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音楽神経科学(NeuroMusic)
我々の日常生活には、音楽が溢れている。では音楽とは何か、と問われたとき、科学的な観点や知見に基づいて洞察できる人々はこの世にどれくらい存在するだろうか。我々の日常に当然かのように存在する音楽。しかし我々は、音楽のことをまだよく知らない。NeuroMusic 研究会の主題は、音楽の「未知」を解き明かし、その本質に科学的に迫ることである。
近年、脳・神経科学の飛躍的な発展に伴い、音楽はヒトの脳や身体でどのように処理されているのか、その仕組みが徐々に明らかになってきた。得られた知見の中で、とても興味深いのは、我々が普段何気なく楽しんでいる音楽が、実は人類の文化・進化・発達の起源や、社会性や創造性、知覚、認知、運動、記憶、情動、学習など、人間の生物としての本質に非常に深く関わっている点である。なぜ、我々ヒトの脳や身体には、音楽に感動したり、癒されたり、踊ったり、歌ったり、演奏したり、音を楽しむ能力が備わっているのか。その理由を脳・神経科学の観点から解き明かすことは、人間の本質を探究することに他ならない。「音楽神経科学 (Neurosciences and Music: NeuroMusic)」は、人間の本質や起源に迫りうる、大変心躍る科学研究分野である。
本研究会の目的は、「音楽神経科学(NeuroMusic)」をテーマに、謎に満ちたヒトの音楽性の脳内起源を解き明かすことである。音楽とは一体何か、音楽サイエンス分野の開拓に取り組みたい人は、是非研究会の門を叩いてほしい。心から歓迎する。
音楽療法(Music Therapy)は、音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の健康の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用することえある(日本音楽療法学会)。近年、音楽療法のニーズは高まっており、介護施設や医療現場などで用いられているが、根拠となる科学的エビデンスが不足していることが課題である。よって、科学的根拠に基づいた音楽療法(Evidence-Based Music Therapy)の発展が希求されている(板東, 2008; 佐藤, 2011)。そのような状況の中、音楽がヒトの脳内でどのように処理されているのか、音楽の脳内処理の科学的解明を目指す「音楽神経科学」研究分野の発展に注目が集まっている(藤井, 2018)。音楽神経科学の発展は、脳神経科学的根拠に基づいた音楽療法分野(Neurologic Music Therapy: NMT)を開拓する上で重要である(アルテンミューラー&シュラウグ, 2013)。近年、音楽経験を豊富に積んだ高齢者は、音楽経験の少ない高齢者に比べて、ワーキングメモリーや実行機能など、認知課題の成績が優れていると報告された(Grassi et al., 2017) 。また、音楽に合わせた運動は、高齢者や認知症患者の認知機能を改善・維持する効果があると報告された (Satoh et al., 2014; 2017)。これらの先行研究を踏まえると、音楽はヒトの認知機能の改善や維持、長寿健康社会の実現に有用であると示唆されるが、その効用やメカニズムはまだ十分に科学的に検討されていない。本講義ではまず、音楽療法の基礎や現状、課題について学ぶ。次に、医療法人社団 紫蘭会 光ヶ丘病院 新藤悠子先生のご協力のもと、デイケアで実施される音楽療法や音楽支援療法、BGMの効果についてどのような検証が実際に行われているかについて学ぶ。具体的には、音楽の即時的効果や長期的介入における認知機能・意欲・うつなどへの影響、その効果と音楽機能や音楽歴などの背景の関係を検証するため、どのような科学的アプローチや認知・音楽機能評価が行われているのかについて、実践的に学ぶ。また、実際に、富山県高岡市にある医療法人社団 紫蘭会 光ヶ丘病院を実際に訪問し、デイケアでの音楽療法・音楽支援療法・BGM使用の現場を見学すると共に、認知・音楽機能評価を実践する。最後に、認知・音楽機能評価のデータ解析、統計学的分析の方法についても学ぶ。
宇宙とアート/2020年台のアート
2022年秋学期より「宇宙とアート/2020年台のアート」をテーマに、研究会を「A型」にて実施します。時代に左右されない芸術、そして、この時代だからこそ実現できる芸術を並行して追求します。過去の問題意識や文脈を整理しつつ、情報技術のスキルを身につける作業をしっかりと積み重ねます。3年間在籍すれば外部に発表できる作品がつくれるようになることを目指します。並行して、ハイパフォーマンスコンピューティング時代のアーティストとデザイナーのためのツールキットの開発も進めます。
神経科学、皮膚科学、計測工学、3Dプリンタ、ものづくり、感性評価
本特別研究プロジェクトでは、ノーベル生理・医学賞に皮膚感覚の生物学・神経科学の観点から挑む。
皮膚科学・神経科学の最新研究知見を世界最速で深めてゆくともに、それらの援用した研究実践を行う。具体的には皮膚感覚について、生物学・神経科学・計測工学の研究を実践しデータ収集と解析手法を習得し、あたらしい皮膚科学研究の提案を行う。なお本研究テーマでは千葉大学との生物物理学研究を含む。
