シラバス検索結果一覧

14717件見つかりました。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06403
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    清水 唯一朗 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    日本政治外交研究(JPD)ベーシック&アドバンスト―日本政治外交をよみやぶる

     私たちは、自分たちが住むこの国のことをどれだけ理解できているでしょうか。「世界が民主主義の困難に直面するなか、なぜ日本の政治は安定しているのか」。各国の政治学者、日本研究者と交流するなかで、よく聞かれる質問です。1993年以後の「失われた20年」、そして2009年、2012年の二度の政権交代を経て、日本政治のすがたは大きく変わりました。もっとも、課題は山積しています。これを内在的に理解し発信することが求められているといえる。世界各地で「民主主義の困難」が叫ばれるなか、わたしたちは日本政治からなにを学び、どう変え、どのように発信していくことができるのでしょうか。

     こうして日本の政治外交(近代・現代)のすがたを考えるとき、そこには当然にして必要となる基礎的な知識と構造への理解があります。しかし、そうした知的基盤はどれだけ共有されているでしょうか。必要な基礎がおざなりでは、せっかくの創造も根なし台なしになりかねません。借りものの理解や都合のよいデータではなく、自分自身の頭で考え、判断するための足場、スタンスを獲得することが必要なことはいうまでもありません。

     そこで、この研究会では日本の政治外交を題材に、そこに現れる問題の構造を体系的に理解することを目標とする。経緯、制度、人物を切り口として、政治学・歴史学のすぐれたテキストを材料に議論をおこない、自らの考える基盤をつかむ。そのうえで、体系的な理解に基づいた分析と発信を行うための演習を重ね、日本の政治外交を自分のことばで考え、論じるためのベースを作り上げていきます。

  • 未来構想ワークショップ 【学期前半】

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    26852
    科目ソート
    B6003
    分野
    基盤科目-共通科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    矢作 尚久 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    月 4限 , 月 5限
    授業で使う言語
    日本語

    もの・サービスがあふれる今日もの・サービスだけを提供する従来のビジネスモデルに代わり、例えばappleのSteve Jobsが創業時より追い求めた「人を幸せにする」ことを具現化するシステムとしてのビジネスモデルが要求されるようになった。また、IoTの驚くほどのスピードでの社会浸透に伴い、個益と公益がシームレスに繋がる社会システムの実現が可能となりつつある。

    日本の医療現場は、個と公のバランスの取れた強固な財政基盤の上に成立し、常に最新の技術を取り入れ、個益としての最良の治療環境を提供し、世界一の長寿国という公益を実現し世界から注目されている。

    医療現場では臨床医達が最良の治療環境という個益(Value)を提供しようと、日夜イノベーション思考をフル稼働させ未来への希望を提供し続けている。ただし、臨床医は常に目の前の患者が希望を託す未来とは何かを正確に理解しておく必要があり、それを突き詰めればSOL (Sanctity of Life 生命の尊厳)かQOL(Quality of Life 人生の質)かの選択に行き着く。

    本授業では、理想的な未来とは何かを全てのセッションを通じての基本テーマとして討論を続け、明確な未来像を各自が描ける様にし、それを基準に現在社会の抱える課題を探し出し、それを解決しながら理想の未来を作り上げる構想を組み立てて行く。

    このプロセスを通じ、問題解決に必要なスキルを身につける為に、生活・健康・医療に関連する複数の社会的プロジェクトを参考事例としながら、現実社会を自分の目で見据えた具体的な提案をしてもらう。

  • 歴史と文明

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    14302
    科目ソート
    C1006
    分野
    先端科目-総合政策系
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    鶴岡 路人 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 遠隔あり
    曜日・時限
    木 2限
    授業で使う言語
    日本語

    【Brexit(英国のEU離脱)から考える英国、欧州、世界】

    2016年6月の国民投票で英国民はEU離脱を選択した。その後、EU離脱をめぐって英国政治は大きく揺れ、迷走を続けたものの、2020年1月末に離脱が実現し、同年末までの移行期間が開始された。その間、EUと英国は移行期間終了後の関係構築の交渉に入ったが交渉は難航し、「合意なき」移行期間終了が懸念された。移行期間終了を1週間後に控えた2020年12月24日、EU・英国交渉は妥結に至り、貿易・協力協定(TCA)が締結された。柱となるのはFTA(自由貿易協定)だが、内容的には限定的なもので、いわゆる「ハードBrexit」を体現するものとなった。

