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地球環境保全への取り組みは、現代の最大課題の一つである。このため、学生がどのような進路、職業分野を選択しようとも、環境問題に関し少なからぬ係わりを持つことは避けられない。むしろ、どのような場面であれ、環境を避けるのでなく、賢く取り組むことこそが人類社会の、また、日本の、そして、当該学生の利益にかなうことである。しかし、環境の分野は極めて幅広い。地球自体から、生物の世界、そして人類社会という幅広い階層にかかわっている。このため、環境に係る科目は、細分化、専門化されているのが現状である。 そこで、本科目は、極めて幅広い環境の分野で学生がそれぞれに専門化した知識を学んでいくことに備え、そのような専門化が確実に実を結ぶようにするための確固とした基盤を整えるものである。 具体的には、幅広い環境分野を、科学と技術という統一的な視点から総覧し、学生がいかなる専門に進もうとも、環境分野全体を視野に収めながら知識を深め、あるいは応用的な研究を行えるような、いわば「海図」を提供するものである。 各回の授業においては、環境の特性、環境対策のキーポイントなる発想などが容易に理解できるような具体的な事例・ケースを取り上げ、そのような事例においてどのような科学的な見方や技術が用いられているかを解説する。 本科目は、他大学であれば、一人の教員が全体を講義する環境概論に近いものであるが、応用に優れたSFCの強みを活かし、それぞれのテーマに関しそれを専門とする教員が講義を担当するので、その深さ、そして、偏りのない視点やカバー領域の広さは、他に類例を見ないものである。
この授業は、ビジネスアイデアの生成、ビジネスモデル設計、プロトタイプの作成、商品化、法人化など、スタートアップビジネスに関する基本的な理解を学生に提供することを目的としています。このクラスの主な構成は次のとおりです。第一に、国内外、かつ多様な業界のゲストスピーカーとの交流により、学生は成功する起業家になるためのノウハウを理解することができます。2021年のゲストスピーカーは次のとおりです。
•インターネットの殿堂、デビッド・ファーバー博士
•マレーシアにおける大学発ベンチャーMlabsの創設者であるSureswaran Ramadass博士
•日本におけるテレワーク事業家であるV-CUBEの間下社長(慶應義塾大学発ベンチャー)
第二に、デザインシンキングスキルと事業における意思決定力を強化するために、学生は、デザインシンキングワークショップ、ケースメソッド議論形式による演習に参加します。例えば、ケーススタディのディスカッションは、学生が意思決定者の役割を担うことにより、ビジネスの日常的な経営における問題を見つけて解決する能力を持つのに役立ちます。
社会における人や組織の戦略的相互依存関係を分析するゲーム理論の、初歩から比較的高度な内容までを駆け足で講義する。数学的な厳密さを追求するよりは、受講者にゲーム理論的な考え方を理解してもらう事を第一義に考えたいので、特に高度な数学的知識は必要とされない。しかし、説明自体は論理性を可能な限り重視したものとなるよう心掛ける。
扱う内容はオーソドックスな非協力ゲーム理論が中心となるが、限定合理性(進化ゲーム理論)・ゲーム実験に関する最近の話題や、協力ゲーム理論の一部が含まれる。本講義の受講者には、複雑な社会現象をただ単に表層的に記述する事に満足するのではなしに、こうしたゲーム理論のフレームワークを用いた能動的な分析を通じて、社会現象のメカニズムへの明晰な理解と、現実問題に対する固定観念を排した柔軟な思考を身に付けてもらいたい。
本授業では、社会起業という現象を通じて、問題発見力ならびに問題解決力、およびリーダーシップの開発を目的します。一昨年までは、「社会起業家の実態と発展可能性を、理論と事例から考察する」を目的としていましたが、社会における社会起業という実態の理解が進んだことを踏まえて、「社会起業を理解する」というフェーズから、「社会起業を理解するプロセスを通じて学ぶ」というフェーズに移行することにしました。2011年から慶應SFCにて社会起業論を担当していますが、この間、社会問題の解決策である社会起業に対する世の中の理解や期待は大きく変わってきましたし、社会起業と呼ばれる事例も非常に増えてきました。社会起業が萌芽的な事象であった頃は社会起業という未知の存在をどうとらえるべきなのか、どのような価値があるのかを説明することに力点を置いていましたが、現在では社会起業という事象を理解するプロセスを通じて、問題発見力や問題解決力、そしてリーダーシップの涵養に重きを置いた授業展開を行っています。
This lecture will focus on disaster risk as the key element of regional planning, and will elaborate with case studies on integrated planning, coastal zone planning, dry land planning and urban area planning. Examples from developing countries in Asia will be presented. Group discussion among students will be made.