神経科学に興味を持つ学生、触覚科学に研究の興味を持つ学生、TRPチャネルやPiezoチャネルなど、2021年度ノーベル生理・医学賞研究に興味のある学生、もしくはノーベル賞を将来獲る野望と気概がある学生を歓迎します。また現在、生命科学の研究に興味をもって研究会に所属している学生でも、夏季休業期間に末梢神経系の神経科学研究について見識を深めたい学生も受け入れたいと考えています。
本気で世界最先端の神経科学研究をしたい学生が履修選抜へご応募するのがと良いと考えます。
神経科学は知識と計測工学を組み合わせた研究領域であり、中途半端な気持ち(=単位が欲しい)で受講することは認めませんので、その点ご留意ください。
人体常在菌のマルチオミクス解析
人体に共生している微生物はおよそ1000種類で約40兆個も存在していることが知られており、人体常在菌と言われている。それらの菌叢は各個人や環境によって大きく異なり、宿主とのクロストークを介して人体に様々な影響を及ぼしていることが知られている。本プロジェクトでは人体常在菌の中でも、腸内細菌と皮膚常在菌に注目し、メタ16S rRNA遺伝子配列シーケンスによる細菌叢解析やCE-TOFMSを用いたメタボローム解析などを行い、細菌叢・代謝物質・宿主の3者間の相互関係を明らかにすることを目的としている。今回の夏プロにおいても、細菌叢解析やメタボローム解析などを行い、メンバー間のディスカッションを行なうことで各個人の研究発展につなげていく。TTCK滞在期間は、授業時間以外も、各自自主研究を進めることができる。
デジタル技術利用に関する政策研究
アンケート調査を用いて政策研究を行う場面を想定し、アンケートの設計及びアンケートにより得られた結果を分析する効率的手法について、共に学習した上で、各自が実際に作業を試みることで定着を図り研究を深めます。
メタボローム解析手法の理解
近年、様々な種類のメタボローム解析手法が登場し、数多くの代謝物を測定することが可能である。本プロジェクトでは、代表的なメタボローム解析手法について理解を深めるとともに、実際に装置を使ってメタボローム解析研究を行う。
前世紀の終わりごろから、数多くの生物種において、ゲノムの完全長塩基配列が決定されてきた。これらゲノムプロジェクトが科学の各分野に与えたインパクトは計り知れない。我々は生物種の設計図を手に入れたということもできるだろう。また、 21世紀になってから極めて沢山のNon-coding RNAが発見されたことで、セントラルドグマにおけるRNA分子そのものの働きが無視できない状況になってきた。本プロジェクトでは、遺伝子制御に関わる機能性RNAやRNA結合蛋白質、およびRNA関連酵素に焦点をあて、 RNAレベルで制御されるような制御機構やその分子進化に関して研究を行う。特に本春プロでは、具体的なテーマとして以下(a)~(c)を設定する。 (a) バイオフィルム関連遺伝子の解析、 (b) エボラウイルスの比較ゲノム解析、 (c) 大腸菌の転写制御、特にCSDタンパク質に関する解析。
食と農
日本のスマート農業・フードテックの先端地域の一つである「十勝」において、先端技術を活用する農業者やスタートアップとの意見交換等を通じ、今後の我が国の農業・食の方向性について検討する。
Augmented Town 〜XR とロボティクスで街の近未来を描く〜
Augmented Town 研究プロジェクトでは、XR とロボティクスにおける最新技術を駆使した新しい街のプラットフォームを、鳥取県内の特定地域をモデルケースに構築することを目指す。本特別研究プロジェクトのキーワードは「拡張」である。地域の古き良き部分を残しつつ、「いま」に合わせて様々な技術を導入し、街に新たな価値と存在感を生み出す仕掛けをプロトタイプする。
地域資源としての景観研究
徳島県名西郡神山町を対象地として、農村集落の景観調査、住民へのインタビュー、行政へのヒアリングなどを行い、地域資産としての農村景観を研究する。
「文化的景観」として提唱されている概念が示すように、景観はその地域の自然環境やそこに住む人の生業を含む総体的なシステムのあらわれであり、その保全には景観を成り立たせるシステム自体の維持・継承を図る「動態的保存」が求められる。しかし、そのシステム自体はわかりやすい形で可視化されてはいず、また、地域景観の何が保全すべき対象であるかを見定める方法や価値基準も確立されているとは言えない。地域の景観の理解のためには丹念な調査と分析、検討と議論が必要である。
神山町は傾斜地の石積みの棚田や段畑、鮎喰川沿いの農地などが織りなす山間の農村景観の美しさで知られる地域であるが、IT企業のサテライトオフィス誘致や私立の高等専門学校の設立計画が進めらるなど、今後の地域景観の急速な変化が予想されてもいる。現在、町として初めての景観計画の策定が検討されている。
本プロジェクトでは、神山つなぐ公社の協力を得て、神山町に滞在し現地の景観調査を行い、景観計画の検討への基礎資料を作成する。また調査を通じてフィールドワークの方法を学ぶ。
2015年9月、第70回国連総会において、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全加盟国の賛同によって採択された。2030年の達成へ向けたこのアジェンダの中心となっているのが、17の目標と169のターゲットを含む包括的な国際目標「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)」であり、この目標達成のためには政府だけではなく、民間セクター、市民社会、国連機関、その他の主体及び動員可能なあらゆる資源を動員することの必要性を説明している。
