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1)ことばとメディア、メディア(報道・広告・文学・映画・演劇・その他の舞台芸術)を対象に、「ことば」をデータとして分析し、考察する。2)外国語教育をデザインする(ツールや教材の作成・運用・評価など)*いずれも、個人研究あるいは共同研究で実施
この研究会では「ことばとメディア」を扱います。
具体的にはふたつのプロジェクトから成り立ちます。(1)メディア比較研究プロジェクトおよび (2) 学習環境構築プロジェクトです。それぞれ、個人研究レベルのテーマにより所属するプロジェクトを決めていただきますが、変更は学期途中でも可能です。授業内では基礎的作業部分は共有し、個人研究についてはグループワークを基盤に進めていきます。なお、研究会でのグループ活動では、各自、母語以外の言語を資料として扱うことを前提とします。 以下に、各プロジェクトの内容を記します。
(1)メディア比較研究プロジェクト
我々が日々接する報道や出来事に関連する情報は、さまざまなメディアのなかで「ことば」や「画像」「動画」によって提示される。COVID-19、大気汚染、地球温暖化、エネルギー転換など、日本だけでなくグローバルに共有するコンテンツが報じられている。
これらのニュースコンテンツは、共通のテーマであっても、まったく異なる視点から提示される。日本語で発信されたニュースコンテンツに関して、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語など、その発信「言語」が異なると、伝えられる内容も異なってくる。メディア言語の違いは、掲載される写真、選択される表現、重点領域、問題点の提示等の違いにもつながる。いったいどこに、その「違い」の要因があるのか。メディア表現の違いは、何を意味するのか。この研究会では、その問いを問題提起としながら、そこから問題発見・考察をじぶんで導くトレーニングをおこなう。様々な分野(文化、社会、教育、文学、宗教、芸術、フェミニズム、スポーツ等)を対象に、各自の問題意識に基づいてテーマを設定し、資料収集から考察・検討を行う。これまでの個人研究テーマには、3.11新聞記事の独英米比較分析、日本アニメーションの海外における受容とその分析、ミュージカル作品上演に伴う日欧比較、政治演説におけるノンバーバルコミュニケーション機能の日米比較、服飾デザイン広告をめぐる日米比較分析、スポーツ記事掲載における日英の視点の相違、翻訳を通した文学作品の受容と分析など多岐に亘る。
(2) 学習環境構築 Learning Design Project (LDP)
我々を取り巻く学習環境の変化は、COVID-19の影響以来、紙媒体が主流であった時代を背に、デジタル媒体、Web上での学習へと移行してきた。多様な媒体による、多様な学習の在り方を、各学習者が自分の学習スタイルに沿ってデザインしていく、この視点こそが重要である。「学習環境をどうデザインするのか」を問いながら、さまざまな実践・制作・運用をおこなう。本プロジェクトでは、1)学習スタイルの調査研究、2)教材作成と運用、3)学習教材の評価研究を柱に進めていく。個人研究テーマは外国語学習、デザイン、環境、歴史、文化等、各自が設定する。本研究会プロジェクトで作成された作品は、独英データベースを用いた語彙検索プログラム、動画データを用いたドイツ語学習教材、音声と顔の筋肉の動きをWebやiPhone上で同時に再生できる発音練習プログラム、中等教育を対象とした歴史シミュレーションゲーム、Web算数学習プログラム、初等教育を対象とした子供のための法律教本、生涯教育も視野に入れた学習としての茶道とそのデジタル教材作成など、多岐に亘る。
Computational Creativity - 人工知能と表現
_コンピュータなどの人工的なシステムを用いて、人間の創造性をどう拡張していくのか、発想の限界をどう超えるか。Computational Creativityはそうした問いについて、技術・思想・表現などの側面から多角的に考える研究分野です。_
本研究会では、Deep Learningに代表される人工知能技術の基礎を学ぶとともに、その表現分野(音楽、メディアアート、サウンドアート、グラフィック、ファッション、文学など)への応用を模索します。AIの技術面や表現の審美的な側面を扱うだけではなく、新しい技術が人間のあり方や社会にもたらす影響を、表現を通して批評的に考えることを試みます。
日々の研究会の活動は大きく3つに分かれています。
[グループ・プロジェクト]
現在、四つのグループ(音楽生成、映像表現、メディアアート、DJ)に分かれて、グループごとに研究と作品制作を行っています。グループごとに議論を進め、実際にプログラミングなどの手を動かしながら思索を深めていきます。
[個人プロジェクト]
個々のメンバーごとの興味に合わせて、学期内に完結するような小規模なプロジェクトを行うことで、個人の技術力・実装力を高めることを目指しています。
[輪読]
より広い視野で技術と社会の関係を考える力を高めるために、指定した課題図書を読むことを求めています。課題図書を読んだ上で研究会内で議論を行います。今学期の課題図書はリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」です。
デジタル技術政策研究