Global environmental problems in the 21st century has totally different characteristics from those in the past centuries. The Earth system is now operating in “a no-analogue state”, meaning that previous experience may not be a reliable guide to the future. Human actions occurring in one place can have dramatic effects in faraway places. The Earth system has entered a new phase in which human actions are threatening the Earth’s life support systems and drawing down the planet’s natural capital in an unsustainable manner. How could humans and social systems respond to these challenges? What are the ways to narrow the gap between global problems and international system based on nation states?
(This course will be a GIGA-English course for AY2022, and in AY2023 will be offered in Japanese.) This lecture will combine the teaching of Aynu language to gain basic communicative competence, which enables us to delve into the rich world of Aynu culture manifested in its oral literature, with reflection on socio-political issues surrounding Aynu peoples and Aynu language revitalization in contemporary Japanese society.
How and why did music evolve? Why is it found in all human cultures, but in such different forms? This course will review the state-of-the-art in scientific research about the biological and cultural evolution of music and musicality in both human and non-human animals. Students will take turns leading discussions of each textbook chapter including a 15-minute presentation. Evaluations will include short weekly reports about the week’s reading, in-class presentations, and a final report proposing an original research project that extends the ideas developed in the class.
This course surveys approaches to second language (L2) learning and factors that influence its rate (and possible route) such as cross-linguistic influence, age and individual differences. Students will discover how humans learn language(s) after they acquire their first language (L1). Students are expected to actively participate in discussions as well as taking turns in leading the discussion on various topics covered in class.
エネルギー問題はエネルギー安全保障や気候変動の問題を通じて、今や全地球的な課題となっています。社会に本当に役立つ解決策を提示するためには、エネルギー利用の仕組みを理解するとともに、エネルギー・経済・気候システムのつながりを把握する必要があります。本講義では、複数のシステムを統合する科学的な見方や方法を学んだ上で、国や地域におけるエネルギー・気候変動の課題を発見・分析し、解決策を提示する力を身につけることを目指します。
世界には数千もの言語があり、興味深い多様性を示しますが、そのバリエーションには一定の法則性があることがこれまで明らかになっています。この授業では、文の意味と構造に注目して、さまざまな言語でのコミュニケーションを行うさいに、どのような知識・方略が動員されているのかを考えていきます。
メタボローム解析実習は、(1)分析化学技術、(2)細胞内代謝物質の測定法(代謝物質の抽出法、キャピラリー電気泳動質量分析法(CE-MS)による代謝物質の測定法)(3)メタボロームデータ解析の講義と実習をとおして、メタボローム研究の実際を体系的に理解することを目的としています。最先端のメタボローム測定手法の原理、測定法を学び実試料の細胞中の代謝物質を網羅的に測定し、ダイナミックな代謝変動を解析、考察します。
Design is undergoing a revolution. Technology is empowering more people to create and disseminate designs, and professionals and enthusiasts are using it to share their work with the world. Open design is changing everything from furniture to how designers make a living.
"Open design" was defined as design whose makers allowed its free distribution and documentation and permitted modifications and derivations of it. More than a decade later, open design with Digital Fabrication (3D Printing, Laser cutting, so on) is developing actively and constitutes an influential trend in the world of design.
I'll give you a lecture series of how open design has been working in the circumstances of COVID-19. And I'll give you a basic exercise of 3D-Modelling (Tinkercad, fusion360, OpenScad, blender) to create 3D-printed face-shield/face-mask.