2006年に国連が「責任投資原則 (PRI)」が提唱し、機関投資家に対し、投資プロセスにおいて環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の3つの観点が不可欠であると訴えた。ESG投資への関心が世界的に高まり、続いて、国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)が「ポジティブ・インパクト金融原則」を2017年1月に、2018年11月にポジティブ・インパクトを測定する際に参照するモデル・フレームワークを発表し、さらには銀行版PRIとも呼べる「責任銀行原則(Principles for Responsible Banking, PRB)」を2019年 9月に発足させることを発表しており、グローバル・サステナビリティ投資に取り組む流れが加速している。また、日本においては年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がPRIに署名した2015年からサステナビリティ投資への関心が急速に高まっている。
この関心の高まりを追い風に、金融市場からSDGs達成に取り組む企業への資金流入が求められており、そのためには非財務的価値やESG要素等を評価する指標が重要な役割を担う。つまり、「何がSDGs的なのか」「SDGsを推進するとはどのようなことなのか」を表す基準の開発が必要とされている。
本講座では、持続可能な社会の実現のためにSDGs/ESGに貢献する資金の流れを生み出し、加速させる人材の育成を目指す。特に、SDGsの目標年である2030年に社会の中心となる世代の教育には大きな意義があると考える。具体的には履修者は、講義及びケーススタディを踏まえた上で、企業や事業への資金の流れを加速させSDGsの目標やターゲットを達成させるための実践的な「SDGs度」を計測するような指標を作成していく。
In September, 2015, at the 70th United Nations General Assembly, member states adopted the 2030 Agenda for Sustainable Development, along with the 17 Sustainable Development Goals (SDGs). The agenda explains the need for not only the government, but also for the private sector and civil society to mobilize all their available resources in order to achieve the goals.
In 2006, the United Nations proposed the Principles for Responsible Investment (PRI). The organization appealed to institutional investors that it is necessary to incorporate environment (E), society, (S), and government (G) into the investment processes. As a result, interest in global sustainable investment (ESG investment) has increased worldwide, and expected to further accelerate in trend. In Japan, for example, the GPIF (Government Pension Investment Fund) signed with the PRI in 2015. This suggests that interest in sustainable investment has increased among investors.
In response to this growing interest, an inflow of investment money is required from the financial market to businesses that are aiming to achieve the SDGs. Therefore, indicators that measure information about sustainability and ESG factors play an important role in this process. In other words, it is important that we develop a standardized index of the SDGs that express what it means to promote and progress within the goals.
