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応用語用論:先端研究の遂行(オンラインで実施)
本特別研究プロジェクトは,「コミュニケーション能力とは何か」を解明するため,特に語用論的能力習得に焦点を置き,様々な切り口から学習者が語用論的能力を習得していくプロセスを明らかにすることを目的とする。本プロジェクトは,二名の教員によって構成される。通年の研究会担当の中浜と,応用語用論の研究で世界的に著名なアメリカミネソタ大学名誉教授のアンドリュー・コーヘン博士によって講義・演習を行う。コーヘン氏はこれまで数えきれないほどの著書や論文があり,名誉教授となられてから以降も講演で世界を飛び回っておられるが,今回zoomでの特別研究プロジェクトということで,共同での開催が可能になった。基本的には,日英両言語で行うが,コーヘン氏の講義・演習に関しては英語で行うため,中上級以上(TOEFL500点ほど)の英語能力のある学生の履修を推奨する。学部生の特プロではあるが,高度な内容を盛り込むため,一般学部生,GIGA生以外にも,大学院生(修士・博士)の履修を大いに推奨する。このセミナーでは,応用語用論の先端研究を取り扱う予定である。まず応用語用論の基盤構築を行い,様々な切り口からこれまでの先行研究を読み進め,先端研究を自ら開拓すべく,パイロット研究をデザインするところまでを本特別研究プロジェクトの目的とする。履修生は2021年10月31日までに先行研究の批判的レビュー,研究目的,研究のデザインまでをまとめたレポートを提出すること。なお,レポートは日本語もしくは英語で執筆すること。
神経科学、皮膚科学、計測工学、3Dプリンタ、ものづくり、感性評価
本特別研究プロジェクトでは、ノーベル生理・医学賞に皮膚感覚の生物学・神経科学の観点から挑む。
皮膚科学・神経科学の最新研究知見を世界最速で深めてゆくともに、それらの援用した研究実践を行う。具体的には皮膚感覚について、生物学・神経科学・計測工学の研究を実践しデータ収集と解析手法を習得し、あたらしい皮膚科学研究の提案を行う。なお本研究テーマでは千葉大学との生物物理学研究を含む。
神経科学に興味を持つ学生、触覚科学に研究の興味を持つ学生、TRPチャネルやPiezoチャネルなど、2021年度ノーベル生理・医学賞研究に興味のある学生、もしくはノーベル賞を将来獲る野望と気概がある学生を歓迎します。また現在、生命科学の研究に興味をもって研究会に所属している学生でも、夏季休業期間に末梢神経系の神経科学研究について見識を深めたい学生も受け入れたいと考えています。
本気で世界最先端の神経科学研究をしたい学生が履修選抜へご応募するのがと良いと考えます。
神経科学は知識と計測工学を組み合わせた研究領域であり、中途半端な気持ち(=単位が欲しい)で受講することは認めませんので、その点ご留意ください。
人体常在菌のマルチオミクス解析
人体に共生している微生物はおよそ1000種類で約40兆個も存在していることが知られており、人体常在菌と言われている。それらの菌叢は各個人や環境によって大きく異なり、宿主とのクロストークを介して人体に様々な影響を及ぼしていることが知られている。本プロジェクトでは人体常在菌の中でも、腸内細菌と皮膚常在菌に注目し、メタ16S rRNA遺伝子配列シーケンスによる細菌叢解析やCE-TOFMSを用いたメタボローム解析などを行い、細菌叢・代謝物質・宿主の3者間の相互関係を明らかにすることを目的としている。今回の夏プロにおいても、細菌叢解析やメタボローム解析などを行い、メンバー間のディスカッションを行なうことで各個人の研究発展につなげていく。TTCK滞在期間は、授業時間以外も、各自自主研究を進めることができる。
デジタル技術利用に関する政策研究
アンケート調査を用いて政策研究を行う場面を想定し、アンケートの設計及びアンケートにより得られた結果を分析する効率的手法について、共に学習した上で、各自が実際に作業を試みることで定着を図り研究を深めます。
メタボローム解析手法の理解
近年、様々な種類のメタボローム解析手法が登場し、数多くの代謝物を測定することが可能である。本プロジェクトでは、代表的なメタボローム解析手法について理解を深めるとともに、実際に装置を使ってメタボローム解析研究を行う。
前世紀の終わりごろから、数多くの生物種において、ゲノムの完全長塩基配列が決定されてきた。これらゲノムプロジェクトが科学の各分野に与えたインパクトは計り知れない。我々は生物種の設計図を手に入れたということもできるだろう。また、 21世紀になってから極めて沢山のNon-coding RNAが発見されたことで、セントラルドグマにおけるRNA分子そのものの働きが無視できない状況になってきた。本プロジェクトでは、遺伝子制御に関わる機能性RNAやRNA結合蛋白質、およびRNA関連酵素に焦点をあて、 RNAレベルで制御されるような制御機構やその分子進化に関して研究を行う。特に本春プロでは、具体的なテーマとして以下(a)~(c)を設定する。 (a) バイオフィルム関連遺伝子の解析、 (b) エボラウイルスの比較ゲノム解析、 (c) 大腸菌の転写制御、特にCSDタンパク質に関する解析。