    一連の過程において、Brexitをめぐる諸問題が明らかになった。そこでこの講義では、Brexitをさまざまな観点から改めて問い直すことにしたい。例えば、国際秩序の動揺、ポピュリズム、グローバリゼーションから取り残された人々(経済格差)、欧州安全保障の行方、EU統合の本質、国民投票に関する諸問題、離脱後のイギリス外交(「グローバル・ブリテン」)、日英関係などを取り上げる。Brexitをイギリスの問題としてのみならず、EU、さらには世界(国際秩序)の問題として考えたい。

  • 地域戦略研究(欧州)

    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    17703
    科目ソート
    60110
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    17703
    科目ソート
    60110
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    廣瀬 陽子 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習
    曜日・時限
    火 1限
    授業で使う言語
    日本語

    本講義は、欧州地域の地域研究を戦略的トピックに特化した形で進めていくことを目的としている。ただし、担当者の専門は旧ソ連・CISであるため、授業の内容も旧ソ連・CIS及びそれらと欧州との関係が中心となることを予めご留意いただきたい。授業は担当者による講義、ディスカッション、個人報告等で進めていく予定であるが、一方的な講義は極力しない予定なので、積極的参加が求められる。履修者の研究内容や関心に沿う形で授業を再構成していきたいので、初回の授業で履修者の関心を聞き、それらを授業に盛り込むとともに、日々の新しい動きについても、授業で扱っていきたいので、授業内容は臨機応変に調整してゆきたいと考えている。現在をよりリアルに理解し考えることができる、生きた授業とする予定だ。

    本講義のように地域を扱う「地域研究」は、まさに総合政策学であり、地域研究を行うためには、当該地域の政治、経済、国際関係、歴史、民族、社会、宗教、紛争、環境問題、エネルギー問題などを総合的に考える必要がある。旧ソ連・CISは、数多くの問題をはらむ地域であり、特に紛争、エネルギー問題、民主化・言論の自由・人権などの問題、環境問題、武器問題などでは常に欧州との軋轢がある一方、欧州の中にはロシアにエネルギーを依存しているために、ロシアに対して強い立場に立てない国も多い。このような各国の戦略的な思惑が政策のダブルスタンダードを生み、現実に様々な矛盾が生じている。これらの問題をケーススタディに、地域戦略研究のあり方を検討していく。

  • 地域戦略研究(米州)

    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    17699
    科目ソート
    60100
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    17699
    科目ソート
    60100
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    中山 俊宏 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義
    曜日・時限
    木 3限
    授業で使う言語
    日本語

    現代アメリカ政治外交に関する文献を精読する。文献は履修者との協議の上、確定する。過去には以下のような文献を精読した。

    ・Ezra Klien, Why We're Polarized (2020).

    候補となる文献は例えば以下のようなもの。
    ・George Packer, Last Best Hope: America in Crisis and Renewal (2021).
    ・Mira Rapp-Hooper, Shields of the Republic (2020).
    ・Abraham Denmark, U.S. Strategy in the Asian Century (2020).
    ・Colin Dueck, Age of Iron: On Conservative Nationalism (2020).

  • コラボレーション技法ワークショップ

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    07008
    科目ソート
    B6014
    分野
    基盤科目-共通科目
    単位
    4単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    星出 祐輔  玉村 雅敏 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    月 3限 , 月 4限
    授業で使う言語
    日本語

     革新的なアイデアを発想し、遂行するためにはどうすれば良いでしょうか。そのためには、ひとりひとりが「発想する力」と「協働する力」を身につけ、自分なりの「独創と共創の方法論」を開発すること、そしてそれを実際に「試行してみる」ことが必要です。

     本授業では、授業前半ではいくつかの課題(未来のテーマ)をもとに、「アイデアを考える技術」と「コラボレーションする技術」の双方を学びます。そして授業中盤から後半では山梨県富士吉田市を念頭に、未来のプロダクト開発・実装、持続可能な事業モデルの構築に挑戦することを計画しています。一過性のスキルやフレームワークの修得を超えた【発想体質化】、【創造性の土壌を育むこと】、【未来の事業モデルの創出】を目指します。