技術は、実際に採用され、適正に利用されてこそ、社会経済にとっての意味を持ちます。
本研究会では、2050年に持続可能な形でより良い生活とより良い文化が実現することを目指し、デジタル技術をより良くより広くアダプト(採用)していく観点から、「人」に対する考察を深めつつ、長期的でグローバルな視野により、今後の望ましいデジタル技術政策について検討します。
担当教員は、総務省及びOECD事務局での政策形成の実務経験に基づき、各参加者への助言を行います。
応用ワイヤレス研究会
無線通信・信号処理・メカトロニクスのいずれかの分野で個別テーマを決め開発を通じて理論を学び技術を身に着けます。取り組みたいテーマが特にない場合には研究室で取り組んでいるプロジェクトなどからテーマを提示します。研究会の時間は輪講と研究発表を行います。
スポーツ イノベーション: スポーツの参加、インクルージョンと社会的価値に関する研究と実践
本研究会では、スポーツを社会課題解決のための1つのツールと考え、スポーツそのものに存在する課題の他、本質的な課題解決に関連する分野である医療・福祉、教育、工学、経営など他分野にまたがったプロジェクトを展開し、ディスカッションやグループワークを通じて、関連する人々と協働し社会的実装を図ることを目的として行います。本研究会では様々な分野やバッググラウンドをもつ方と関りをもって頂くことで、社会課題の認識、多様な人材のアイデアや発想、それぞれの人材がもつスキルを用いて、既存のルールを変化させたり、1からルールを作り出すといった社会実装に必要なアイデアの創出から新規プロジェクトの立案、実行までの一連のプロセスを踏むフィールドワークに取り組みながら学びます。
日本の雇用システムと労働政策
グループワーク、発表と討論、ディベート等を通じて、労働政策、日本の雇用システムの特徴、働き方改革等について理解を深め、どう働くか、どう生きるか、どのように社会を変えていくかについて考える研究会です。
メンタルヘルスの研究と実践
「こころの健康なくして健康なし」(No health without mental health: WHO)といわれるように、こころの健康は21世紀の最重要な健康課題の1つです。
島津明人研究室では,3つのHP,すなわち健康増進(Health Promotion), 生産性の向上(Human Performance),幸福(HaPpiness)をキーワードに,研究と実践を深めることを主な活動目的としています。
研究会では,「ストレス」「コーピング」「労働」「行動」「予防」「健康増進」「幸福」「ウェルビーイング」「ウエルネス」などに注目しながら,3つのHPに関する理論的研究,支援方法の開発およびその効果評価を行います。
データにもとづく実証研究と科学的根拠にもとづく実践の推進に関心のある学生,研究職を目指している学生を特に歓迎しています。
現代中国政治外交と日本:地域研究と比較政治学の対話
大きく変化している現代中国の政治外交を理解する。研究会での活動をつうじて、中国を突き動かすダイナミクスを論じ、日本の現在と未来に決定的な影響をあたえる、中国や香港マカオ、台湾の政治外交への理解を深めます。
私たちの研究会はまた、比較政治学のディシプリンを駆使して、権威主義国家、新興大国の政治外交を理解するための手腕を研きます。比較政治学の知見をつかって中国を説明する。これだけでなく、権威主義国家の政治やディシプリンを学ぶためのケースとして中国を取り扱おうとする方にも開かれています。研究会は、現代中国を介して地域研究と比較政治学が対話する場でもあります。
人類サバイバル時代における価値デザイン
人類サバイバル時代における価値デザイン
アジアにおける環境、防災とコミュニティ開発
This seminar will focus on environment and disaster risk reduction, with specific emphasis on examples from community development and community empowerment in Asia. Asia has the highest population and density, and the region has different crucial issues of high economic development, differential poverty, and environmental issues. To address this complex issue, it needs to be linked to human security, environmental management and disaster risk reduction. Since environment and disaster issues are interlinked, to address this problem in an integrated way, it is important to understand stakeholder participation. This seminar will aims at learning on community empowerment and community development and its relation with environment and disaster risk reduction.