本講義では、インタラクティブなシステムの開発・実践を通してオープンデザインの考え方を習得することを目的とします。
インタラクションデザインの分野においても、より多くのデザイナーやエンジニアの参加を促す為に、つくり方の共有や、コラボレーションを通した制作、利用者からの積極的なフィードバックの仕組みが非常に重要になってきています。本講義では、このような背景に伴い、オープンソースシステムの概念の普及や開拓を先導するWebDINO Japanと連携しながら講義を展開します。
今年度は具体的に、IoT (Internet of Things) のもたらす未来をテーマとして据え、組み込みハードウェアの開発を実践することで、インタラクションデザイン及びオープンデザインについての学びを深めていきます。
人間とコンピュータのインタラクションにおける概要とトピック:HCIの歴史、人的要因、新たなHCIの構築、HCI実験を順を追って習得します。
歴史や知識を吸収することに加え、演習課題としてArduinoを使って自らTUI(Tangible User Interface)を用いてインタラクティブなシステムを構築し、そのユーザ実験を設計・実施します。
*本年度は日本語開講です。
(備考1)この授業は日本語による授業と英語による授業を1年毎に切り替えて実施するため、教科書は英語のものを使います(http://amzn.to/2jOtKBD)。
(備考2)英語のみを話す履修者がいない場合には、日本語による授業として開講します。
気候変動は、かなり多面的で、現代社会を支えるエネルギーなど他の側面と強く相互作用する分野横断的な問題である。この問題に対するユニークな解決策はありません。言い換えれば、解決が難しい問題であると同時に、非常に興味深い問題でもある。
本講座では、気候変動問題の本質を、主に気候緩和の観点から取り上げ、講義と演習を通じて理解を深めることを試みる。
現在のWebは計算機や携帯電話の利用法のひとつとして使われているにすぎないが、将来のWebは全世界の人間や機械がいつでもどこでも情報をやりとりするためのコミュニケーションのプラットフォームとなると考えられる。Webの進化に関連する技術動向を、豊富な具体例をまじえて解説する。
本科目は建築の基礎演習を終えた大学院生を対象とする設計スタジオである。
SFCのキャンパスにあるバス停を敷地として、大屋根の下にカフェや待合室といった機能をもった複合的なバス停への改修を行う。第一課題として、近代に活躍した構造エンジニアやデザイナーについて調査・分析を行う。第二課題として、その分析手法を用いながらバス停の改修を行う。
私たちが住む世界は相当部分がことばによる認知を通じて成り立っている。心とことばの関係はどのようなものか、両者の関係はどのような認知発達を経て成熟し、変化していくのか。このような課題に、言語習得/学習研究、言語類型論、認知科学などの学際的なアプローチによって迫る。
世界の多元化が進む今⽇,⾼いコミュニケーション能⼒の開発が求められている。第⼆⾔語習得・外国語教育のメカニズムを定量的・定性的アプローチによって解明し,⾔語学習の実践に活かすことを⽬的とする。中でも⾔語運⽤能⼒に焦点を置き,多⾔語・多⽂化社会における,接触場⾯におけるコミュニケーション摩擦等の課題についても,認知⾔語学,語⽤論をはじめとする様々な視点を活かしたアプローチを有機的に取り⼊れ,異⽂化間コミュニケーションの円滑化について探求する。
本授業は、スポーツサイエンスを研究対象にしたプロジェクトです。修士論文においてこれらを対象にする予定のある学生諸君が指導を受ける教員とともに定期的なミーティングを行いながら自らが進める研究について、より深く知識と技法を学び、研究内容をより高めていくことを目的にしています。大学院生には修士課程において自らの研究内容を学会で発表することを求めます。基本的には大学院生が自らの方法論とそれを活用した研究活動をプレゼンテーションすることにより,それを話題にして討論します.
This AP aims to bring together graduate students and faculty throughout SFC doing research joining music/art and science. We will spend a full day one Tuesday (tentatively 11:10~18:00 Dec 6th, but exact date/time TBC) with students giving presentations showcasing their research.
This projects aims to use SFC trans-disciplinary knowledges to create a web of connected institutions with SFC as the Japan hub
Increased global interest in Japanese language and cultures has led to government support for cultural outreach programs with a focus on support for policy initiatives in the Asia-Africa corridor
The development of direct student-to-student connectivity and innovative materials has lagged. This project will utilize SFC resources to:
Develop student-centered connections with institutions supporting Japanese studies
(ISP-gombe DRC, St. Stephens College, India etc.)
Create web-based Japanese studies materials
and p-to-p diplomacy portals
我々を取り巻く物理空間・仮想空間がグローバル化する中で、多言語・多文化社会(コミュニティ)の理解・他者とのコミュニケーション能力は、いっそう重要視される。多様な言語を切り口にした外国語教育は、この社会の様々な局面・現場でリーダーシップを持って課題を解決できる人材育成を目指す。同時に、実践面だけではなく、定量的実験研究・定性的実践研究等を遂行するための、外国語教育研究の基本を指南する。