The aim of this seminar is to foster students' abilities of creating and accelerating the inflow of investment money for the SDGs/ESG. It is especially key that we are educating the generation who will be the main societal actors in the year 2030, which is the target year for achieving the SDGs. In particular, students will be creating an index that measures the SDGs for companies and businesses by observing lectures and case studies.
SFC kotan――アイヌ語とアイヌ語口承文学を学ぶ
アイヌ語とアイヌ文化の学習と研究を進めてきている学生を対象として、実際のアイヌ語復興の現場を訪ね、最新の取り組みについて見聞を深めるとともに、アイヌ語・アイヌ語文化の実習を行う。
これまでの鈴木寛研究会は、情報社会におけるソーシャル・プロデュースをテーマとして、多くのベンチャー起業家、社会起業家、大組織における新事業の立上げの担い手の育成に大成功してきたが、2019年8月に、SFC研究所にSociety5.0時代の学びと教育ラボラトリ(代表 鈴木寛)が創設されたことと連動して、従来の「近代を卒業し、新たな世をつくるソーシャルプロデューサーの育成」に加え、【新たな世をつくる人を育む共育】について、研究し、実際に共育プロジェクトを構想・企画・実現することを研究会の目的に追加し活動してきた。
そして2021年秋、2022年春と、北海道更別村/広尾町にマイプロジェクトの一環として学生が移住し、一次産業をフィールドにソーシャルプロデュースの実践の場を構築してきた。(そして、今年度は内閣府が定めるデジタル田園都市国家構想において更別村が採択された。)具体的には、村役場や農協と連携を図りながら、一次産業に携わる方々の健康面でのヒアリング調査を実施し、ウェルビーング向上のための施策を地元事業者と共に検討している。こうした活動を経て、”卒近代における幸福とは何か”を自らの力で問いながら、少子高齢化社会において必要不可欠である共助の仕組みを創造している最中である。
そうした変革期の真っ只中を歩む上で、今回、特別研究プロジェクトとして北海道更別村をフィールドに、地方に幸福の再定義を行い、また学びを中心とした共助あり方を考える。
これまでの鈴木寛研究会は、情報社会におけるソーシャル・プロデュースをテーマとして、多くのベンチャー起業家、社会起業家、大組織における新事業の立上げの担い手の育成に大成功してきたが、2019年8月に、SFC研究所にSociety5.0時代の学びと教育ラボラトリ(代表 鈴木寛)が創設されたことと連動して、従来の「近代を卒業し、新たな世をつくるソーシャルプロデューサーの育成」に加え、【新たな世をつくる人を育む共育】について、研究し、実際に共育プロジェクトを構想・企画・実現することを研究会の目的に追加し活動してきた。
そして2021年秋、2022年春と、北海道更別村/広尾町にマイプロジェクトの一環として学生が移住し、一次産業をフィールドにソーシャルプロデュースの実践の場を構築してきた。(そして、今年度は内閣府が定めるデジタル田園都市国家構想において更別村が採択された。)具体的には、村役場や農協と連携を図りながら、一次産業に携わる方々の健康面でのヒアリング調査を実施し、ウェルビーング向上のための施策を地元事業者と共に検討している。こうした活動を経て、”卒近代における幸福とは何か”を自らの力で問いながら、少子高齢化社会において必要不可欠である共助の仕組みを創造している最中である。
そうした変革期の真っ只中を歩む上で、今回、特別研究プロジェクトとして北海道更別村をフィールドに、地方に幸福の再定義を行い、また学びを中心とした共助あり方を考える。
モデル生物にこだわらない特定の生命現象の解析の検証
SFC内に存在するWet-Bio棟では、遺伝子の導入や生物の顕微鏡観察ならびに小型水棲生物の飼育など、様々な実験が可能である。参加者は普段から特定の生物の有する生命現象に興味を抱いている者になる。まず各人がそれぞれの研究内容を全体で共有した上で、その疑問点や解決方策を討議し、その前提の下、サーベイをするとすれば何が考えられるかを討議する。各人はそれに従い、実験を実施する場合の綿密な計画をたてて、その進展内容を発表する。
