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ヒトを対象にして研究を行う際には,必ず行動を観察し何らかの客観的データを得る必要がある.ここではヒトを対象とし,身体運動に関連する事象を観察し分析する手法を学ぶ.
ここでは,主として生理学的計測ならびに力学的計測,ならびにその前提知識に関して学ぶことになる.心拍,筋電図計測などの生体電気信号の計測や最大酸素摂取量などの生理学データの計測がある.力学的な観測に関しては,モーションキャプチュアや高速度カメラによる運動行為そのものの計測や,関節角度・角速度などの計測,あるいはフォースプレートを用いた床反力の計測などが挙げられる.こうした計測実験を行った後には計測したデータの解析が必然的につきまとう.この授業では得られたデータの解析をも含めて実習形式で履修する.
この講義では、パーソナリティ発達論で扱ったこころのモデルをベースに、乳幼児期から児童期にかけて発達してきた心的な世界が、後の青年期、壮年期、老年期を通して、周囲とのかかわりの中でさらにどのように変容していくかを考える。現代の精神分析的な視点から、家族・自己愛・アイデンティティ・対象喪失・心的外傷など、心をめぐるさまざまなトピックを、映画、ドキュメントなどの素材を用いたり、ゲストレクチャーなどを通して、各自が実感し、深く考えていくことを目標にする。
The course aims to introduce students to basic concepts of semantics and methods for practical analysis of linguistic data. We will put particular focus on the analysis of lexical meaning from a cognitive linguistic perspective. What is the mechanism behind our understanding of lexical meaning? How are our concepts structured via metaphors other conceptual operations? What might we be able to learn from the analysis of culturally significant lexical items? These are basic research questions of this course. Graduate students who have already taken this course are expected to enhance their skill further and to tackle on a research question which will result in a professional presentation.
「腸内細菌が私たちの行動を支配している!?」「太ってしまうのは実は腸内細菌のせいだった!?」
実はこれらは嘘のような本当の話です。私たちのおなか、すなわち腸管内には体を構成する全細胞数と同じくらい、あるいはそれ以上と見積もられている腸内細菌が生息しています。腸内細菌の集団を腸内細菌叢と呼びますが、これらが宿主の腸管神経細胞や内分泌細胞、免疫細胞とクロストークすることで、われわれの体に様々な影響を与えています。本講義では、健康維持・増進に寄与する腸内細菌叢の機能や、ビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクスを含むヨーグルトなどの乳製品の機能について概説するとともに、粘膜免疫系の発達における腸内細菌叢の役割や、腸内細菌叢のバランスの乱れがもたらす様々な疾患、それらの適切な制御による疾患予防・治療方法について、最新の知見も交えながら解説します。
ゲノム分子生物学は21世紀の生物学を担う学問の一つである。すなわち、生命科学を専攻する大学生・大学院生にとって必須の学問分野であるといっても過言ではない。本授業(ゲノム分子生物学1)と秋学期のゲノム分子生物学2を履修することで、該当分野の基本的な事象から、最先端の議論にまで触れることになる。授業は教科書「Genome 4」にそって行なわれるが、講師3人がそれぞれ、分子生物学やゲノム研究に従事してきた経験から、より具体的な解説を行なう。特に、ゲノム分子生物学1ではゲノムの構造から塩基配列の決定まで、実験技術に根ざした講義を行なう。
本講義では、UNIXオペレーティングシステムの機能を紹介します。 UNIXは、Linux 、 MacOSの、多くのサービサー側オペレーティングシステムの共通の基本的なオペレーティングシステムです。 UNIXオペレーティング・システムを理解することは、現在のコンピュータシステムのために役立ちます。オペレーティングシステムの機能は、ファイルシステム、デバイスであるI / O 、プロセス管理、メモリ管理、プロセス間通信、シグナリング/割り込み処理 。
この講義では、教育用に書かれたUNIX likeなオペレーティングシステムであるxv6を用いて、実際のオペレーティングシステムのコードを読んだり、新しい機能を追加することによって、オペレーティングシステムの構造や機能を理解していきます。
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスは、ここ数年で急激な進化を遂げ、普及率も上昇の一途をたどってきた。スマートデバイスの活用は、研究の場やコンテンツ制作の場など様々な場面で新しい発見につながる可能性を秘めていると考えられる。
本講義ではスマートデバイス上で動くアプリケーションの開発技法を学ぶ。 具体的にはマルチプラットフォーム対応の統合開発環境であるUnityを用いて、iOSとAndroidOS向けのアプリケーションを開発する。授業序盤は開発環境の使い方を、中盤はスマートデバイスならではの機能(タッチ操作、加速度センサーやGPSの使用、ネットワークへのアクセスなど)の実装方法を学び、最終課題として一人一本、スマートデバイス上で動くオリジナルアプリケーションを開発する。
プログラミング言語/開発環境であるProcessingを使用して、デザインとプログラミングについて考察する。また、実際にコーディングしながら実習・作品制作を行う。主にプログラミングの初心者を対象に、視覚的な表現を通して、プログラミングの基礎(制御構造、くりかえし)から始まり、最終的には、3D表現や画像処理、データ解析などを用いた高度な表現を取得することを目標とする。
コンピュータアーキテクチャは、システムをサブシステムに分割し、それらの間のインターフェイスを定義することによって、コンピュータシステムがどのように構築されるかを設計(および研究)する分野です。