  • 比較体制論

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    15237
    科目ソート
    C1140
    分野
    先端科目-総合政策系
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    加茂 具樹 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義
    曜日・時限
    月 2限
    授業で使う言語
    日本語

    本講義の目的は、国際社会の多様性を理解するために必要な比較政治学に関する概念や理論の修得をめざす。

  • 認知言語論

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    25416
    科目ソート
    C2057
    分野
    先端科目-環境情報系
    単位
    2単位
    K-Number
    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    48352
    科目ソート
    65296
    分野
    プログラム科目-併設科目
    単位
    2単位
    K-Number
    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    48352
    科目ソート
    65296
    分野
    プログラム科目-併設科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    大堀 壽夫 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義
    曜日・時限
    木 2限
    授業で使う言語
    日本語

    このクラスでは、多言語比較とそこからの一般化をめざす、言語類型論の基礎と応用について考えます。世界には多くの言語があり、興味深い多様性を示しますが、そのバリエーションはランダムではなく、 一定の法則性がこれまで明らかになっています。この授業では、言語類型論の知見を生かしながら、言語の構造、機能、発達について考えていきます。特に、構文知識に焦点を当てて、さまざまな言語でのコミュニケーションを行うさいに、どのような知識・方略が動員されているのかを考えていきます。

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06858
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    清水 唯一朗 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, 遠隔あり
    曜日・時限
    木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    オーラル・ヒストリー―「聞く力」で未知を拓く―

     この研究会のテーマは「聞く」こと、もしくは「聴く」ことです。これまで研究の材料とされてきた文字資料や数字のデータは、どこか硬く、乾いていて、物足りなく感じたことがないでしょうか。とりわけ人を相手とする研究では、人の温度を感じるようなものが欲しくなるのは至極あたりまえのことに思えます。そこで「語る」「聞く」という。とても単純でありながらコミュニケーションを基調とした実感のある作業を通じて、研究を、そして未知を切り拓くことを考え、実践していく研究会をはじめました。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06456
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    清水 唯一朗 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    日本政治外交研究(JPD)ベーシック&アドバンスト―日本政治外交を自分のことばで論じる

     私たちは、自分たちが住むこの国のことをどれだけ理解できているでしょうか。「世界が民主主義の困難に直面するなか、なぜ日本の政治は安定しているのか」。各国の政治学者、日本研究者と交流するなかで、よく聞かれる質問です。1993年以後の「失われた20年」、そして2009年、2012年の二度の政権交代を経て、日本政治のすがたは大きく変わりました。もっとも、課題は山積しています。これを内在的に理解し発信することが求められているといえる。世界各地で「民主主義の困難」が叫ばれるなか、わたしたちは日本政治からなにを学び、どう変え、どのように発信していくことができるのでしょうか。

     こうして日本の政治外交(近代・現代)のすがたを考えるとき、そこには当然にして必要となる基礎的な知識と構造への理解があります。しかし、そうした知的基盤はどれだけ共有されているでしょうか。必要な基礎がおざなりでは、せっかくの創造も根なし台なしになりかねません。借りものの理解や都合のよいデータではなく、自分自身の頭で考え、判断するための足場、スタンスを獲得することが必要なことはいうまでもありません。

     そこで、この研究会では日本の政治外交を題材に、そこに現れる問題の構造を体系的に理解することを目標とする。経緯、制度、人物を切り口として、政治学・歴史学のすぐれたテキストを材料に議論をおこない、自らの考える基盤をつかむ。そのうえで、体系的な理解に基づいた分析と発信を行うための演習を重ね、日本の政治外交を自分のことばで考え、論じるためのベースを作り上げていきます。

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06475
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    清水 唯一朗 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, 遠隔あり
    曜日・時限
    木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    オーラル・ヒストリー―「聞く力」で未知を拓く―

     この研究会のテーマは「聞く」こと、もしくは「聴く」ことです。これまで研究の材料とされてきた文字資料や数字のデータは、どこか硬く、乾いていて、物足りなく感じたことがないでしょうか。とりわけ人を相手とする研究では、人の温度を感じるようなものが欲しくなるのは至極あたりまえのことに思えます。そこで「語る」「聞く」という。とても単純でありながらコミュニケーションを基調とした実感のある作業を通じて、研究を、そして未知を切り拓くことを考え、実践していく研究会をはじめました。