北海道の道東地域は、湿原や湖沼、自然海岸など、手つかずの自然が残されている地域である。タンチョウやエトピリカに代表されるように、豊かな動植物も維持されている。道東の自然公園のうち、釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園、厚岸霧多布昆布森国定公園、野付風連道立公園を訪れ、その自然環境の成り立ちと動植物相を学ぶ。
教育を基盤としたソーシャルトランスフォーメーションの実現
THE RHYTHM OF MINE
大学生と高校生・中学生が共創する合宿型総合芸術プログラム。自らの”好き”を再発見し、美祢の「好き」を表現する、美祢市の里山、故郷としての魅力を自分の人生と重ね合わせて、理論的にそのエッセンスを導き出し、議論と芸術手法STOMPの融合によって、作り出す総合芸術プログラム。山口県美祢市を中心に中高生とともに作り上げるクリエイティブな3泊4日。故郷を知り、自分を知り、故郷だからこそ生まれた自分の「好き」をあぶりだして芸術というカタチに寝食をともにして作り上げる非現実の4泊5日、表現手法はSTOMP。そして最終日はホールで作品を発表して、表現しつくしてフィナーレを迎える。本プロジェクトは地方創生プログラムの総合芸術を通してのモデルを作ることを目的とした研究プロジェクトです。
都市集中型社会に対するオルタナティブを探る
実験地として協力関係にある群馬県 利根沼田地区 および富山県において、関係者、風の谷検討のコアメンバー *、SFC安宅研にて風の谷検討を行うコアメンバー、また様々な社会変革を仕掛ける方々が集まり、2022年春検討を多面的に検討する会議を開催する。そこに向けて様々な分析検討や設営、アレンジ、その他諸々を有識者の方々と行う。さらにプロトタイプを作り今後の検討に向けての問を生み出す。
*政府、アカデミア、産業界、編集者などの有力な方々
オンライン版:3Dプリントメタマテリアルの実測・定量化、論文調査と論文執筆
3Dプリントで制作したメタマテリアルを、自宅で制作が可能な実験装置で実測の上、関連論文を網羅的に調査したうえで文脈上に位置づけ、論文執筆指導を行う。
本特別プロジェクトではTransactional Information Systems: Theory, Algorithms, and the Practice of Concurrency Control and Recovery (The Morgan Kaufmann Series in Data Management Systems)ならびにトランザクションに関する重要論文を輪読します。
非モデル生物のトランスクリプトーム解析
非モデル生物のトランスクリプトーム解析
AI技術の本質のひとつは知的労働の自動化にある。知的労働のエクストリームとして、芸術創作活動にならび自然科学研究が挙げられる。現実に先端的な科学研究の現場では、AIをはじめとする情報技術とロボット技術の急速な浸透、つまり研究室のサイバーフィジカル化が進みつつあり、AIが駆動することによって科学研究の進展自体が大きく加速する将来像が間近に迫っている。
この科目では、実験ロボットと接続したAIが実験を繰り返しながら新しい知識を発見する現場を演習による体験を交えて学修する。プログラミング言語Pythonを用いて制御できる液体分注ロボットを教材に用いて、履修者が書いたプログラムでロボットを動かし、また自らの身体を用いて同じ実験を実行する実習を通して、ロボットの身体性、ロボットによって自動化される科学実験の姿について体感しながら考察を深める。
本科目では「実践的メンタルヘルス」の特徴である、1)臨床医学(精神医学)と社会医学(産業精神保健や学校精神保健)、2)個人と組織、3)健常心理と精神病理、4)理想と現実、5)人間と法律、6)意識と無意識、7)座学と実学、8)一般性と専門性、などの境界性や中間性について、ケースを中心にグループワークを通じて、議論と対話を行うことが主な主題です。それによって、さまざまな現象を多角的に捉えて統合的に考える視点を身につけることを目標にしています。
小中高生の自己肯定感・自己有用感を高めるワークショップデザイン研究
2020年度からのコロナ禍の状況下で小中高の教育内容は状況に応じて、オフライン、オンライン、ハイブリッド型と変化せざるを得なくなった。どの形態においても、学習者の意欲を向上させ、学習成果をもたらすような、自己肯定感、自己有用感を高める参加型、対話型のコミュニケーションを駆使したワークショップデザインの需要が高まっている。今回は当研究会で過去10年間に取り組んだワークショップの振り返り、分析、理論的整理を行い、新たなワークショップ提案をも含めた、ワークショップデザインブックを作成し、学会発表への道筋を作ることを目的としている。