. Group discussion among students will be made.
都市は歴史上、社会の変動が最も顕在化した空間である。本授業では、18世紀後半に始まり、20世紀に至るまで進展した都市化という現象に着目し、政治、経済、社会、文化といったさまざまな側面から都市の成立・発展過程を追う作業を通じて、都市という空間が直面する諸課題について考察していく。
本授業は基本的に講義形式で行うが、授業中に配布する地図や史資料を分析し、意見や感想を求めることがある。積極的に取り組み、発言することが望ましい。