  • 高齢社会デザイン論

    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    20945
    科目ソート
    64020
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    学部・研究科
    政策・メディア研究科
    登録番号
    20945
    科目ソート
    64020
    分野
    プログラム科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06422
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    秋山 美紀 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 5限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    健康の社会的決定要因への取り組み

    健康の社会的要因(Social Determinants of Health=SDH)とは、個人や集団の健康状態に違いをもたらす様々な社会的・経済的な状況のことである。SDHのエビデンスが次々と示される中、様々な生きづらさを抱える人々に目を向け、社会的ストレス等を含め彼らが抱える課題を解決することが以前にも増して求められている。この研究会では、人が健やかで幸せな状態(Wellbeing)になれるためのコミュニティのあり方を考えたり、包摂社会(inclusive society)の実現に向けた実践を志向する人が、切磋琢磨しながら議論する場である。
    このシラバスを書いている時点では、2021年度秋学期に課外活動ができるか見通しが立たない部分もあるが、履修者が関心あるテーマについてグループ毎に議論を深めながら可能であればフィールドに出ることも検討している。
    これまでの研究会では、具体的な課題例として、メンタルヘルス、性とジェンダー、終末期のあり方、子育てをめぐる課題といったテーマで、グループに分かれて課題を深堀りした。
    このテーマ以外にも、ポストコロナ社会においてのコミュニティのあり方やつながり方を考えたい人や、地域、学校、職場におけるこれからのヘルスプロモーション活動、アートを通した健康への仕掛けづくり、楽しく学べる健康教育プログラムや教材の作成、地域の居場所づくり等への関心がある方も歓迎する。
    老若男女、健康な人も病める人も、障害のある人もない人も、あらゆる人が健やかに暮らせる包摂社会を志向する人、仲間と何かを作り上げたい人、自分のスキルを世の中に生かしたい人といった多様な人材を歓迎する。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06437
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    秋山 美紀 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    ヘルスコミュニケーションの理論と実践

    秋山研究会は、人とコミュニティに着目し、様々な社会科学的アプローチを融合し、ヘルスケアを取り巻く様々な問題を解決するための研究を行う場である。中でも、この「ヘルスコミュニケーションの理論と実践」は、人々の健康にインパクトを与えうる様々な働きかけの理論と方法である「ヘルスコミュニケーション」について学んでいく。

     人々がより健康に生きる、その手段としてのコミュニケーションは、各国で社会的な要請に応えるかたちで、新しいメディアや手法も効果的に取り入れながら、ダイナミックに発展し続けてきた。たとえば今日、深刻な健康課題を抱えている人の多くは、社会的・経済的・環境的な複数の課題を抱えていることが多い。そうした健康課題を解決するには、本人に正しい知識(エビデンス)を伝えるだけでは不十分で、当事者をとりまく周囲の人々への働きかけをしたり、さらには社会的な環境を変えていくために政策担当者等のステークホルダーに対しても問題の重要性を訴えることも必要となる。
     
    研究会では、健康・医療のコミュニケーションを効果的に行うための基本的な理論と概念、さらに実践を研究として結実させる方法を実例とともに学ぶ。社会において顕著なヘルスコミュニケーションの実践をしている外部講師も予定している。医療および公衆衛生、健康・医療政策に関心があり、人々の健康の問題を多様なアクターとともに理解し協働して解決する戦略、スキル、方法、アプローチを学びたい意欲ある者を歓迎する。

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06418
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    秋山 美紀 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 5限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    健康の社会的決定要因への取り組み