この授業では、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせが並列処理によってパフォーマンスを実現する方法に重点を置きます。
パイプライン、共有メモリシステムのマルチコアCPU、GPUプログラミングに代表されるデータ並列プログラミング、分散メモリ、
MPIに代表されるスーパーコンピューターなどのメッセージパッシングシステム。
コンピュータのCPUやメモリ、デバイスなどを管理し、アプリケーションプログラムが動く環境を提供している最も基本的なソフトウェアシステムが、オペレーティングシステムである。具体的なオペレーティングシステムには、Microsoft社が提供しているWindows10やAppleが提供しているMacOS X、そしてUnixなどがある。
本授業では、オペレーティングシステムの機能や概念についての講義をおこなう。
The basic software of a computer is called its operating system (OS). The operating system loads other programs to create processes. Programs use the file system, network, and other services provided by the OS. There are many operating systems, including Windows and MacOS, but in this class we will focus on Unix and Linux. The basic concepts of processes, system calls, memory management and virtual
memory, file systems, networking, security and other subsystems will be presented. Because concurrency and parallelism are fundamental, and are becoming increasingly important at the application level, students will write at least one concurrent program.
本講義の目的は、データサイエンティストに必要なスキルの1つである大規模解析のためのITスキルを身につけることである。少量のデータであれば、Excelなどの表計算ソフトでもある程度の解析は可能である。しかし、数GB、数億レコードというデータは表計算ソフトで扱うことはできない。本講義では、大規模データを扱うための処理フレームワークについて学習する。
本講義では「情報倫理」や「情報モラル」の決まり事を学ぶのではなく、「情報倫理」そのものを設計実装する立場から考えます。社会で実際に発生しまさに今解決が必要な諸問題をとりあげ、規範、アーキテクチャ、市場、法などの観点からディスカッションを行い、正解のない問題に自らの倫理観に基づく答えを見出す力を養います。事例としては「著作権とイノベーション」「セキュリティとプライバシ」「追跡性と表現の自由」など相反する多様な価値観から調和的な技術と制度のデザインが求められる領域をとりあげます。受講者は、実際的な倫理的課題に取り組むことで、背景にある根本思想とアーキテクチャを理解し、利用者、開発者、経営者、政府など様々な立場において倫理的な課題を解決する前提となる知識やスキルを身につけます。想定履修者は情報技術、メディア、セキュリティなどの開発運用者、コンサルタント、政策担当者などのキャリアを目指す学生です。
コンピュータやインターネットは現在あらゆる人々に使用されており、これらのシステムのヒューマンインタフェースの設計が非常に重要になっていますが、世の中にはまだまだ適切でないインターフェースシステムが沢山存在します。
この講義を受講することで、ヒューマンインターフェイスの概念の基本を理解し、基本的な知識を習得できます。
Mobile network becomes an indispensable communication infrastructure not only for cellar phone service but also for emerging machine to machine communications including smart grid system. The understanding of mobile network requires the fundamental wireless communication technology, international standardization and radio regulations. This course covers fundamental theory and techniques, which supports the modern mobile network.
Webはインターネット上で情報を提供する重要な基盤となっていて,無くてはならない存在になっています.この授業では,Web技術について,HTML, CSS, JavaScriptなどのWebページの記述,Webサーバおよびフォームの取扱いからはじめ,XMLやRDFなどの基盤となる技術について取り扱います.
デジタルファブリケーションは、デジタルデータから直接「もの」を造形する技術であり、3Dプリンタ、レーザーカッター、CNCミリングマシン、デジタルミシン等が含まれます。本科目は、そのうち、レーザーカッターとデジタルミシンを前提としながら、本来的には「2D(平面)」的な加工動作を主眼に使われる装置を用いて、豊かな3D(立体)表現や可動的な変形機構を実現するために、「折り紙」と「切り紙」の幾何学的知識を講義と演習を通じて学びます。履修者は、いくつかの課題を通してその体系を理解し、最終制作を通じてその意義を深めます。この知識は、医療機器から、家具、建築、ロボット、モビリティ、ファッション、宇宙構造物まで、大小さまざまなデザイン領域に応用できるものになります。
Will Artificial Intelligence (AI) make it possible for us to live more meaningful and creative lives? Have personal computers and the internet really contributed to our happiness? As our daily lives are getting more and more dependent on various computer systems, the internet, and AI technologies, we are facing these questions.