とりあえずやってみる
パーティシパトリー建築・都市・コミュニティデザイン
研究会が目指すこと:
『自分たちの居場所を、自分たちでつくる』
不確実な時代の「とりあえずやってみる」方法論の探究
小林博人研究会、koblab では、コミュニケーションをベースとした社会や文化そして空間のデザインへの介入を通して、地域社会における場所の豊かさやその根源をなす地域の微文化に根ざしたコミュニティの再生や強化、そして地域の新たな価値の創造を目指しています。
生活世界から考える公共性
本研究プロジェクトは、以下(1)(2)のいずれかに関する研究に対応しています。
(1)中国研究全般
(2)中国に限らず、市民社会、NGO等の中間組織、宗教に関わる研究
これは、担当教員が中国の宗教系NGO等を研究対象としているためです。なんらかの点で、これらの領域にひっかかると考える方は、お気軽に声をかけてください。
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ここから先は、なぜ担当者がこのような研究をしているのかを、簡単にご紹介しておきます。ひょっとしたら、履修上の参考になるかもしれないので。
A.マッキンタイアという思想家がいます。彼は、近代以降の世界が、道徳的基盤を欠いていると言います。私は、正確に言えば、政治や市場といった制度世界が、道徳的基盤を欠いているのだろうと思っています。近代自由主義は、理性により人間が慣習や信仰の「偏見」から解き放たれ、自由になると考えました。ですから、自由主義が想定する制度世界は、慣習や信仰に縛られず、価値的に中立でなければなりません。ただし、それが偏見であれなんであれ、生活世界における個人の選択にまで、制度世界が介入すべきではないとも主張しました。ですから、米国や日本のような、原則として自由主義的な国家は、制度世界において政教分離を貫くと共に、生活世界では信教や思想の自由を守ります。結果的に、自由主義的な制度世界では、慣習や信仰のもたらす道徳ではなく、貨幣価値がデファクト・スタンダードになります。経済成長と、物質的に豊かな国民生活、そしてそれを脅かさないための治安維持や国防が、最優先業務になります。
ですから、そこに道徳的基盤はありません。実際、「自由主義は、結局功利主義に終わる」と言われても、T.ホッブズみたいな「現実主義者」は、きっと反論しないだろうと思います。一方、「自由主義の掲げる理性からだって道徳は導ける」と頑張っていたのが、古い所ではI.カント、最近だとJ.ロールズとか、J.ハーバーマスですね。ハーバーマスは、生活世界では自由に語られる慣習や信仰の中から、どうやったら理性によって明示的に言語化された道徳を導き、制度世界にまで反映できるか、そのためにどんなコミュニケーションが可能かを、真剣に考えました。例えば彼は、「宗教信仰を持つ者は、信仰とは無関係な理性的表現に翻訳して発信しろ」といった主張をしています。
一方、自由主義を「私」の暴走として否定しつつ登場したのが、民族主義や社会主義といった権威主義システムです。権威主義は、制度世界から慣習や信仰を追い出すのではなく、唯一正しい信仰を、最初から決めてしまいます。民族主義においては、民族が神格化され、その伝統を守り、振興をはかることが、無条件に正義とされます。それ以外の信仰は、この国営正義に従属する形でしか、存在が認められません。社会主義も、階級や革命を神格化しているだけで、あとは一緒です。神格化された何かは、要するに偶像ですね。その偶像のためには、命も差し出すというのが、権威主義の考える「公」です。権威主義を推進する政治勢力、政党は、国営偶像崇拝教団のようなものです。
すると、我々は悲惨な状況にあることになりますね。自由主義にあっては貨幣という偶像に従属し、権威主義にあっては国営偶像に従属しているわけですから。で、マッキンタイアの話に戻りますが、「どこに道徳がある?」という話になります。
個人的には、そこまで悲惨でもないだろうと思っています。ハーバーマス的に考えれば、生活世界には生きた道徳があるのですから。ただし、「それを明示的な言語に変えるコミュニケーション過程なんて、本当にあるのだろうか?」「制度世界に反映させる必要なんて、あるのだろうか?」とも思います。制度世界の貨幣偶像や国営偶像に負けない強さが、生活世界に備わっていれば、我々は抵抗できるし、その抵抗に自由と主体性が宿ると思うのです。例えば、原子力発電所を考えてみてください。「原発反対」を言語化して、国会議事堂の前で叫ぶばかりが抵抗ではありません。国がみなさんの生活世界に、金銭的補償をちらつかせて原発建設の受け入れを打診してきた時に、NOと言えれば、それで十分な抵抗だと思います。NOと言えるのは、我々が日常の中で対話、協働を通して、不断に道徳意識を更新しているからです。宗教社会学者R.ベラーは、そのような道徳意識をinstituteと呼びました。