    健康の社会的要因(Social Determinants of Health=SDH)とは、個人や集団の健康状態に違いをもたらす様々な社会的・経済的な状況のことである。SDHのエビデンスが次々と示される中、様々な生きづらさを抱える人々に目を向け、社会的ストレス等を含め彼らが抱える課題を解決することが以前にも増して求められている。この研究会では、人が健やかで幸せな状態(Wellbeing)になれるためのコミュニティのあり方を考えたり、包摂社会(inclusive society)の実現に向けた実践を志向する人が、切磋琢磨しながら議論する場である。
    2021年もコロナ渦で課外活動ができるか見通しが立たない部分もあるが、履修者が関心あるテーマについてグループ毎に議論を深める形式で実施する予定である。
    具体的な課題例として、2020年度は、虐待など親子関係や子育てをめぐる課題、メンタルヘルス、性とジェンダー、終末期のあり方といったテーマで、グループに分かれて課題を深堀りした。
    このテーマ以外にも、ポストコロナ社会においてのコミュニティのあり方やつながり方を考えたい人や、地域、学校、職場におけるこれからのヘルスプロモーション活動、アートを通した健康への仕掛けづくり、楽しく学べる健康教育プログラムや教材の作成、地域の居場所づくり等への関心がある方も歓迎する。
    老若男女、健康な人も病める人も、障害のある人もない人も、あらゆる人が健やかに暮らせる包摂社会を志向する人、仲間と何かを作り上げたい人、自分のスキルを世の中に生かしたい人といった多様な人材を歓迎する。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06441
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    秋山 美紀 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    火 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    ヘルスコミュニケーションの理論と実践

    秋山研究会は、人とコミュニティに着目し、様々な社会科学的アプローチを融合し、ヘルスケアを取り巻く様々な問題を解決するための研究を行う場である。中でも、この「ヘルスコミュニケーションの理論と実践」は、人々の健康にインパクトを与えうる様々な働きかけの理論と方法である「ヘルスコミュニケーション」について学んでいく。

     人々がより健康に生きる、その手段としてのコミュニケーションは、各国で社会的な要請に応えるかたちで、新しいメディアや手法も効果的に取り入れながら、ダイナミックに発展し続けてきた。たとえば今日、深刻な健康課題を抱えている人の多くは、社会的・経済的・環境的な複数の課題を抱えていることが多い。そうした健康課題を解決するには、本人に正しい知識(エビデンス)を伝えるだけでは不十分で、当事者をとりまく周囲の人々への働きかけをしたり、さらには社会的な環境を変えていくために政策担当者等のステークホルダーに対しても問題の重要性を訴えることも必要となる。
     
    研究会では、健康・医療のコミュニケーションを効果的に行うための基本的な理論と概念、さらに実践を研究として結実させる方法を実例とともに学ぶ。社会において顕著なヘルスコミュニケーションの実践をしている外部講師も予定している。医療および公衆衛生、健康・医療政策に関心があり、人々の健康の問題を多様なアクターとともに理解し協働して解決する戦略、スキル、方法、アプローチを学びたい意欲ある者を歓迎する。

  • 研究会A

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    05263
    科目ソート
    A1101
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    4単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    小澤 太郎 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習
    曜日・時限
    月 4限 , 月 5限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    ゲーム理論と経済数学

    ここ数年は、社会的選択の理論や、ゲーム理論の公共選択への応用を扱ったテキストを詳細に読み込むのみならず、「合理的選択」を超えた分析についても検討し、ギルボアの意思決定理論や最近の行動経済学の内容についてサーベイしてきた。先学期に引き続き、今学期は中級レベルのゲーム理論のテキストを学ぶ。また、それと同時に、テキストの理解を助ける目的で経済数学の副読本も輪読する。

    ただ予め断っておくが、一人一人の履修者の学習状況をきめ細かくフォローしていくつもりなので、いい加減な気持ちで参加する事は許されないものと自覚されたい。また、研究会の参加者間の競争を促し、互いに切磋琢磨する緊張感ある関係を築きたいと考えている。

  • 研究会A

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    04860
    科目ソート
    A1101
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    4単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    小澤 太郎 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習
    曜日・時限
    月 4限 , 月 5限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    ゲーム理論と経済数学

    ここ数年は、社会的選択の理論や、ゲーム理論の公共選択への応用を扱ったテキストを詳細に読み込むのみならず、「合理的選択」を超えた分析についても検討し、ギルボアの意思決定理論や最近の行動経済学の内容についてサーベイしてきた。先学期に引き続き、今学期は中級レベルのゲーム理論のテキストを学ぶ。また、それと同時に、テキストの理解を助ける目的で経済数学の副読本も輪読する。

    ただ予め断っておくが、一人一人の履修者の学習状況をきめ細かくフォローしていくつもりなので、いい加減な気持ちで参加する事は許されないものと自覚されたい。また、研究会の参加者間の競争を促し、互いに切磋琢磨する緊張感ある関係を築きたいと考えている。