食と農
日本のスマート農業・フードテックの先端地域の一つである「十勝」において、先端技術を活用する農業者やスタートアップとの意見交換等を通じ、今後の我が国の農業・食の方向性について検討する。
Augmented Town 〜XR とロボティクスで街の近未来を描く〜
Augmented Town 研究プロジェクトでは、XR とロボティクスにおける最新技術を駆使した新しい街のプラットフォームを、鳥取県内の特定地域をモデルケースに構築することを目指す。本特別研究プロジェクトのキーワードは「拡張」である。地域の古き良き部分を残しつつ、「いま」に合わせて様々な技術を導入し、街に新たな価値と存在感を生み出す仕掛けをプロトタイプする。
都市集中型社会に対するオルタナティブを探る
実験地として協力関係にある群馬県 利根沼田地区 および富山県において、関係者、風の谷検討のコアメンバー *、SFC安宅研にて風の谷検討を行うコアメンバー、また様々な社会変革を仕掛ける方々が集まり、2022年春検討を多面的に検討する会議を開催する。そこに向けて様々な分析検討や設営、アレンジ、その他諸々を有識者の方々と行う。さらにプロトタイプを作り今後の検討に向けての問を生み出す。
*政府、アカデミア、産業界、編集者などの有力な方々
生命現象のモデル化とシミュレーション
生命の最大の特徴のひとつに動いていること、動きつづけることがあげられる。生命シス テムは、動くことによって環境と相互作用し、環境中に自らの存在を維持している。本プ ロジェクトでは、コンピュータシミュレーションを用いて、生命システムの動きを捉え、 その動作原理の理解に取り組む。履修者は、対象とする生命現象をひとつ選択し、細胞シ ミュレーション環境E-CELL上にモデル化し、シミュレーションを行う。得られた結果か ら、構築したモデルの妥当性、対象とした生命現象の動作原理を考察する。
コリアンスタディズ 発展1
本プロジェクトは、21年春に開講したコリアンスタディーズ(朝鮮語圏 地域研究)入門の発展編である。具体的には、①多様な学問領域の研究者(日韓)の最新の研究に触れ、研究動向を知るとともに議論をする、②表象文化としての韓国映画に現れた同時代の韓国社会の実像を把握し、自らの問題意識を設定し考察を行う、といった作業を通して、朝鮮語圏をアカデミックに捉えることの意義、視座をより高度なレベルで獲得する。さらには、それらを社会に発信する方法についても考え、実践する。
プロテオミクス研究の最新動向調査と考察
生命は複雑すぎて、その全体像を理解することは到底不可能だと思われていた。しかし21世紀に入り、ゲノムをはじめとする大量の生物情報が解析可能になったことから、ITを駆使することで生命を理解することが夢でなくなった。システム生物学は生物を統合的に理解することを目指す学問で、生命現象の本質に迫る重要な分野として近年注目を集めており、SFCは20年前からこの分野を開拓してきた世界的なパイオニアである。システム生物学の応用分野は医科学・地球環境・食品から生命の起源・進化の解明まで、無限に広がっている。
本研究プロジェクトでは、国内外のプロテオミクス研究の最新動向を調査して考察する。
プロジェクト期間中には、講義と演習形式でプロテオミクスの基礎知識の習得と最新動向調査を進める。活動を通して文献調査や論文読解のスキルを身につける。調査内容を要約しながら理解し、得られた知見を自身の研究に活かすためのプランについて考察する。
生物は自然環境の多様な環境情報を受容し生理活性や行動を変容させながら, 変動する自然環境下で生育している. しかしながら, 一般的な分子生物学実験は,実験者が注目している生物学的な変化を捉えるために,本来の生育環境とは異なり,単純化された環境で生物を生育させることが多い.このような実験室の中の研究のみでは, 生物を取り巻く複雑な自然環境を忠実に再現することは困難である.つまり, 自然環境下で起こる多彩な生物学的現象を理解するには,自然環境下にある生物を対象とした実験が肝要である.
そこで野外オミクスプロジェクトでは, 気温等の環境情報と, 自然環境に生育する生物を対象としたオミクス情報を統合して考察することで, 自然環境下における生物の環境応答を理解することを目的としている.
野外オミクスでは様々な自然環境条件でのサンプリングが要求されるため,サンプル数が肥大化し,大規模なオミクス解析になることが予想される. そこで, 大規模オミクス・野外オミクスに関する先行研究のサーベイを行い, 効率的な解析手法や, 解析における既知のボトルネックをあらかじめ理解しておくことは研究を始める進める上で重要である.