明示的言語にまで持っていくことにこだわるハーバーマスは、J.デリダの言う「ロゴス中心主義」的傾向があるのかも知れません。H.アレントは、「現われ」を言語的lexisと非言語的praxisに分けていましたが、言葉にすることが、コミュニケーションのすべてではないだろうと思います。instituteは、非言語的な実践の中からでも生まれます。で、私は、中国のようなバリバリの権威主義、ガチの国営偶像を掲げる国で、宗教的実践がどこまで新たなinstituteを生み続けられるのか、という点に注目して、こんな研究をしているわけです。
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これもご参考までに。過去の履修生諸君が書いてくれた卒論の一部です。
領域(1)関連
『中国都市部の業主委員会の勃興と、国家社会関係の変容』
『中国東北工程と中国朝鮮族社会』
『亡命チベット人による諸団体の役割』
『中国における2008年以降の行政改革の進展 -「服務型政府」の建設に着目して-』
領域(2)関連
『長崎平戸地方に残る隠れキリシタンの現代的意味』
『在特会に見る「右傾化」する若者たちの行動動機』
『日本における外国籍労働者ムスリムの社会と、地域の関係』
『横浜ホームレス支援団体の現状と問題点』
『東京都稲城市の里山保存運動をめぐって』
『福島県飯館村被災民による社会ネットワークの再構築』
『被差別部落が取りうる現代社会の様相』
『協働のまちづくりに向けて住民組織が果たした役割』
『多文化社会コーディネーターの必要性』
『オウム真理教教団成立の社会的背景』
『在宅介護における課題を現場から検討する』
『多文化地域社会の中でエスニックメディアが果たす役割の考察と展望』
『「屈辱の日」に込められた沖縄の思い』
『社会企業の役割と問題』
『ミニ・パブリックスに対する議会の意識と態度:東京都三鷹市を事例に』
『被差別部落が取りうる現代社会の様相−鳥取県の被差別部落の実態とその背景』
『協働のまちづくりに向けて住民組織が果たした役割 ―岐阜県不破郡垂井町を事例に―』
以上。
大型3Dプリンティングを用いた循環型都市デザイン
大型3Dプリンティング等を活用した循環型都市デザイン
研究室の概要はこちらを参照:https://fab.sfc.keio.ac.jp/
より緻密な研究テーマ・領域マップはこちら
https://miro.com/app/board/o9J_lhqC6QQ=/
国際安全保障とグローバルガバナンス
「国際安全保障とグローバルガバナンス」研究会(A型)は日本人学生・留学生による日本語での議論に加えて、GIGA生など英語を用いて研究を行う学生も参加し、バイリンガル環境で研究会を実施します。メインの使用言語は日本語ですが、英語での発表・議論も対応可能といたします。この研究会は基本的には、履修者の研究テーマに関する議論を中心に進めます。進め方としては、(1) リーディング(和文・英文の著作・論文)、(2) グループワーク(上記のテーマに関わる共同研究)、(3) 個人研究発表 を中心に活動をする予定です。また、受講生の皆さんが世界のリーダーの役割を担う「クライシス・シミュレーション」も実施する予定でいます。
Society5.0時代における「ソーシャル・プロデュース(社会的価値創造)」と「共育」
Society5.0時代におけるソーシャル・プロデュース Social Produce in the Society 5.0
身体運動の神経科学 〜脳と身体をひとつの"システム"として捉える〜
講義概要
私たちの脳と⾝体は、神経信号という名の情報をやりとりしながら、⾃らを動かし、環境と触れ合い、多くのことを感じています。私たち⼈間の根源的な営みともいえる「⾝体運動」は、どのように⽣み出され、調整され、学習されているのでしょうか?本研究会では、脳のみ、⾝体のみ、にズームインしすぎることなく、「脳⇄⾝体⇄環境」のあいだでやりとりされる情報を生理学的/心理学的に読み解くことで、「⼈間」という存在の神秘と本質を理解することを⽬指します。
経済学とデータで読み解く現代社会のリアル(応用ミクロ計量経済学の実証分析)