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    14321
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    小熊 英二 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習
    曜日・時限
    木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    近代社会研究

    この研究会は、履修者が自分の研究テーマについて発表し、それについて担当者のコメントと関連講義、そして全体の討論を行なうという、いわば通常の大学などでよく行なわれるゼミ形式で進行させる。研究テーマについては各自の関心によるものでよいが、近代日本社会の問題点を問う社会科学的なテーマであることが望ましい。担当者は社会学・思想史・歴史学などの分野では指導できるが、昨年以前の研究会でどのような研究発表がなされていたかは、研究会ホームページhttps://oguma.sfc.keio.ac.jp/sotsugyouronbun.html を参照してもらいたい。

    なお、担当者の卒業プロジェクトを履修している者、担当者の指導で卒論を書きたい者は必修である。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    20816
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 秋学期
    授業教員名
    小熊 英二 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習
    曜日・時限
    木 3限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    「いまどき」の社会学

     2010年代を中心に、近年の社会学の文献を読む。近年の潮流は、方法論的には統計分析とフィールド調査が多く、テーマ的には格差やマイノリティ、右派的ナショナリズムなどが多い。これらは社会的関心に沿ったもので、ある意味で「読みやすい」文献も多い。ただしLGBTなどを対象としたクイア理論、社会運動論などを中心に、哲学や構築主義を踏まえた理論的研究も存在する。

     こうした近年の社会学文献を、一週に一冊ずつ読み、討論していく。毎回一人の受講者に20~30分程度の報告と論点提起をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者がみな討議する。 担当者の「現代社会理論」を読んでいれば内容は読解可能であり、また読みやすい本が多いので、全員が課題図書を読了していることを前提に、受講者相互のディスカッションや教員との質疑応答を重視していきたい。

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    05665
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    小熊 英二 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    演習
    曜日・時限
    木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    近代社会研究

    この研究会は、履修者が自分の研究テーマについて発表し、それについて担当者のコメントと関連講義、そして全体の討論を行なうという、いわば通常の大学などでよく行なわれるゼミ形式で進行させる。研究テーマについては各自の関心によるものでよいが、近代日本社会の問題点を問う社会科学的なテーマであることが望ましい。担当者は社会学・思想史・歴史学などの分野では指導できるが、昨年以前の研究会でどのような研究発表がなされていたかは、研究会ホームページhttps://oguma.sfc.keio.ac.jp/sotsugyouronbun.html を参照してもらいたい。なお、担当者の卒業プロジェクトを履修している者、担当者の指導で卒論を書きたい者は必修である。

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    05670
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    小熊 英二 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習
    曜日・時限
    木 3限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    哲学の古典を読む

    担当者は基本的には近代日本の社会学的研究者であるが、今期は社会学とも縁の深い西洋思想の古典を読んでいく。 一見すれば現代社会との関係がみえにくい文献もあるが、複雑化してゆく現代をさまざまな角度から深く理解する視点を身につける機会となる。取り上げた本は、「近代思想の世界」で内容を講義した本が中心であり、受講者がいずれの方面に進むとしても読んでおいて損はない古典である。 これらの古典を一週に一冊ずつ理解していくため、毎回一人の受講者に20~30分程度の報告をしてもらったうえで、担当者の追加の講義を行い、受講者が討議する。 内容は「近代思想の世界」を受講済みであれば読解可能と思うので、受講者相互のディスカッションや、教員との質疑応答を重視していきたい。

  • 研究会A

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    05259
    科目ソート
    A1101
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    4単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    東海林 祐子 
    実施形態
    オンライン(ライブ)
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    木 3限 , 木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    コーチングとライフスキル

    本研究会では主にスポーツにおけるパフォーマンスの向上や勝利という目標に向けた人間関係の構築について心理面に着目して進めていきます。 履修希望の学生は次のいずれかの研究テーマで進めていきます。
    (1)スポーツ場面における選手間、選手とコーチ間のジレンマとその解決モデル
    (2)パフォーマンス向上のためのコンディショニング
    (3)やる気にさせるモチベーションプログラム・心をつくるライフスキルプログラムの作成
    (4)女性アスリートとジェンダーと社会(5)障害者スポーツ
    (6)パフォーマンスを発揮する組織づくり 
    (7)その他(要相談)

  • 研究会B (2)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    06217
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    國枝 孝弘 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    金 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    言語と思想、言語と芸術