本夏プロジェクトでは以下の(A)~(C)の3 つのテーマからサーベイを行い, 分野全体を俯瞰して議論する. また, それらの対象生物種やサンプル数, 分析に取り入れた野外環境の変数について考察し,この分野の特徴を調査する.
A) 様々な生物における大規模トランスクリプトミクス
B) 植物の大規模トランスクリプトミクス
C) 野外トランスクリプトミクス
人体に共生している微生物は100 兆個以上存在していることが知られており、人体常在菌と言われている。それらの菌叢は各個人や環境によって大きく異なり、宿主とのクロストークを介して人体に様々な影響を及ぼしていることが知られている。本プロジェクトでは人体常在菌の中でも、腸内細菌と皮膚常在菌に注目し、メタ16S rRNA遺伝子配列シーケンスによる細菌叢解析やCE-MSを用いたメタボローム解析などを行い、細菌叢・代謝物・宿主の3者間の相互関係を明らかにすることを目的としている。今回の夏プロにおいても、細菌叢解析やメタボローム解析などを行い、メンバー間のディスカッションを行なうことで各個人の研究発展につなげていく。
ポリケチド生合成遺伝子クラスターのバイオインフォマティクス
数万~数十万のポリケチド生合成遺伝子クラスターが存在することが昨今のゲノム解析から予測されているが、各遺伝子クラスターの詳細は明らかにされていない。本プロジェクトでは、各遺伝子クラスターを様々な側面や角度から分析し、自然界で生産されるポリケチドに関して包括的な知見を得ることを目的とする。
プロジェクト期間中には、ポリケチド生合成遺伝子クラスターの情報が登録されている各種データベースの特性や利用法を学び、各遺伝子クラスターを分類・分析する手法を体得する。
ポリケチド生合成遺伝子クラスターのバイオインフォマティクス
数万~数十万のポリケチド生合成遺伝子クラスターが存在することが昨今のゲノム解析か
ら予測されているが、各遺伝子クラスターの詳細は明らかにされていない。本プロジェクト
では、各遺伝子クラスターを様々な側面や角度から分析し、自然界で生産されるポリケチド
に関して包括的な知見を得ることを目的とする。
プロジェクト期間中には、ポリケチド生合成遺伝子クラスターの情報が登録されている各種データベースの特性や利用法を学び、各遺伝子クラスターを分類・分析する手法を体得する。
アラビア語・アラブ文化イマージョンプログラム
アラビア語ネイティブの講師やTAと共に、アラビア語漬けの3日間を過ごす特別授業です。言語スキルの向上だけでなく、様々な体験講座を通じてアラブ文化への理解を深めることを目指します。言語学習はレベルに応じてグループに分かれ、それぞれ最終プレゼンテーションに向けて準備します。文化体験のワークショップは全員で取り組みます。山本薫研究会とアフマド・アルマンスール研究会のメンバーは、アラビア語の履修経験がなくても受け入れます。
オンライン版:3Dプリントメタマテリアルの実測・定量化、論文調査と論文執筆
3Dプリントで制作したメタマテリアルを、自宅で制作が可能な実験装置で実測の上、関連論文を網羅的に調査したうえで文脈上に位置づけ、論文執筆指導を行う。
本特別プロジェクトではTransactional Information Systems: Theory, Algorithms, and the Practice of Concurrency Control and Recovery (The Morgan Kaufmann Series in Data Management Systems)ならびにトランザクションに関する重要論文を輪読します。
非モデル生物のトランスクリプトーム解析
非モデル生物のトランスクリプトーム解析
AI技術の本質のひとつは知的労働の自動化にある。知的労働のエクストリームとして、芸術創作活動にならび自然科学研究が挙げられる。現実に先端的な科学研究の現場では、AIをはじめとする情報技術とロボット技術の急速な浸透、つまり研究室のサイバーフィジカル化が進みつつあり、AIが駆動することによって科学研究の進展自体が大きく加速する将来像が間近に迫っている。
この科目では、実験ロボットと接続したAIが実験を繰り返しながら新しい知識を発見する現場を演習による体験を交えて学修する。プログラミング言語Pythonを用いて制御できる液体分注ロボットを教材に用いて、履修者が書いたプログラムでロボットを動かし、また自らの身体を用いて同じ実験を実行する実習を通して、ロボットの身体性、ロボットによって自動化される科学実験の姿について体感しながら考察を深める。
本科目では「実践的メンタルヘルス」の特徴である、1)臨床医学(精神医学)と社会医学(産業精神保健や学校精神保健)、2)個人と組織、3)健常心理と精神病理、4)理想と現実、5)人間と法律、6)意識と無意識、7)座学と実学、8)一般性と専門性、などの境界性や中間性について、ケースを中心にグループワークを通じて、議論と対話を行うことが主な主題です。それによって、さまざまな現象を多角的に捉えて統合的に考える視点を身につけることを目標にしています。