データと計量経済学の方法を用いて、現代社会の諸問題を定量的に分析する技術と知識を身に付けることを目的としています。
データドリブンによるスマート都市・地域の構築
本研究会ではデータドリブンによるスマート都市・地域の構築を目標に研究活動を進めています。データドリブン(Data Driven)とは、データに基づいて判断・行動する事です。 データ社会と言われる今日、従来の定性的な意思決定ではなくより定量的で合理的な考え方が求められています。 こうした社会の流れを踏まえ、データを利用した分析的な手法を使って問題の発見、解決、実行を研究しています。具体的には、地理データを用いて分析や地図化を行う地理情報システム(GIS)を活用し、 都市・地域における環境、防災、交通、観光、福祉、農業などの問題発見、問題の原因とそこに暮らす人々との関わりの解明、 超スマート社会に向けての解決手段の提案、政策支援を行っています。 私たちはSFCの特徴である、問題発見・解決策の考案・実行までを行える研究会です。
創造実践学研究:ナチュラルにクリエイティブに生きる未来へ
井庭研究室では、「ナチュラルにクリエイティブに生きる」創造社会へのシフトを目指して、いろいろな領域でのよい実践の本質を捉えて言語化し、これから実践をしようとしている人々の支援をする研究に取り組んでいます。その研究活動に一緒に取り組む仲間を募集します。
※本シラバスは、写真や説明の図が豊富なバージョンを公開していて、そちらの方が圧倒的に読みやすくイメージしやすいので、ぜひそちらで読んでください。 http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid603.html
現在、井庭研では、学部生15人、修士4人、博士7人で研究活動に取り組んでいます。日頃の井庭研の様子は、現役メンバーがつくってくれたこの映像(5分)"「ナチュラルにクリエイティブに生きる」ことを研究している井庭研の日々はこんな感じ!" (https://youtu.be/jQKgVGrUvS8)を見てみてください。
2022年度秋学期には、以下のプロジェクトが動く予定です。本シラバスに書いてある井庭研で目指していることや大切にしていることをよく理解した上で、エントリーしてください。
(1) 中学校でのクリエイティブ・ラーニングとパターン・ランゲージ実践研究
(2) 魅力的な組織の「よさ」「らしさ」の言語化と継承の実践研究
(3) パターン・ランゲージによる新しい開発援助の実践研究(フィリピン)
(4) 創造を巻き起こす「ジェネレーター」のパターン・ランゲージの作成研究
(5) 成果を上げる組織におけるWell-beingのパターン・ランゲージの作成研究
(6) 市場創造マーケティングのパターン・ランゲージの作成研究
(7) 『ともに生きることば』を用いた高齢者ケア研修の実践研究
■ 重要な日程
井庭研説明会:7月20日(水)3・4限 @ τ12
エントリーを考えている人は、できる限り参加してください。井庭研の概要説明のほか、現役メンバーと話す時間を設けます。
エントリー〆切:7月23日(土)23:59
面接:7月25日(月)(キャンパスで対面で実施)
春学期末発表会:7月28日(木) (キャンパスで対面で実施)
秋にも続くプロジェクトの発表があるのと、井庭研でやっていることについて学ぶことができるので、都合をつけて、ぜひ参加してください。
8〜9月には、夏の特別研究プロジェクトを実施します。面接後、合格した新規メンバーも、夏の特別研究プロジェクトに履修参加することができます。特別研究プロジェクトのシラバス「実践の本質学:パターン・ランゲージのための現象学探究」( http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid604.html )を見てみてください。
アルゴリズミック・デザイン/Algorithmic Design
【研究テーマ】
「アルゴリズミック・デザイン」
アルゴリズミック・デザイン・ラボ/Algorithmic Design Lab.(以下ADL) は、その名の通り「アルゴリズミック・デザイン」という建築の設計プロセスについての研究と実践を行っている研究会です。