    「芸術はこの私たちの生活世界をどのような新しい相貌のもとで示してくれるか」。研究会の根底にあるのはこの問いです。芸術作品がこの「新しさ」を持ちうる限りにおいて、芸術作品自体の「古さ・新しさ」は問題になりません。芸術は、それに接する人間によってたえず命を吹き込まれる存在です。  芸術作品が、私たちの認識を更新してくれる限りにおいて、芸術は決して私たちが生きているこの世界と切り離されたところに存在することはありません。私たちが当然とみなしているこの世界に、根本的な疑問を投げかける契機となるもの、それが芸術作品です。  この研究会は、芸術と人間と世界の関係のありかたを探究していくことを目的とします。とはいえ、抽象的な言語遊戯や、単なる趣味のおしゃべりでは研究となりません。自らの関心対象を具体的に定め、歴史的、社会的文脈にきちんと置くとともに、作品の細部に至るまで丁寧に分析、考察することが求められます。またその考察の結果を、厳密でありつつも、他者と共有できる平明な言葉を用いて、表現することが、大学という場所では大切になります。    この人間の芸術創造を広く探究していこうと考えている人のための研究会です。

    具体的には次のようなアプローチの研究を行う事ができます。

    表象論:文学作品や、絵画にこめられている文化的文脈や、作品を創造するにあたっての表現・技法の問題を扱う。 物語論:人間の持つ世界の意味付けという能力を通して、人間の世界認識のあり方を考える。 言語思想論:記号論や、意味論などの枠組みを通して、特に文学テキストを分析する。 芸術論:人間の想像力、精神のあり方を芸術作品を通して探る。 特に時代と切り結ぶ芸術のあり方を考える

  • 研究会B (1)

    学部・研究科
    総合政策・環境情報学部
    登録番号
    05024
    科目ソート
    A1102
    分野
    研究プロジェクト科目
    単位
    2単位
    K-Number
    開講年度・学期
    2021 春学期
    授業教員名
    國枝 孝弘 
    実施形態
    対面
    授業形態
    ※「授業形態」と「能動的学修形式」の対応についてはこちらをご覧ください。
    講義, 演習, グループワーク, 遠隔あり
    曜日・時限
    木 4限
    授業で使う言語
    日本語
    研究会テーマ

    臨床と教育

     臨床と聞くと医療分野を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし教育においても臨床はとても重要な営みです。教育における臨床とは、学んでいる人にしっかりと寄り添い、その人の普段意識をしない声にならない声をしっかりと聞き取ることを意味します。  
     たとえばある効果的な学習方法があるとしましょう。その方法で95%の人がスキルを身につけられるとしましょう。このようなケースにおいて、臨床における教育は、95%を100%へと精度をあげていく教育ではありません。そうではなく5%のこぼれ落ちるかにみえる学習者のために、彼らに寄り添い、一般化できない学びに言葉を与えていくことが臨床の目的です。  
     個々の学習者にとってかけがえのない体験を意識化する=個別性を認識することこそ、これからの教育に求められていることだと考えています。  
     もちろん教育は個人的な体験だけにとどまりません。むしろ自分が変わってゆくなかで、自分と他者、自分と異なる世界との関係をどう作り上げていくか、「異なるものとの関わり方」にも必然的に目を向けてゆくことになります。例えば異文化間教育の意義もこの点にあります。  
     この研究会では「学習者に声を丁寧に聞き取る行為」を臨床と名づけ、人々の学びの道程に付き添って、観察し、そして人々の学びの継続の意義の深さを研究することを目指します。  
     担当者の教育分野は外国語ですが、それ以外の分野についても研究計画書で判断して、研究会の他の学生と協働しながら進められると判断すれば、選考の対象とします。
     ちなみに19年度の4年生の卒論タイトルは以下の通りです。
    ・「女性の社会進出に伴うフェミニズムの変化と教育の役割 ー 選択の自由と多様性のある社会に向けて」
    ・「日本に暮らす外国にルーツのある子どもたちを育む ー 母としての想いを語る」
    ・「学校から社会への移行期における自己探求 ー 休学する大学生との相互行為的インタビューを通して」
    ・「グループワークを通じた生徒の学びと教員のねらいの比較 ー 高等学校における授業での実践から」

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