At the same time, the rapid progress of AI technologies has made it possible for machines to do tasks we had deemed only humans can do (playing the game of Go / making music/writing haikus). It poses serious and essential questions: What is the difference between humans and machines. Which attributes make human so special (or not so special). Can computers be creative?
In this lecture, we will examine the impact of the interaction with AI technologies in our everyday life and try to envision the preferable design of "Machine-Human Interaction" and "AI-Human Interaction".
We'll use an easy-to-use AI platform to try out and examine the effectiveness/limitation of various methods of Deep Learning and Machine Learning.
The students are expected to make an interactive website using AI and write an article - for instance, an essay on the positive/negative impact of AI, a fictional story of an AI artist in 2045 - and present it at the end of the semester.
We'll publish an online gallery of the articles.
人間にとって音楽とは一体何でしょうか。なぜ、私たちヒトの脳・身体には、音楽を聴いてゾクゾクしたり、音楽を聴いて癒されたり、リズムに合わせて踊ったり、歌ったり楽器を演奏したり、音を楽しむ能力が備わっているのでしょうか。私たちが普段何気なく聴き、演奏し、楽しむ音楽は、実はヒトの文化・進化・発達の起源や、社会性や創造性、知覚、認知、運動、記憶、情動、学習といったヒトの脳機能を理解する上で、極めて重要な研究対象です。近年、ヒトの脳機能構造の計測技術は飛躍的な進展を遂げ、これまで謎に包まれていた音楽の脳内情報処理メカニズムが徐々に明らかにされつつあります。本科目では、心理学、神経科学、進化生物学、発達脳科学、身体科学、認知科学の視点を融合し、音楽と脳に関する最先端の研究知見について講義します。
本授業では特に触り心地・触感に焦点を当てる。私たちは生活の中で常に何かに触れているが、そのこと自体について注意を払うことは稀である。しかしながら、近年の身体性認知科学研究の成果により、日常生活の中での触れるという行動が私たちの意思決定を左右しうることが指摘されるようになってきた。私たちの生活を触れるという視点から眺めてみると、価値創造の方法の新しい視座が得られることが期待できる。本授業では、そのような視点から触感に関わる企業活動を取り上げ、業態の解析と提供している価値を触感の視点から再整理する。
※日本語を母国語とする履修生にも理解できるように授業を進めます。
フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングでは、山林(森林)、林業から木材、木造までを扱います。このフォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“上流”では、上流域にある山林(森林)や林業を中心に、フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“下流”は、中下流域にある木材や木造を中心にします。専門知識の教授ならびに、実態と問題、それに対する技術や社会制度について解説していくことで、履修生の専門知識の獲得と当該分野への理解を深め、また履修生各自の考えを醸成していきます。
国土の67%をしめる山林とそれに関わる産業は我々の生活に密接に関わっており、また山林から木材、木造に至る問題は、我が国の技術開発や社会制度設計が見失った側面を分かりやすく映し出す鏡とも言えます。
履修生が将来この分野を専門にしなくても、重要な意志決定をすべき時に、思考の広がりと深さに寄与する授業内容にしたいと考えています。
フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングでは、山林(森林)、林業から木材、木造までを扱います。このフォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“下流”では、中下流域にある木材や木造を中心に、フォレスト・サイエンス・アンド・エンジニアリングの“上流”は、上流域にある山林(森林)や林業を中心にします。専門知識の教授ならびに、実態と問題、それに対する技術や社会制度について解説していくことで、履修生の専門知識の獲得と当該分野への理解を深め、また履修生各自の考えを醸成していきます。
国土の67%をしめる山林とそれに関わる産業は我々の生活に密接に関わっており、また山林から木材、木造に至る問題は、我が国の技術開発や社会制度設計が見失った側面を分かりやすく映し出す鏡とも言えます。
履修生が将来この分野を専門にしなくても、重要な意志決定をすべき時に、思考の広がりと深さに寄与する授業内容にしたいと考えています。
てのひらにアリを乗せて歩いているところを想像してほしい.そのアリは,あなたが移動していることを認識しているだろうか.あるいは,あなたがすぐにでも⼿を握り,アリをつぶせることを知っているだろうか.このアリとは,地球表⾯に⽣きる私たちそのものである.
本講義では,地球がどのような理(ことわり)で活動しているのか,そのダイナミクスを固体地球科学の観点から解説する.地球誕⽣からの歴史をたどり,⽣物の出現やそれがもたらす環境の変化を追う.また,地球の営みの中で地震活動や⽕⼭活動はどのように位置づけられるのかや,津波や地殻変動のメカニズムを理解する.なお,気象学などの流体地球科学は地球システムB(担当教員:宮本佳明,春学期後半)で扱う.
⽇常から離れた時間・空間スケールを堪能する90分になるだろう.
基本的な気象・気候学の理解を得て、それら基礎理解を用いて、地球温暖化や大気汚染、ヒートアイランドと言った環境問題のメカニズムの理解を目指す。