「アルゴリズム/Algorithm」というとコンピュータを使って自動的に建築を生成しているというイメージがあるかもしれません。たしかに、ADLでプログラミングは必須のスキルです。アルゴリズムとは、ある問題を解くための手順のことなので、手順が明らかになりさえすれば、それをコンピュータプログラムに翻訳し、アルゴリズミックに建築を生成することはそれほど難しくありません。いや、プログラミング言語といっても、言語の一種なので、英語などと同様に、自在にプログラミングができるようになるためにはそれなりの時間はかかります。でも、プログラミングは時間をかけさえすれば、誰でも必ずできるようになります。
本当に難しいのはその逆です。つまり、アルゴリズミックに建築を作ることよりも、建築をアルゴリズミックに視ることのほうがはるかに難しい。建築をアルゴリズミックに視るということは、一見異なるように見える建築群の背後に潜む法則性を探究するということです。建築の法則性を探究するなんて、建築学が産まれてこのかた多くの人達がやってきたことです。なにもADL特有のことではありません。しかし、建築の設計プロセスは、いまだにブラックボックス化されていることが多いのです。なので、建築家を志す多くの学生は、センスとか経験とか勘に頼って建築の設計をしてしまいがちです。
ADLでは、アルゴリズミックに建築を作ることもやりますが、建築をアルゴリズミックに視ることに多くの時間を費やします。「多様な建築群を同じ法則性=〈かた〉から生成された異なる現れ=〈かたち〉として視る」ことができれば,そのプロセスを逆にして、「同じ法則性=〈かた〉を用いて多様な建築群=〈かたち〉を作る」ことができるようになるからです。
このように、ADLでは、建築に関連するあらゆる設計プロセスをコンピュータ・アルゴリズムへと書き下すことによって、建築の計算可能性を探究しています。それを徹底することで、人間にしかできないことや設計者がすべきこと、つまり建築・都市の計算「不」可能性が浮かび上がってくるでしょう。
より具体的な活動内容は、下記2つのレクチャー動画を御覧ください。
アルゴリズミックデザインー植物を育てるように建築を育てる―(00:12:16)
アルゴリズミックデザインの枠組み(01:29:47)
これら動画を見て、少しでもADLに興味を持たれた方は、是非研究会に来てください。
たとえ建築設計の初学者でも、プログラミング未経験者でも歓迎します。興味はあるけど心配だなと思う方は、まずは現在のADLのメンバーに相談してみて下さい。一緒に建築の計算(不)可能性を探求してくれる意欲ある学生を歓迎します。
情報法研究会
情報法分野の法律問題の研究を中心とした研究会です。ネットワーク関連の法律問題は、既存の法体系では捉えることのできない新たな問題が様々な形で発生しています。 どのような問題がネットワーク上で発生し、どのような対応が求められているかについて、ケーススタディーをもとに法的な側面を中心に研究します。ロボット、AI、CPS(サイバー・フィジカル・システム)の研究開発及び社会実装に必要な課題の検討など、新たな技術開発と法的課題にも着目した研究を行います。
「食」の高度化。生産現場から流通、小売り、そして食卓まで。
「食」分野は、我が国でも最も先駆的なICT活用が進められている分野です。健康への着目もありますが、美味しさの追求も大事ですし、当然の事ながら、その「食」を生み出す、第一次産業やその流通も重要なテーマです。
本研究会では、これらの動向を踏まえ、「食」に関する研究テーマを対象に、個人指導を行います。「食感(テクスチャ)」、「美味しさ」、「介護食」、「農業生産の高度化(スマート農業)」、「生鮮物流」、「」「フードロス」、「食感・美味しさ」等が想定されますが、これに限らず、幅広い「食」に関するテーマを検討します(履修希望者は、面談の際に研究テーマについて議論を実施します)。
なお、農林中金が出資する、ベンチャーファンド「AgVenture Lab」とも協業し、新規事業の立ち上げやベンチャー企業等との連携も検討していきます。
この他、デジタル社会の到来に資する広範なテーマに取り組みたい方は、面談の際に相談してください
国際経済金融研究会
この研究会では最近のさまざまな経済課題について扱った短いarticleをもとに学生の発表と議論を行いマクロ経済学の理解を深めることを目的とする。テーマは発表articleの内容にもよるが米国経済、中国敬愛、貧困・債務問題、金融緩和、金融株式市場、グリーンリカバリーと気候変動、中国経済、DXとデジタル化、コロナ危機などが考えられる。前半は対面、後半はオンラインで学生のタームペーパーの発表を実施する。前半はArticleの発表と時間があればディベートを実施する。
国際関係に焦点を当てて個人研究を行います。
情報社会をキーワードに、現代の変化について研究する。